こんにちは!よがくらげ雅子です。
私は普段は、フィットネスクラブやヨガスタジオなどで初心者から中上級者向けにレギュラーレッスンを担当しているのですが、たまにイベント的にターゲットを絞った特別クラスを担当することがあります。
行う人の層やその目的に焦点を絞って、より効果的に満足してもらえるようなプログラムなので、これがそれぞれにとても面白い♪
例えば
- 妊娠したい人へ向けての妊娠力UPヨガ
- 腰に負担がかかる事で起こる腰痛の解消ヨガ
- 骨盤調整ヨガ(といっても骨盤はほとんど動かない不動関節なので骨盤周りの血流改善など)
- メンズヨガ
etc…
受ける人の層や目的が違えば気持ち良く感じるアーサナもその効果も微妙に変わるものですが、中でも男性と女性は最も差が大きく、身体の構造のみならずアーサナへの取り組み方も微妙に違ったりします。
性別で変わる条件の違い
例えば、男性って女性に比べると身体が硬いというイメージ、ありませんか?
それには理由があって、男性は女性に比べ筋力が多く、筋肉は使わないと硬くなるため女性より柔軟性が低下しやすいという要因もありますし、女性は妊娠出産などの大きな骨格の変化に対応するために靭帯や腱の伸張幅が男性より大きい作りになっていることもあり、全体的には女性の方が男性より柔軟性の高い傾向があるようです。
しかし男性はヨガに向かないかというと全くそうでないことは、男性の有名インストラクター達が行う素晴らしいアーサナで一目瞭然ですよね。
特に筋肉の柔軟性は地道にストレッチをすることで誰しも向上するものですし、そもそも古来インドで発祥したヨガは、元々はヒンドゥー教のカーストで上位身分であるクシャトリア(王族・武士)の若い男子だけが学べるものでした。
現代でこそ女性がしなやかな身体をめざし行うイメージが強いですが、ヨガのポーズの中に女性には筋力や体格的な面で難しいものが多く存在するのも納得です。
つまり柔軟性の差はあれど男性も女性も等しくヨガを楽しめるということに間違いなさそうです。
では男女で骨格はどんな差があるかというと、まず、男性と女性では骨盤が大きく違いますよね。
男性は腸骨の縦の高さがありますが、左右坐骨結節間の幅は狭く、対して女性は腸骨の高さは低いが、左右坐骨結節間の幅は広い作りになっています。
つまり、全体的に男性の方が身体に対して骨盤の幅が狭く、女性の方が骨盤が横に広く大きいということ。
この骨格差がアーサナに影響しないはずは無い!
ここでは特に性差が出易い英雄のポーズ(ヴィラバドラーサナ)I、そしてⅡを例にとってみましょう。
今回はアーサナごとに2回に分けてお届けします!
第1回目は、英雄のポーズIです★
英雄のポーズI
おなじみ太陽礼拝の中でも行われる英雄のポーズIは両脚を大きく開いた状態で骨盤は正面、前膝を曲げ両脚の力強さと上体を引き上げる伸びやかさを感じながら呼吸を全身に巡らせることができる、コッコいい、まさに英雄らしいポーズです。

この英雄のポーズI、通称ヴィラI。アライメントを重んじるアイアンガーヨガの見地から言うと、両足のかかとは一直線上に並ぶのが望ましいポジションなんですよね。
一見簡単そうに見える英雄のポーズIですが、このアライメントで前後に脚を大きく開き、さらにその脚で大地を力強く踏みしめるためには両脚(特に後脚)への意識と、それに応える脚の筋力、そして安定させるバランス感覚も必要であり実は奥が深いです。
英雄のポーズIを行い易いのは男性?女性?
男女の骨格差から言うとこのアライメントを実践しやすいのは男性です。
男性は女性に比べ骨盤の横幅が狭いので、重心を中央にに寄せてかかとを一直線に並べるというポジションでバランスを取り易く、かつ筋力があるので後脚も含めて大地を踏みしめやすい条件が整っているんです!
さすが男性、たくましいヨギにはぜひ、この勇ましいポーズを実践してもらいたいものです★
なので私はメンズヨガなどのときは、ヨガの経験のある男性にはこの正しいアライメントを指導するようにしています。個人差はありますが初心者の男性であっても、案外と難なくこれでキープできてしまったりするので楽しいです。
もちろん女性にこのアライメントが無理なのかというと全くそうではなく、あくまでも骨格の条件で変わる得意不得意という話です。
そして女性がこのアーサナをより気持ちよく実践するために、ちょっとした調整はアリだと私は思っています!
英雄のポーズIで下半身を安定させる調整!
英雄のポーズⅠに限らず英雄系のアーサナはどれも脚の力強さが外せません。なので横広の骨盤を持った女性が下半身を安定させ、女性なりの脚力で力強く踏みしめるためには、脚幅を最大、骨盤幅まで開いても良いかと。

この方が女性の骨格でも無理なく安定させることができ、上体をより伸びやかに保つ事が出来ますよね。また、脚にしっかり力が入るということは下腹部も引き締まるので、背骨が柔軟で腰が反り易いという女性の特徴もカバーしやすくなります。
英雄のポーズIは勇ましさ、強さが魅力でもあるアーサナなので、まずは土台をしっかり安定させることを優先したいですよね。
現代には現代の、女性には女性のヨガを
元々は男性のみが行っていたヨガ。古代インドではたくさんのヨギ達が強い心と身体を目指し英雄のポーズIを行っていたのかもしれません。
現代に発達したヨガは女性が好んで取り組んでいるのですから、女性の身体にも合わせつつアーサナ本来の美味しいところを存分に味わっていけるといいんじゃないでしょうか(^^)
○次回は、英雄のポーズIIについて、お届け致します♪
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