2009年1月2日 金曜日。
昨日の深夜、Mysoreに着いた。二週間の北インド、ネパールの旅が終わったのである。予想はしていたが、やはりヘビーだった。そもそも、このエリアは二週間では無理があるのだ。でも今回の旅は、90%くらい予定通りにいったと思う。我ながら巧くやった。旅が上手くなってきた。
今回書きたいのはそんなことじゃない。
数えきれないくらいの、インド人、ネパール人、ドイツ人、スペイン人……が手を貸してくれ、成立した旅でもあった。本当に色んな奴らが力になってくれたし、礼を言わなければならない。大晦日の夜、寒いKathmanduの安宿は停電だった。震えながらろうそくを見つめ、夜を過ごし、そう思った。

そしてこの旅は鍛えられもした。外国人が一人で旅をしていると、たいていの物売りや、商売人はぼったくるし、騙そうとする。リキシャの運転手や、旅行会社もそうだ。もちろん値段なんかついてなく、常に言い値で、当然ながらそこには値段交渉がある。あちらさんの値段に、こっちが同意した時にはじめて価格が生まれ成立する。それの繰り返しだ。これがずっと続くと人は疲れる。疲れる。
お金を払ったら払ったで、釣り銭がないとはじまる。計画的犯行。苛立ちが隠せない。僕は何度もケンカした。円でいうと、たかが10円くらいの話だ。しかしそういう問題ではない。平和的職業、ヨガの先生だろうとやる時はやるのだ。やらなければならない。
帰ってきて今それを思うと、いい経験に思える。あいつらは必死なのだ。10円のために目の玉とびだしそうな形相になってまくしたてる。そんな奴ばっかりだ。一生懸命生きている。かっこなんかつけてる場合じゃないのだ。日本では、ありえないだろう。
それも礼を言わなければならない。教えてもらった。ボロボロに破れた上下を着たインド人のオジさんに。

たくさんの今まで見たことのないものを見た。
否定できない光景が眼の中に飛び込んできた。路上でシンナーを吸いながらクリスマスを過ごす、未来を失いそうな8歳くらいのストリートチルドレンたち。
手も足も先端が無く、這って生きる若い物乞い。壁に向かって、血を流しながらずっと狂ってる老婆。
ヴァラナシでは偽出家遊業者たちが甘い蜜を吸っている。
世界の広さを実感する。今までの実感とは大きくちがう。僕は現実を直視した。これはまだ一角にすぎない。
やるべきことがある。やるべきことをする。
文・更科有哉
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