インフルエンザの対策、もうはじめていますか?乾燥する冬を迎えるにあたって、インフルエンザ対策はかかせません。特に今年は11月中旬には全国的な流行期に入ったと発表されており、これは例年より1ヶ月以上も早いそうです。
その分、いつもより早めに予防と対策を行う必要があります。今回は、インフルエンザワクチンの有効率といった具体的な数字を交えながら、インフルエンザ対策についてご紹介します!
多くの人前で話す職業だからこそ、気をつけたい
ヨガインストラクターは、多くの人に接する仕事です。自分がインフルエンザにかかると、自身のレッスンを休講、もしくは代講を出さなければならない、といった事以外に、生徒さんなど、他の方へ感染を広げはしなかったか、と心配になってしまいます。そんなことにならないよう、予防をしっかり行いたいものです。
インフルエンザ対策と言っても、具体的に何をすればいいのでしょうか?厚生労働省によると、下記5つの方法が有効だとされています。
- 流行前のワクチン接種
- 外出後の手洗い等
- 適度な湿度の維持
- 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
- 人ごみや繁華街への外出を避ける
(インフルエンザQ&A 厚生労働省より引用)
この中で、5の「人ごみや繁華街への外出を避ける」という項目は、仕事柄難しいという方も多いでしょう。ですが、2~4は誰でも実施できる項目となりますので、普段から意識したいものです。
ヨガ関係者はワクチン接種率が低い?
対策の1つであるワクチン接種はもうお済でしょうか?私自身、今年は11月中旬に接種を終えました。
ワクチンには賛否両論ありますが、私は特に打てない理由がないのであれば、接種をしたいと思っています。そんな中で、興味深い研究を見つけました。
なんと、62~67歳の女性を対象に行われた研究において、ヨギーニはインフルエンザワクチンの接種率が、ヨガをしない人と比べて約2割も低いというのです。1)
ちなみに、研究が行われたオーストラリアでは全ての成人にインフルエンザワクチンの接種を推奨しているそうです。それにも関わらず、ヨガを行う人は、そうでない人に比べてワクチン接種率が低いというのです。
オーストラリアでの研究ですので、これがそのまま日本に当てはまるというわけではありません。ですが、前回の記事でも書いた「ヨガ関係者が薬にあまり良いイメージを持っていない」という私の実感と、この研究結果はある程度の一致があるとみていいのではないでしょうか。


など、様々な意見をお持ちの方がいらっしゃると思います。接種を迷っている方や、摂取の意義が感じられない方向けに、ワクチンの効果と限界についてお伝えさせて頂きます。
インフルエンザワクチンの効果と限界
まずは、「ワクチンを打ってもインフルエンザになったことがあるから、意味なくない?」というご意見をお持ちの方へ、お伝えしたいことがあります。
それは、「インフルエンザワクチンは、麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果が期待できない。」2)ということです。ですから、「ワクチンを打っても発病してしまった」というのは、起こりうる話なのです。
では、ワクチンにはどんな意味があるのでしょうか?それは、「重症化を防ぐ」ということです。
具体的に、ワクチンの効果をお伝えします。
6歳未満の小児を対象とした研究では、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%※と報告されています。4)
※ワクチンを接種せず発病した方のうち60%は、ワクチンを接種していれば発病を防ぐことができた、ということを示します。
インフルエンザは通常、発症してから1週間ほどで回復すること、また珍しい病気でもないことから軽視されがちですが、まれに重症化し命を奪うことすらある、ということを忘れてはなりません。
特に、キッズヨガやシニアヨガ、マタニティーヨガ、産後ヨガなどを指導する場合は、妊婦さんや子供、高齢者に感染を広げないためにも、しっかりと対策したいところです。
意外なあの飲み物に、予防効果あり?

手洗いや咳エチケット、ワクチンなどといった代表的な予防方法の他に、意外な飲み物にインフルエンザの予防効果があるかもしれない、と期待されています。それは、紅茶です。
紅茶の中に含まれている成分“紅茶ポリフェノール”にインフルエンザウイルスを無力化する力があるのです。お茶科学研究所の研究によると、インフルエンザウイルスに紅茶をかけた後、感染能力をほぼ0にするまでにかかった時間は、たったの15秒ほどだったそうです。
これは、緑茶やココア、珈琲など他の飲み物より紅茶の方がインフルエンザを無力化する力が強く、そしてスピードも速いことを示しています。
本当に、紅茶を飲むとインフルエンザにかかりにくくなるのでしょうか。お茶科学研究所の調査によると、ほとんど紅茶を飲まない方の約25%がインフルエンザを発症した一方、紅茶を毎日飲む人は、15%ほどしか発症しなかったそうです。
ただ同じ調査で、インフルエンザワクチンを打ってもインフルエンザになった人は約8.3%だそうですから、ワクチンにはさすがに勝てないようですね。5)
インフルエンザの対策について、ワクチンから紅茶まで幅広くお伝えさせて頂きました。自分がかからないだけでなく、周りの人に感染を広げない、インフルエンザから大切な人の命を守るために、今日から対策をはじめてみませんか。
参考資料
- Wardle J,et al, Preventive Medicine,2017 Dec;105:184-189
- 厚生労働省ホームページ インフルエンザQ&A (最終参照日:2019年11月21日)
- 平成11年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」
- 平成28年度 厚生労働行政推進調査事業費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業「ワクチンの有効性・安全性評価とVPD(vaccine preventable diseases)対策への適用に関する分析疫学研究(研究代表者:廣田良夫(保健医療経営大学))」
- 三井農林 お茶科学研究所ホームページ(最終参照日:2019年11月21日)
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