とっても簡単!場所を選ばずにできる心理学的リラクゼーション法

とっても簡単!場所を選ばずにできる心理学的リラクゼーション法

皆さんこんにちは。臨床心理士・ヨガインストラクターの南舞です。待ちに待った大型連休!今年は特に10連休という、かなり長いお休みになりますね。どこかに旅行へ!あるいは家でゆっくりなど皆さん過ごし方はそれぞれだと思います。

連休が明けたら5月。【五月病】と呼ばれるように、5月は新年度の頑張りや緊張が緩み、心身ともに疲れが出やすい時期と云われています。(実は、5月になるとカウンセリングの申込数もぐんと増えるのです)。

自分自身が疲れてくるのはもちろんこと、周囲も同じように疲労を感じ始める人が多いので、いつもよりイライラして態度や口調に表れたり、不安になりやすかったり・・・

周囲の‘不安’が伝染してしまって自分も不安になる、なんてこともあります。やることはこれからどんどん増えてくるのに、気持ちが落ちてしまっては、この先が心配になってしまいますよね。

今日は不安になった時や疲れを感じた時に、時と場所を選ばずに簡単にできる、心理学的リラクゼーション法をお伝えします!ヨガのレッスンの前に身体の緊張を解きほぐすのにもオススメですよ!

カウンセリングでも心と身体のつながりには注目

ヨガをやったことがある方は、ヨガのレッスンが終わった後に「身体もほぐれたし、なんか気持ちもすっきりしたな!」という経験をしたことがあるはず。

人間の心と身体は密接に結びついていると言われ、日常生活でも、心の状態が身体の不調に表れたり、逆に身体の不調が精神状態に影響したりするのを体感することってありますよね(ストレスを感じると胃がキリキリする、頭が痛いからイライラするなど)。

一見、身体とは無縁そうなカウンセリングの世界でも、実は心と身体のつながりは、とても注目されていて、身体から心にアプローチする研究をしている先生方もいらっしゃるのです!

私が普段カウンセリングを行う中でも、言葉で自分の気持ちを伝えることが苦手な人に対して、身体を使うようなカウンセリングを行ったり、ストレスをコントロールする方法のひとつとして呼吸法をお伝えしたりもします。また、カウンセリングよりも先に、身体の状態や日常の過ごし方を一緒にチェックするなど、そのくらい、体へのアプローチの効果は絶大だと感じています。

簡単にできるリラクゼーション法:漸進的筋弛緩法

今回紹介する、カウンセリングの現場で取り入れられる簡単なリラクゼーション法の一つが、漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう) と呼ばれるもの。

緊張して硬くなった筋肉を緩めることで、心をリラックスさせようとするものです。ふりがなを振らないとスムーズに読めないような複雑な名前ですが(笑) 名前とは逆に、初めての人でもとってもやりやすいのでオススメ。いくつか種類がある中で、手軽にできそうなものをいくつかピックアップしてやり方をまとめてみたので、ぜひ試してみてくださいね!

簡単にできる漸進的筋弛緩法のやり方

手:手のひらを上向きに両手を伸ばし、親指を内側にして強く握る。そして緩める。
肩:両肩をすぼめて力を入れて持ち上げ、ストンと落とす。
目:目を力強く閉じたら、目を閉じたまますっと目の周りの力を抜く。
足:両足を伸ばして、足先を前に、足の甲を天井に向けて力を入れたら、力を抜く。

漸進的筋弛緩法をする際のポイント

  • すべて、緊張→弛緩(緩める)を意識しながら行ってみましょう!
  • 吸う→吐くの呼吸に合わせて行うのもオススメ☆
  • 筋肉を緊張させるのは10秒ほどで、緩めるのは15秒から20秒ほどを目安に行います。
  • 無理がない程度に各部位2回ずつ程度行いましょう。

どうでしょう?今すぐにでもできそうなくらい簡単ですよね!

変化を受け止めることの大切さ

この記事の冒頭で、「連休が始まる前からそんな暗いことを・・・」って感じた人もいるかもしれません。でも、決して脅しているのではなく、「5月は心も身体も疲れが出やすい時期なんだ」「そして誰にでも起こりうるんだ」ということを事前に知っておくことで、自分の状態の変化に過度に驚かないようにすること、そして自分をケアすることにもつながっていくということの大切さを理解してもらえたらという思いからです。

何かが起きた時に、自分の身に何が起こっているのか、そして起きてしまったらどんな風にケアをすればよいのかを知っているのと知らないのとでは、問題への意識って全然変わりますし、気の持ち方がだいぶ違ってくると思うのです。

今年は【五月病】に影響されないように、あなたなりのリラクゼーション法を生活の中に取り入れてみてくださいね!