ついつい頑張りすぎるあなたへ バーンアウト(燃え尽き症候群)にならないために今から対策しておこう!

皆さんこんにちは。臨床心理士・ヨガインストラクターの南 舞です。今日は新年度が始まる前の最後の日曜日。というか明日から新年度なのですね!早い!!!しかも明日には新しい元号が分かり、5月には新しい時代が幕開けするということで、今年は特別な感じがするなぁと個人的には思っています。

明日からの新年度、皆さんはどんな状態で迎えるのでしょうか?

新しい環境でスタートする人もいれば、環境は変わらないけれど、新しい人を迎え入れる側ですという人もいますよね。いずれにせよ、みな共通して、「新年度は気持ち新たに頑張ろう!」と思う人が多いのではないでしょうか?

頑張ろう!と前向きになれるのはとても素敵なこと。でもその期待、いつも以上に高くなりすぎていませんか?新しい環境に移り変わる時は期待も高くなるので、どうしてもいつもの自分の力よりも頑張りすぎて、しばらくするとキャパオーバーした結果、どっと疲れてしまう・・・となる人が多いように思います。

ひどい時は【バーンアウト(燃え尽き症候群)】と呼ばれるなにもしたくない、何もできない状態に陥ることも。バーンアウトにならないためにも、新年度が始まる前に、自分がなりやすいタイプかを知り、そしてバーンアウトを予防するにはどうしたらよいかを少し意識しておくことをオススメします!

バーンアウト(燃え尽き症候群)とは?

皆さんはバーンアウト(燃え尽き症候群)という言葉を聞いたことがありますか?これは1970年代にアメリカでアメリカの精神分析学者フロイデンバーガーによって定義されてから、世界で注目されてきました。バーンアウトとは燃え尽き症候群とも呼ばれ、今まで仕事や勉強などに熱心に取り組んできた人が突然ガス欠のように無気力になってしまう状態のことです。

もともとは医師、看護師、心理カウンセラー、教師などの対人援助職と呼ばれる、いわゆる人と関わることが多い仕事の人たちに起きやすいとされてきましたが、今ではそういった専門職に限らず、対人関係にストレスを感じている人も多く、大きな仕事や目標が終わった後の疲労感や無気力感なども含めて、大きく定義されています。

もしこんな症状が出ている、あるいは感じたことがあるという人は、バーンアウトの前触れ、あるいはバーンアウトになっているかもしれません。

バーンアウトの前兆

  • 常にイライラしている
  • 仕事や目標が常に頭の中から離れない
  • 相手に対して威嚇したような態度を取る
  • ストレスが身体の症状として現れ始める

バーンアウトの症状

  • 情緒的消耗感:仕事によって情緒的な力を使い果たし、消耗しきっている
  • 脱人格化:相手に対して非人間的で思いやりのない態度を取る
  • 個人的達成感の低下:自分に対する自信や達成感が低下する

どんな人がなりやすい?

もちろん、対人援助職であってもならない人もいますし、大きな仕事や目標が終わった後でもまたいつも通り日常に戻れる人もいます。では、どんなタイプの人がバーンアウトになりやすいのでしょうか?

1. 完璧主義
何事も完ぺきにしないと気持ちがすっきりしない人はバーンアウトになりやすいようです。目標も高く明確な分、ストイックになりやすかったり、周囲とのギャップに悩みやすかったりします。

2. 仕事一筋
ワーカホリック(仕事中毒)という言葉があるくらい、仕事に夢中を越えて執着している人たちも最近増えてきました。仕事のストレスは仕事でしか発散できないという悪循環になっている人たちは注意です。

3. 周囲に過度に期待を求めている
「自分はこんなに頑張っているのだから、相手も頑張ってくれるに違いない。」そう相手に対して思いがちな人は、相手の行動が自分の意図したものと違うと心にぽっかりと穴が開きやすく、バーンアウトにも陥りやすくなります。

4. 他者と自分を比較しやすい
他者と自分を比較する人は、「あの人よりも優秀でありたい」「この中で一番になりたい」など、他人が基準になりやすいので、【他人に比べて自分はどういう立ち位置か】という見方になりがち。そうすると常に劣等感が付きまとい、途中で虚しさを感じていたり、疲れてしまいます。

バーンアウトにならないためには?

では、バーンアウトに陥らないために普段からどんなことができるのでしょうか。

1. しっかり休みを取る
まずできることはしっかり休養を取ることです。大体の人の場合、頑張りすぎて自分のキャパシティを越えていたり、物理的に睡眠不足だったり疲労が溜まっています。まずはしっかりと休養を取り、健康的な状態を取り戻すことから始めましょう。

2. 他人と自分は違うことを理解する
休息が取れて初めて、バーンアウトにならないための予防が始まります。まずは他人と自分は考え方も行動も違うことを理解することから始めましょう。

ヨガ哲学であるヨガスートラの中に「ヴァイラーギャ」という教えがあり、これは物事や他人と程よい距離を取り、他人は自分が課題を学びあうための存在であり、比べるものではないということです。

また心理学的には、人と比べることで自分の価値を見出そうとする人は【自己肯定感が低い】からということもあります。もしあなたが誰か身近な人に話してもすっきりしない、また人と比べて常に苦しさを普段から感じているようであれば、一度専門家とお話ししてみることも一つかもしれません。

3. 自分に意識を向ける練習をする
とは言っても、専門家へのカウンセリングに抵抗を感じる人もいるかもしれません。そんな時は、自分で自分と向き合う方法もあります。それがヨガ。ヨガで大切にされる呼吸法やアーサナ(ポーズ)は、自分のペースを大切にし、自分らしくあるための練習になります。

日頃からヨガの練習をし、自分の感情が落ち着いている状態、身体が心地よい状態を知っていれば、何かストレスフルなことが起きても「いつもの自分と違う」と身体や心のSOSに気づくことができるのです。

またイスラエルの研究では、バーンアウトになりそうな状態にあっても身体を動かすことでうつ状態になるリスクを回避することができるということも明らかになっています。

いつもより長めの記事にお付き合い頂きありがとうございました(笑)

環境が大きく変わり、そこに適応しようと誰もがいつも以上に頑張りがちなこれからの時期。頑張っている時は気持ちが高ぶっているので頑張れるのですが、連休明けに気が緩んでくるとどっと疲れが出てくることが多いのです。そんな時にバーンアウトになりやすいと言われています。
この春はバーンアウトに気をつけて、いつもよりもあなたのペースを大切にしながら過ごすことを意識してみませんか?

仕事や目標があると、ついつい頑張ってしまうそこのあなた。頑張る時も必要ですが、休息や自分の趣味などの時間を大切にし、うまくガス抜きして言ってくださいね。皆さんの新たなスタートを陰ながら応援しています!

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