こまが軸を中心にまわっている様子

新米ヨガインストラクターkayaの奮闘記 Vol.5

前回、オーディションに合格し、1つクラスを持てるようになった私ですが…このままお客様の前に立つわけにはいかないという不安の気持ちもいっぱい。

初レッスンまで3週間、何ができる?

初レッスンまで3週間。何ができるかを考えて、決めたことは2つ。

1つ目は、いろんなヨガに触れてみるということ

なんせ、ヨガ歴が浅い私。実はこの段階で、自分が学んだ流派のヨガしか知らなかったのです。

kayaインタビュー
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このままでは、他の流派との違いも伝えられない…まずはもっとヨガを知ろう!!

と決めました。

その頃、丁度地元のヨガスタジオでワークショップがあったので参加してみることにしました。すると…その3日後、そこでオーディションを受けさせていただくことになりました。

が、あっさりと落ちてしまうのです。

理由はたくさんありました。

  • 初心者の方が入りにくいので、このスタジオではヨガの哲学の話はしないということ
  • 最初に「初めての方?調子が悪いところがある方?」という質問がなかったということ
  • 説明が大雑把すぎる
  • 前でデモをしないと、伝わらないということ

悔しい気持ちもありながら、これだけのフィードバックをいただいたので、満足な結果でした。

初めに【調子が悪いところがある方?】という質問をするというのも、私が通ったスタジオやスポーツクラブではなかったことなので、私には新しいものでした。

今だから言える話ですが…その時の私は【調子が悪いところがある方?】の質問の意図がわかってませんでした。

私の思考回路としては…

痛いところがある⇒と言っても、グループレッスンなので、1人1人に対応することはできない⇒個人個人で気をつけてもらうしかない⇒となれば、質問する意味がないのでは?

というものでした。(この話は追々出てきます。)

インストラクターとして何を伝えたいか?

また、「ヨガの哲学の話はうちのスタジオではしません」という話をされたことは、私にとって「自分は何がしたいのか」を考える大きなきっかけとなりました。

私は自分がインストラクターとしてヨガの勉強をする前、スポーツクラブやホットヨガのクラスしか受けたことがなく、ヨガとは【健康・美を求めるもの】であり、ヨガに哲学があるということすら知りませんでした。

その後、自分が病んでいた時に、ヨガの哲学や考え方、生き方を知り、勉強して経験していくことで立ち直ることができました。

ヨガの考え方、生き方を伝えたい

そのため、インストラクターになろうと決めたのも、「ヨガのアーサナを教えたい」というより、「ヨガの考え方、生き方を伝えたい」と思ったところが大きいです。

それはヨガ哲学の話であったり、呼吸法であったり、瞑想であったり、チャンティングであったりするのですが…。

今まで「ヨガ=ポーズ」と思っていた方々にとっては、宗教っぽいと言われることもありました。

私の地元では、まだヨガのアーサナ以外の部分はあまり知られていない気がして、『受け入れられるのか?』という不安もありました。

でも…誰かが「ヨガにはアーサナだけでなく、いろんな面があること」を伝えなければ、いつまでたっても、「ヨガ=アーサナ・体が柔らかい人がするもの」という考えがなくならず、もったいない気がしました。

ヨガ=難しいポーズ、でやめてしまう人がいるのはもったいない

ヨガの一部を見て、『あんな難しいポーズとれない…』で、ヨガを辞めてしまう方がいるのは残念だと思い、この時、

kayaインタビュー
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これから先、どこでヨガをすることになっても、ヨガにはいろんな面があるということを伝える人であろう

と決めたのでした。

この時に、何を伝えたいのかを考えるきっかけを頂いたお陰で、その後インストラクターとしてやっていく中での1つ大きな軸ができました。

「ヨガの楽しさを伝えたい」でも「難しいポーズだって、練習すればできるようになるって伝えたい」でも、何でもイイと思います。

自分が何を伝えたいのかがハッキリしていれば、迷った時にどうすれば良いのか教えてくれる気がします。

と言っても、いつも想いだけが先行している私なので、2つ目に決めたのは、もう一度東京に行って、自分が学んだヨガを勉強するということでした。

次回、いよいよ運命の出会いをする東京旅行に出発です。