アーユルヴェーダの基礎のキ:ドーシャ「ヴァータ|Vata」とは?

アーユルヴェーダの基礎のキ:ドーシャ「ヴァータ|Vata」とは?

Dr.ヴァサント・ラッド師から直々にアーユルヴェーダを学び、米国The Ayurvedic Instituteを卒業したアーユルヴェーダ講師福田真理によるコラム。「そもそもアーユルヴェーダとは何か?」「私たちの生活にどう活かせるの?」といったアーユルヴェーダに関する絶対おさえておきたいポイントを分かりやすくお伝えしていきます。

パンチャマハブータ(五大元素)の組み合わせで出来ている私たちの体質”ドーシャ”。ドーシャとは、体を構成している基本組織であり、3種類あります。

  • 空と風の組み合わせで出来ている「ヴァータ」
  • 火と水の組み合わせで出来ている「ピッタ」
  • 水と地の組み合わせで出来ている「カファ」

私たちの体には、この3つの性質が全て構成されていますが、ほとんどの人が3つのドーシャの中のどれかが優勢です。ドーシャのタイプは細かく分けると10種類近くありますが、大きく分けて3つの性質になります。

今回は”ヴァータ”ドーシャの特徴についてご説明します。

「空」と「風」の要素を表すヴァータは、運動・循環、異化作用を表します。体内では、血液の循環や心臓の拍動、神経系のインパルスの他、あらゆる「動き」を表します。

ヴァータの身体的特徴

  • 痩せ型で胸板も薄い
  • 骨ばっていて血管、じん帯などが浮き出ていることも
  • 関節がポキポキ
  • 身長が極端に高かったり低かったり、胴体と比べて手足がとても長かったり短かったり
  • 歯並びがバラバラだったり、歯が極端に大きかったりする
  • 肌は乾燥傾向
  • バランスが崩れると、乾燥肌、肌のささくれ、唇の乾燥、髪のパサつきや、ふけ、枝毛が目立つ
  • 目がキョロキョロと動き、ドライアイになりやすい

とにかくヴァータの代表的な特徴は“アンバランス”なところ。食欲や消化機能も不規則で、どか食い、いくら食べても太らない、痩せの大食いというのも典型的なヴァータです。忙しかったり落ち込んでいたりすると、食欲がなくなったり、食べること自体を忘れてしまったりと不規則になりがちです。

尿の量も少なく便秘になりやすかったり、女性は生理不順や生理周期がバラバラだったりします。

ヴァータの心理的特徴

  • 変化が好きでたくさんの事に興味を持つ
  • 新しい事にすぐ飛びついて始めるが飽きっぽいところがあるため長続きしにくい
  • フットワークが軽く、行動力があるけれどスタミナがあまりないので消耗しやすい
  • 気まぐれ屋さんで考えがコロコロ変わり、優柔不断
  • 柔軟性があり、新しい環境や人と打ち解けるのが早い
  • 実は変化に非常に敏感なため、知らないうちにストレスを溜め込みがち

おしゃべり好きで話している最中も常に体が動いていたり、落ち着きがないところがあるのもヴァータ特有な行動で、異常に心配性だったり、不安になりがちで、人の事が気になりいつもキョロキョロしているのもヴァータの特徴です。

まとめ

どうでしょう、この内容を読んでドキっとされた方、または周りに「あの人そうだ!」と思われた方がいらしたかもしれません。

この様な特徴は、あくまでもヴァータの性質を見分けるためであり、ピッタ、カパが優勢な人でもヴァータのバランスが崩れると、こういった行動が目立ちがちになりますが、必ずしもみなヴァータとは限りません。

“アンバランス”と”不規則”が特徴であるヴァータは、生活が不規則になるとヴァータのバランスが崩れやすくなります。最近、眠りが浅い、なかなか寝付けないなどという症状を感じられる方は、ヴァータに要注意。なるべく規則正しい生活を心掛けてあげると、心と体のバランスが自然と調和されていきますよ。

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