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音楽とヨガの関係
『バガヴァット・ギーター』は、ヨガを志す人のためだけではなく、あらゆる人に向けて、生き方の指針を教えてくれるものです。そこで説かれているのは、クリシュナ神からの教えである「自身のダルマ(職務)を全うする生き方」。
これは、ヨガマットの上だけで学べるものではありません。自分自身の人生を通して学びを深め続けるものです。
筆者のグル(師)であり、インドの古典音楽界の巨匠、Pt.ハリプラサード・チョウラシア(Hariprasad Chaurasia)氏は、現代によみがえったクリシュナとして、インドで最も著名な音楽家です。生涯を音楽のために捧げている師は、「音楽は瞑想である」と説きます。
名前の“ハリ”はクリシュナ神を意味し、“プラサード”は神から与えられた供物を意味します。
また、Pt.チョウラシア氏の奏でるバーンスリーと呼ばれる楽器は、クリシュナ神の楽器として知られるほか、ハタヨガにおいては、深い瞑想状態で聞こえるナーダ音と類似すると記されており、ヨガと非常に関係性の深い楽器です。
80歳を超えた現在も、年間を通して演奏活動を続けていますが、インドの長期ロックダウンによって公演活動を休止されているため、今回貴重な時間を頂いてインタビューをすることが叶いました。
音楽とスピリチュアル・ヨガとの関係性


音楽はヨガであると説かれていますが、音楽とスピリチュアルとは、どのような関係性があるのでしょうか。
私が思うに、ヨガ・瞑想・音楽は全て同じである。特にバーンスリー奏者は、ヨガと同様に、呼吸をコントロールすることが求められる。そのためには毎日長時間の鍛錬が必要である。
つまり、スピリチュアル的にも、身体的にも、精神的にも音楽はヨガである。


長いものだと、1曲を1時間以上かけて演奏するものもありますが、グルジは、6時間以上のソロ公演を何度も行ってきました。
それだけの時間音に集中し続ける瞑想状態の深さは、想像を絶しています。
それが私の演奏のモチベーションになっている。これは私の方法だが、瞑想をしながらバーンスリーを演奏している。


音楽を奏でることは、祈り



あなたが行うこと、食べるもの、供えるもの、与えるもの、苦行すること、それを私へのささげものとせよ。アルジュナ。(『バガヴァッド・ギーター』9章27節)
まずは心の状態を準備して、そして伝えなくてはいけない。まずは考えて、準備して、そして演奏する。


グルジから音楽を学び、ヨガ哲学を学ぶ中で、生きている間に行うことは全て、祈りとして行われるものだと私も考えるようになりました。
自身の全てを捧げること:常修と離欲
どのような目的の行動をするときであっても、まずは自分自身の全てをそこに捧げなくてはいけない。


成功者は、人が見えないところで誰よりも努力しています。グルジは、それを自身の行動で私たち生徒に教えてくれていることが、本当によくわかります。
私が演奏するときには、私の前に神が座っていて、神に向かって演奏していると感じている。それが全てである。
私の演奏が美しいかどうかは私では分からないが、観衆の前で演奏して、彼らの嬉しそうな顔を見たとき、初めて自分の音楽が良かったのだと知る。


6歳、8歳、10歳の子どもたちに演奏しなくてはいけないのなら、私は何をしなくてはいけないのか?そんなふうに子ども目線で考えてみると、難しい音楽は演奏できない。
まずは子どものための曲を作曲して、それを発展させていくのだけど、古典的すぎないようにする。ライトミュージックとミックスしながら、リズミックな演奏をして、子どもたちが喜べば、私はとても嬉しい。


もしも気に入ってもらえなかったなら、何が足りなかったのかと考え続けなくてはいけない。それも練習の一つである。

PART1のインタビューを終えて

笛を吹いている時だけではなく、いつでも音楽について考え続けているからこそ深く瞑想的な音楽が奏でられるのなら、道は本当に果てしなく長いのだと実感しました。
筆者は、日頃からグルジが練習する姿を近くで見させて頂いていますが、今回改めてグルジから言われた「自分自身の全てをそこに捧げる」という言葉に自分自身を見つめ直しました。
忙しいと、練習しながらも仕事や他のことを考えてしまうことが多々あります。しかし、練習を祈りの時間として行えば、そのような雑念をもった練習はできないはずです。
練習の時間は練習に、仕事の時間は仕事に、食事を頂いている時間は食事にと、マインドフルな生き方を見直して、自分の実践を深めるきっかけになりました。
(写真:筆者提供)
インタビューを動画で見る
Comapany name : Worldwide Record
Bansuri : Pt. Hariprasad Chaurasia
Composed and Arranged by : Umashankar & Bhawani Shankar
※著作者の許可を得て音源を使用しております。









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