ヨガ初心者必読!ヨガアライアンス(RYT200認定)養成講座の選び方

ヨガ初心者必読!ヨガアライアンス(RYT200認定)養成講座の選び方

RYT200認定のヨガ養成講座って、コースによって一体何がどう違うんですか?

こんにちは、ヨガジェネ代表のMIKIZOです。普段、ヨガの現場に立っていると、様々な方から色々な質問をいただくのですが、今日は、最近特に質問されるこのテーマについて、私なりに踏み込んで説明させて頂きたいと思います。

ヨガジェネレーションだけでなく、現在、日本のヨガ市場において、たくさんのヨガ養成講座(資格講座)が存在します。

そのほとんどがアメリカに本部がある、「Yoga Alliance|ヨガアライアンス」という協会の認定コースとなっており、業界内では通称“RYT200”なんて呼ばれたりします。

※全米ヨガアライアンスって何?はコチラの記事を

全米ヨガアライアンス認定RYT200資格とは?

昨今、このRYT200認定講座について、本当にたくさんの方から、

  • 一体何がどう違うの?
  • 値段の違いって何?
  • たくさんありすぎて選び方が分からない!

というご質問を受けるのですが、数ある講座の中から、自分にあう講座を、一体どう選らんだらいいのか?私の経験を基に、説明させて頂きます。

ヨガブーム到来からもうすぐ20年…。今や誰でもヨガの先生になれる!?

日本のヨガ市場は、2000年以降に急成長
日本のヨガ市場は、2000年以降に急成長

ちなみに、先に説明しておきますと、このRYT200認定講座って、特に公的機関が認める“国家資格”の類ではありません。しかも、何千時間勉強しないと受からないという、ハードルが高い、難関試験でもありません。

こんな言い方は不適切かもしれませんが、お金を支払って、約200時間ほど研修を受ければ、ほぼ誰でも修了書をゲットできる。そんな資格講座なのです。
(※一部、厳格に合否判定をしている、いい意味で厳しいコースも存在します)

こういう現状に、以前から業界内では、安易に修了書を発行すべきではない、とか、クオリティ維持をもっと考えるべき、という意見がありました。

しかし、今のところ各スタジオや認定講師が、ヨガアライアンス本部に申請をし、登録料を支払ったら、誰でもRYT200認定講座を運営できるという現状で、その講座は全国で増える一方…。それが現状なのです。
 
この業界で15年も関わらせて頂いている私からすると、個人的にモヤモヤする気持ちがないわけではありません。

ですが、ヨガだけに囚われず、客観的に他業界の市場成長事例を分析すると、一般的に右肩上がりで成長している業界では、こういう事象はよく起こっている事で、何もヨガ業界だけに限ったことではないんだな…と、下手に自分の心を痛めることなく、冷静に理解しています。
 
言ってしまえば、それくらい日本のヨガ市場は、2000年以降この17〜18年の間に急成長し、あと数年で20年を迎えようとしていて、成長過程の中で、たくさんのヨガ実践者が生まれ、今度はヨガ指導者を目指される方がたくさん生まれて、そのニーズに応える為に、RYT200認定講座もたくさん生まれ、自然な流れで多様化した、という事なんだと思います。

※ですが、心のモヤモヤは消えませんがね…(笑)

コースによって受講費が全然違う!RYT200認定養成講座って一体何が違うの!?

同じRYT200講座なのに、一体何が違うの!?
同じRYT200講座なのに、一体何が違うの!?

そんなRYT200認定講座。インターネットで調べてみると、日本全国のさまざまなヨガスタジオやヨガスクールが主催する、たくさんの講座がヒットします。

そこで、最初に質問されるのが、なんでこんなに受講費(値段)に差があるの?というポイントです。

そう、受講費ひとつとっても、安い講座なら20万円代から、高いコースになると、50万円以上のモノまで、取得できる資格は同じRYT200認定なのに、大きな価格差があります。

同じRYT200講座なのに、一体何でこんなに値段の開きがあるのか!?意味がわからない!そう思われる方も多いはずです。

しかし、ヨガ業界の運営サイドとしましては、この値段の違いには、ちゃんとした意味や理由があるので、同じRYT200講座なのに、ただ受講費だけが高い!という事はないので安心してください。

※逆にいえば、安い講座にもそれなりの理由がある、ということですね。

ですから、単なる受講費の高い安いや、通いやすさだけを判断して講座を選ぶのは、ちょっとお待ち下さい!と言いたいのです。
 
この値段の違いについて、一番分かりやすく説明するならば、大きな差は、その講座を担当する講師(メインティーチャー)の差、といえます。
 
例えば、皆さんがダンスを学ぶとします。

あるコースは、ダンス指導キャリア3〜5年の若い先生が丁寧に教えてくれて、値段もめちゃめちゃ安い。しかし一方は、なんとあのマイケル・ジャクソンが直接教えてくれる!?でも値段は安い講座に比べて、倍以上高い。
 
いかがでしょう?皆さんならどちらのコースに申し込みますか?

値段の安さだけを見て、全員が安い講座を選ぶとも限らないし、逆に全員がマイケルの高い講座を選ぶ、とも限らないのではないでしょうか?

別に無名の先生がダメで、有名な先生が凄い!とか、安い講座がお得で、高い講座はダメだと言ってるのではなく、「受ける人(生徒)のニーズによって、講座は選ばれるべきだ」と、私は思うのです。

前者のコースであれば、値段も安く、ヨガ資格のとっかかりとしては受講しやすいかもしれません。逆にマイケルから直接ダンスを習うのは、たしかに値段は高いかもしれないけど、かけがえのない経験や、“私はマイケルからダンスを教わったんだ!そう私はマイケルの弟子だ!”というプライド(誇り)も得られるのではないでしょうか?

多様化し、たくさん種類が増えたヨガ資格講座に対し、選ぶ側も、“選び方”を身に付ける時期が来ているのかもしれません。

ヨガアライアンス認定講座の選び方

ヨガアライアンス認定講座の選び方は、人によって様々
ヨガアライアンス認定講座の選び方は、人によって様々

もちろん、ただ料金比較だけをしてコースを選べ、と言っているのではありません。ヨガアライアンス認定講座の選び方は、人によって本当に様々あるのです。

ここでは、ヨガ業界でよく聞く“RYT200講座の選び方”をご紹介します。

受講費で選ぶ

やはり安いほうがいい!とにかく早く、RYT200認定書をゲットしたい!

という方には、ネット検索していただくと、お安いコースをお探し頂けます。逆に高い講座にはそれなりの理由があるので、内容を吟味する事が別途必要です。

講師(メインティーチャー)で選ぶ

誰から学ぶか?自分のヨガの師を誰にするか?ここを重要視される方も多い。

そういう方は、コース名にメイン講師の名前が入っている講座などがオススメですね。
(例:山田 太郎 直接指導によるRYT200認定ヨガ指導者養成講座)

そういうコースは卒業してからも、その講師とご縁(師弟関係)が継続するケースが多く、人生におけるヨガの師を見つけたい方はズバリこの選び方がオススメです。

講座内容で選ぶ

いや!私は値段や資格云々より、“何”を学ぶかを大事にしたい!

そういう本質派な方は、この選び方がオススメです。

RYT200というのは認定の名称ですが、その中でも、何に重きを置いたプログラムなのか?を説明会等で聞かれると、その内容の違いが理解できると思います。

例えば、伝統的なシヴァナンダヨガをメインで学んでいくコースなのか、はたまたアーユルヴェーダの理論を主軸に置いたコースなのか、など、内容に特性があるコースだと、何を学ぶべるのか?がより明確になるはずです。

受講期間で選ぶ

意外に知られていないのが、受講期間。

ビックリされると思いますが、最短14日間ほどで資格取得できるコースがあったり、最長では1年以上かかるものもあります。

とにかく時間がない!今すぐ修了書がほしい!という方は短期コースへ、かたや、短期間で知識を詰め込むのはちょっと…という方は、6ヶ月〜1年コースでじっくり学ぶ、という選択になると思います。

通いやすさで選ぶ

ここに重きを置かれる方って多いですね。わかります。

できるだけ近所で、時間的にも融通が効くコースがたしかに便利。ただし、この通いやすさだけを優先に考えてしまうと、講師(誰から)や内容(何を)という大事な部分が盲目になりがちなので、そこは要注意です。

いかがでしょうか?選び方ひとつとっても、様々ある事がお分かりになられたと思います。最近、色々な講座が増えたのも、生徒のニーズが多様化していて、それぞれに細かく応えていく過程で、講座数も多くなったということですね。

誰からどんなヨガを学ぶか?を大事にしたい。

MIKIZOアドバイス:まず、“誰”を師として学びを深めるのか?を大事にして欲しい
MIKIZOアドバイス:まず、“誰”を師として学びを深めるのか?を大事にして欲しい

いかがでしょうか?イマイチよく分からなかったRYT200資格講座の違いが、少しはお分かりになられたでしょうか?

では、最後に一言。

一応、この業界で長く関わってきた私が考える、RYT200講座の選び方を、みなさまにシェアさせて頂きたいと思います。
(※あくまで、わたし個人のオススメです)

私がオススメする選び方は、ズバリ!

誰?(どのメイン講師)から何?(どんなヨガ)を、中〜長期的に学ぶか?

という選び方です。

理由をご説明します。まず大前提として、皆さんがRYT200講座を今後、複数回受講することはないと思います。ほとんどの方が人生で一度だけ受講する講座、それがRYT200認定講座です。

であれば、私はまず、“誰”を師として学びを深めるのか?を大事にして頂きたいと思います。そして、その先生から、どんなヨガを学び深めるか?を真ん中に置いて講座選びを進めて頂きたいのです。

さらには、それぞれの事情によって、どうしても早く資格取得をしなければならないという例外を除いては、できれば中〜長期(半年〜1年)のコースに入って学んで頂くことをオススメしています。

なぜなら、運営側から見ると、カリキュラム的に内容が似ていても、メイン講師(誰が教えるか?)によって、講座の雰囲気や、伝えるヨガの理解度って180度くらい変わるという確信がありますし、数週間で詰め込んで学ぶのは、確かに早さという点では便利ですが、ヨガの本質的な部分って、最低でも、半年以上時間をかけて、実際に自分自身がじっくりヨガを体感し、“丁寧に府に落としていく”ことを大事にしたほうが、高いをお金をかけてトレーニングに望む価値があると思うからです。

ブームが起き、多様化が進んだヨガ業界だからこそ、資格講座選びも、みなさま“選び手”の目的を明確にする必要がある、私はそう思っています。

ヨガジェネレーションが企画するRYT200講座も、すべての講座が、それぞれ、“誰”から“何”を中〜長期間で学んでいただくか?を軸に企画されています。

もし、今後、RYT200受講を検討されている方は、ぜひ我々が情熱を込めて企画したRYT200認定ヨガ指導者養成講座もチェックしてみて下さいね。

皆様にとって、納得できる、選んで良かった!と思えるヨガ講座に出逢えますように。

長文お付き合い頂き、ありがとうございました!

ヨガジェネレーション講座情報

RYT200認定講座