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ヨガをしていると生まれる“心の壁”をどう乗り越えるか
最初はただ楽しくて気持ちいいだけだったヨガの練習。
しかし練習を続けていくと、思うように体を動かせなくて焦ったり、不安になったり、はたまたちゃんと練習をやらなきゃと苦しくなったり…。
前より楽しんで、気持ちよくポーズを取れていないと感じているのなら、このような心の状態の変化が大きいかもしれない。
今回は、不安と恐れ、さまざまな感情が入り混じる心の壁をどう乗り越えていくかを考えよう。
とにかく怖い!恐怖心の壁
“恐怖心”というと、まるでジャマもの扱いする人がいるが、決して悪いものではない。というのも、恐怖心は安全に生きていくためのツールだから。恐怖心があるからこそ、失敗やケガをせずにポーズを取る方法を学ぼうとする。
怖いもの知らずで、一人、逆立ちのポーズにトライして転んでは、へへへっ…と笑っている強者も中にはいるけれど、大半の人はやり慣れていないことに少なからず恐怖心を感じるもの。
何しろ、逆立ちのポーズともなれば、顔をぶつけたり、転倒してケガをするかも…というのは簡単に想像がつく。
そんな恐怖心が立ちはだかる時は、安全にポーズにトライする方法を教えてくれる先生を見つけよう。
ポーズに入るまでの過程やポイントを頭で理解できれば、安心感を得ることができる。もし、どうしても怖いなら無理して行う必要はない。ヨガのポーズができたとしても、ごほうびをもらえるわけでもないのだから。
ポーズをするための方法論をたくさん理解して、ゆくゆく怖さが消えたらチャレンジすればいい。恐怖心があるからこそ、注意深く、集中して学ぼうという姿勢ができる。
ポーズはちょっとしたゲームみたいなもの。恐怖心が遊び心に変わるまで正しい方法論を学んでいこう。
心が勝手にざわつきだす…ざわつきの壁
いざ、ポーズをやろうと思って、マットにのったはいいが、どうも今日は心がピーチクパーチクしゃべりだして集中できない!
そんな日もある。原因はさまざま。日常生活で気になることがあるのかもしれないし、精神的に落ち着かない日なのかもしれない。または、体のある部分が気になってしょうがないのかもしれない。
原因がわかればいいほうで、どうして心がざわつくのか思いつかない時さえある。集中力が欠けてしまうため、アームバランスや片脚のバランスポーズ、倒立など力や集中が必要なポーズは取りにくいだろうし、普段なら時間をかけて行うところをササッと流してしまったりする。
しかし、戦士のポーズⅡなど、安定感があり長く保持するのが苦にならないポーズなら、むしろざわつきをなだめてくれることがある。呼吸とともに、じっくりじんわり、心をなめまわすように動いてみよう。
ざわつきの原因はなくなりはしないが、対処法や新しい捉え方が思いつくかもしれない。最終的にはやっぱりヨガをやってよかった! そう思えるはず。
心がどんな状態であっても、とりあえずヨガをしてみる。このスタンスは悪くはないだろう。
私はダメ人間!?続けられない壁
あなたは毎日ヨガをするように誰かに頼まれているのだろうか。ヨガは自由意志で行うものだから、ヨガを毎日しなきゃいけないなどと、義務感や使命感を感じる必要はまったくない。
やらないことが罪悪感になるから、という理由で体を動かすとしたら、それほどつらいことはないのでは。体の動きは鈍いし、何より心がキツイ。そんな人は、やりたいと思えるまで待ってもいい。
一方で、毎日ヨガをするのが楽しくて仕方ない人もいる。健康になっていくようすや身体的な効果がリアルに感じられ、毎日自然にマットに引っ張られていく。
時間がなくてできない日もある。身体的理由でできない日もある。ヨガを始めたきっかけもつき合い方は人それぞれ。みんな同じようにヨガをしなくてもいいのだ。
もし、毎日やりたくても怠け心が原因で継続できないのなら、生活の中にルールを作っておくのも手。マットを目に入るところに敷きっぱなしにするとか、何曜日のこのクラスには絶対行くとか、毎週友達と約束しておくとか、ルールをあらかじめ設定しておこう。
心がやらない理由をあれこれ言い出す前に、とりあえずマットにのってみたらいい。きっと満足できるはず。
自宅だと集中できない…自主練の壁
毎日ヨガクラスに行くことはできなくても、マット一枚あれば、自宅でもヨガを楽しむことはできる。でも家だと集中できない、先生のインストラクションがないと気持ちよくない…そんな声も聞こえてきそう。
確かに、ヨガを始めたばかりのころは、ヨガクラスに集中的に通うのもオススメ。体の正しい使い方、ヨガの姿勢を教えてもらえるし、誰かが見てくれて、いろいろなポーズを取り入れながら、バランスよく体を動かすことができる。
ある程度慣れたら先生が言っていることを、自分の体に照らし合わせて理解できるようになりたい。
目に見えない部分の体も感覚的に捉えながら、自分で自分の体を指揮していく意識を持つことが大切。
わからないところや気づかないところは先生から教わるが、最終的には自分で自分に教えていく。
こんな自立心、主体性があると、ポーズの上達につながりやすい。
ヨガクラスは新鮮な気づきを得る場所として、自主練は自立心を養う機会として捉えてみたらいいのでは。
自分を守るために知ること…限界の壁
ポーズにチャレンジしていく時に、自分の限界を知っていることはメリットがたくさんある。
まずケガの予防。これ以上開いたらバランスを崩すな…と察知して、その一歩手前で止まることができる。
注意は一秒、ケガは一生。一瞬の注意を怠っただけで、一生にかかわるケガしてしまいかねない。
ポーズは安全に楽しみたいもの。そのために関節、靭帯、筋肉の質、骨格など、自分の体の限界を知っておくことは大切だ。
また限界を知っていると、限界の壁を伸ばすこともできる。毎回限界のギリギリのところまで行くと決めて、ヨガを行う。限界の壁が少しずつ向こう側に行くから、結果、限界が伸びていく。
注意したいのは限界ギリギリのところで、必ず止まること。限界に挑戦するのはムチャすることじゃない。前に押す自分と、止める自分の両方がいつも自分の中に備わっていて、冷静に正しい方法論を選ぼう。
うまくいく時も、そうでない時も自分の心と向き合おう
ヨガは内観を大切にする。だからこそ、ちょっとした心のざわつき、揺らぎに気がつきやすい。
心が落ち着かないと、つい自分を責めてしまいがち。しかし、その心の状態を受け入れ、その時にできることを粛々と行う、そんな自分との向き合い方もまたヨガだ。
ツライ時は、もちろん休んでもいい。しかし少しでも、心の奥でヨガを求める自分がいたら、そっとマットの上に座ってみよう。心がざわついていることに気づいたら、ゆっくりと自分の呼吸を見つめてみよう。
変化する心に寄り添いながら、自分にとって快適なヨガとのつき合い方を探求してみては?
イラスト=マー関口
文=Yogini編集部
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