食の宝庫、バリ島からお届け!2023年最新フードレポート【後編】

こんにちは、ゆるベジのmisakoです。4年ぶりに訪問したバリ島のフードレポート。後編は、私自身がお気に入りで通ったお店の魅力をご紹介です。

バリ島のフードレポート:変わりゆく飲食店の風景

もともと流行り廃りが激しいバリ島、それは人気の観光地ならではのこと。つい最近まで大人気だったお店が翌年訪問したらなくなっている、なんて当たり前の世界。

そんな中、特にこのコロナ禍は観光を生業とする彼らにとって本当に厳しい状況であったに違いありません。

4年ぶりに訪問したバリ島。残念ながら大好きだったお店が何件か姿を消してしまっていた中で、4年前と変わらず……いや、それ以上にパワーアップしていた大好きなお店もありました!

今回は、現在の外食事情も踏まえつつ、コロナ禍を経て頑張っている私がオススメのお店のご紹介です。

コロナ禍を乗り越えたお店の魅力とは?

コロナ禍でバリ島へ行けなかったしばらくの間、様々なSNS媒体を通して残念ながら閉店してしまったお店、そして開業したお店をくまなくチェックしていたのですが、やはり気になったのは『こんな状況の中でもお客様のハートを掴み閉店しなかったお店』。

一時期は全く観光客が訪れない時期を乗り越えて(観光で成り立っている孤島にとっては死活問題です)、こんなに苦しい状況の中で生き残ってきたからにはそれなりの魅力があるに違いない。

そこに注力してみました!

ヘルシーなカフェで楽しむバリ島の外食事情

まずは、ヨガスタジオが多く点在している山側ウブドという街のヘルシーなカフェ。

その名も『KAFE(カフェ)』。

ここのお店は何を頼んでも、ハズレはありません。全て当たり!

朝ごはんは『TOFU SCRAMBLE』という、

お豆腐炒めのメニュー
お豆腐炒めのメニュー

色々野菜入りのお豆腐炒めがお気に入り!(日本円で約450円、2023年5月相場)

お豆腐炒め
お豆腐炒め

バリ島ならではの『サンバル・マタ』というフレッシュな唐辛子のソースを追加(100円くらい)していただきます。

お豆腐炒めにサンバルマタ付き
お豆腐炒めにサンバルマタ付き

(右上の紫タマネギメインの食べるソースがサンバル・マタ)

そしていつも頼むのは『MEG』というサラダボールなのですが、普通のサイズとスモールサイズとがあります。

渡バリして最初にこのお店へ行った時、いつも『普通サイズでいいでしょ』と思いつつ、『イヤイヤ、確かいつも『学習して、スモールサイズにしなくちゃ』って思っていたんだよなーーー』と考え直すのがルーティンな懐かしいオーダー時。

この大きさで『スモールサイズ』。

メグサラダ
メグサラダ

日本円で600円くらい。

山盛りのフレッシュなサラダ(現地の人は常に火を入れたや最初食すため、フレッシュなサラダを食する習慣はありません、これはあくまでも観光客向けです)に、素揚げしたお豆腐やテンペ(大豆の発酵食)、スプラウトや湯がきワカメ、様々なナッツがトッピングされています。

このサラダはドレッシングも、様々な種類から選べますが、一番人気は『MISO ginger(しょうがみそドレッシング)』とのこと。

ドレッシングのチョイス
ドレッシングのチョイス

『日本食人気はヘルシー』という観点から健在です。

こちらのカフェ、毎日通っていたヨガスタジオ『The yoga barn』にも支店が併設されています。

バリ島に魅了されたオーナーが創り出すヘルシー&エキゾチックな食文化

同じくウブドの街にある、日本人経営者の『biah biah(ビアビア)』。

日本語メニューもあり、英語&インドネシア語が苦手な方も行きやすいお店。日本の居酒屋で『小鉢』的に出てくるようなサイズのおかずも用意されていて、一人でも気軽に行けます。

現地の食材で丁寧に仕込まれている小鉢の一つ一つは100~200円程度、料理をする側からすると申し訳ないくらいの価格。お得でなので少しづつ色々食べたい時には良いですね。

小鉢色々
いろいろな小鉢

上から時計回りに『テンペの唐揚げ』『鶏肉のサンバル和え』『インゲン豆とモヤシのココナッツ和え』、そしてここでもフレッシュな唐辛子ソース『サンバル・マタ』は欠かせません。

今回はたまたま、ここのお店の日本人オーナーの方とお話しする機会もあり、『バリ島ならではのおかず達を、一人で来てもちょいちょいつまみながら楽しめる、敷居が低いお店にしたい』との思いをお聞きして、ますますファンになってしまいました。

『多くの量は要らないけれど、ひとり旅でも色々な食事を楽しみたい!』の願いを叶えてもらえるのは、日本人オーナーならではのお心くばり。

さらに南に下がったチャングーという街でのオサレな老舗カフェ『The Shady Shack(シャディー・シャック)』。

ここはもう、大好きで大好きでたまらないお店。初めて訪れた10年前、毎日(もしくは毎食)通って、メニュー構成や盛り付けをじっくり観察していました。

4年前のコロナ禍前、少し離れた場所では大ブレイクしていた姉妹店は、残念ながらクローズしてしまっていましたが、本店のこちらは健在です!

一番人気の『NORI BOWL』には、海苔、枝豆、胡麻などの日本を代表する食材達に、なぜか『Japanese fried rice』という、お醤油味のチャーハンが付いています(多分日本人にとっては馴染みがない味。。。)。

NORI BOWL
NORI BOWL

私がいつもこの『NORI BOWL』と迷うのが、『Halloumi Cheese BOWL』。ハローミチーズという、焼いても溶けないトルコ発祥のチーズをグリルしたものがタンパク質として乗っていて、『NORI BOWL』のチャーハンの代わりに、蒸したキヌアが添えられています。

Halloumi Cheese BOWL
Halloumi Cheese BOWL

いつもこの『NORI BOWL』と『Halloumi Cheese BOWL』を交互にオーダーしている気がします。。。笑

ちなみにこういったヘルシーなカフェは、海外の方がオーナーであることが多いように見受けられます。

海外の方がバリ島へ遊びに来た時に感じるエキゾチックなアジア感と、その方のおしゃれアンテナの感性とがミックスされていて何とも言えないエネルギーが醸し出されていて、そんなお店が流行っています。

現地の方とコラボしながら、さらに素晴らしいものを形に。海外から来てビジネスをされていると言えど、地産地消に重きを置いていて、彼らが経営されているスーパーマーケットには地元の生産物が数多く並んでいます。

地元の野菜売り場
地元の野菜売り場

そんな彼らは、健康食品に関してもアンテナが高いのが特徴とも言えます。

今は全世界で市民権を得ているMISO(味噌)やTOFU(豆腐)もこだわって作られたものが販売されています。

お豆腐
バリ島で作られたお豆腐

古き良き食文化と新しいものがミックスされたハイセンスな食文化。両方がバランスよく存在しているのが、今のバリ島の食文化です。

次回のゆるベジレシピは、そんなバリ島に関するさらなる【番外編】レポートをゆるベジ目線でお届けします♪

misako