ウッターナーサナ、立位前屈を深めるフローで1年の締めくくりを!

ウッターナーサナ、立位前屈を深めるフローで1年の締めくくりを!

12月、皆さまいかがお過ごしでしょうか?大掃除や年賀状、クリスマスの準備、忘年会などなど、季節を感じる予定が色々あって毎日がスピーディに感じてしまいますね。

そんな予定たちを、リラックスタイムにヨガジェネカレンダーにカキカキしてくれていたら、嬉しくてテンション上がってしまう、よがくらげ雅子です。

さて、年末の気ぜわしさや生活リズムの変化、そこで気をつけたい心身ケアなど、前回の記事でお伝えさせていただきましたが、今回はそんな気ぜわしい12月にこそオススメしたいウッターナーサナ立位前屈を深めるフローをご紹介していきます!

12月のカレンダー配信開始! 冬至、年末、クリスマス …12月って、どんな月?

年末年始、太陽礼拝108回にチャレンジする方にとっても是非やってほしい、体の準備にもってこいの気持ち良いフローです。

プラーラのイラストをお供に、やってみてくださいね★

ウッターナーサナのポイント

数あるヨガのアーサナの中でもウッターナーサナは、行う機会が多いアーサナですよね。太陽礼拝を構成するアーサナでもありますし、スタジオレッスンでは初心者から上級者まで行います。

何度もやっている分、自分の癖が出やすくミスアライメントがそのままになってしまっている場合も見受けられます。

…偉そうに言ってますが、実は私もその一人。。。元々背骨がかたく、前屈が苦手な私は気をぬくとウッターナーサナの本来の意味を成していないアライメントをやってしまったり。

ここでは、丁寧に行うためのポイントを挙げてみますね!

背骨を伸ばすこと

ウッターナーサナは、自分の柔軟性に合わせたアライメントにしないと、腰が丸くなってしまいます。

背骨をしっかり伸ばした状態を保つことはウッターナーサナで、とても大事なポイントなので、背骨が丸くなるようなら膝の屈曲を少し緩めて構わないので、背骨の長さを保つようにしてみましょう。

ウッターナーサナは、背中を伸ばすのがポイント
ウッターナーサナは、背中を伸ばすのがポイント

足裏に均一に体重を乗せる

背骨を伸ばしたまま、股関節から屈曲する。この感覚を正しく掴むために必要なのが、アルダウッターナーサナ(半分の前屈)の練習です。

アルダウッターナーサナでは、背骨を前方に長く伸ばします。肩がすくむ場合は目線は前方にあげなくても良いので、腰椎、胸椎、頚椎までをスラリと伸ばす意識を持って行います。

ここで注意したいのが、お尻の位置です!

アルダウッターナーサナは、お尻の位置に注意する!
アルダウッターナーサナは、お尻の位置に注意する!

背骨を前に伸ばそうとすると、どうしてもお尻が後ろに引けやすくなりますよね。

股関節の引き込み、という意味ではそうなっても仕方ないのですが、そのためにかかとに体重が乗り過ぎてしまうと、脚を強く保つことが難しくなってしまいます…。

ここでも重要なのは、腰を伸ばすことなので、手は膝や腿などに添えてもいいのでつま先にもかかとと同じだけ体重を乗せるように意識すると、自分の柔軟性に合った正しいポイントが見つかります!

ウッターナーサナもアルダウッターナーサナも、あくまでも基本のタダアサナが基本になるので、

  • 下半身の安定感
  • 自然に伸びた脊椎

このポイントをしっかり押さえて練習したいですね。

ウッターナーサナを深めるフローヨガ

以上を踏まえつつ、ウッターナーサナを深めやすくするためのフローヨガをご紹介します。

呼吸とともに背骨を動かしつつ、膝裏から腿裏、背中側をストレッチしながら、ウッターナーサナを深めてみましょう。

ウッターナーサナを深めやすくするためのフローヨガ
ウッターナーサナを深めやすくするためのフローヨガ

まずはタダーサナから。

吸って両腕を上にあげ、背骨の隙間を開くイメージで少し後ろに伸展、吐く息でウエストから右にツイストし、両腕を横に広げ手のひらで空気を押し出すように肘を伸ばします。

吸いながら右腕を下からすくい上げて体を正面に戻し両腕を上に、吐きながら股関節から前屈しましょう。この時、背骨を伸ばすよりも肩の力を抜くことを意識して。

次の吸う息で肩出すくまない程度に目線を少し上げ、背骨を前に長く伸ばしアルダウッターナーサナへ。(もちろん、手は腿や膝に添えてもOK!)

伸ばした背骨のまま、吐いて前屈。ここではしっかり背筋を伸ばすことを意識しましょう!

吸って一度両膝を曲げて、右手指先を喉の下の床に着いたら、吸いながらで左膝を伸ばしながら左腕を上にあげて目線もあげます。右膝は曲がったままで良いので、左胸を引き上げ、左の膝裏をしっかり伸ばしましょう。

そして吐きながら前屈。吸いながら起き上がって余裕があれば少し後ろに伸展。そのまま反対側も行います。

反対側が終わったら、最後の前屈では腰を伸ばした状態で膝裏腿裏ののびを吐く息ごとに深めていき、キープしましょう。

このフローは、背骨の柔軟性を高めつつ、片方ずつ膝裏のストレッチもできるので、ウッターナーサナを自然に深めていく練習にとてもオススメです。

太陽礼拝の準備運動にも最適!ぜひ、取り入れてみてくださいね。

終わりに

いかがでしたか?今回はウッターナーサナ、前屈のポイントやその深め方を探ってみました。

忙しい年末を落ち着いた心で過ごせるように、肩の力を抜いて自分の体を丁寧に動かしてみるのも良いと思います!

せっかくの年末、身の回りの大掃除だけでなく、前屈で内観し心もデトックス。気持ちよく新しい年を迎えられるように、心身ともに清浄化(=シャウチャ)をしてみませんか?