健康の維持・向上、心の安定、美容など、さまざまな目的でヨガをされている方がいらっしゃるかと思いますが、海外ではすでに医療の補助や代替ケアとしても注目されています。
文献検索サイトに「Yoga」と入力してみると、2023年12月末までで約8,000件の報告がされていて、科学的な視点からもヨガの効果が確認されつつあります。
今回は2020年に報告された、ヨガがもたらすエンボディメントへの効果、ポジティブな心身の感覚が養われることについての研究を元に、ヨガの実践によってポジティブなエンボディメントを経験する方法をご案内します。
ヨガがボディイメージに与える影響

ヨガは、身体的なポーズ、呼吸への集中、マインドフルネスや瞑想の練習を通じて、人生や日々の生活のさまざまな面に良い効果をもたらすと言われています。
一般的にはポーズによる身体的な利点に注目がされることが多いですが、考え方や行動・深い自己理解と他者や外側の世界との相互理解を含む、幅広い側面に影響を与えます。
『ヨガ』はサンスクリット語の『ユジュ』語源とし、機能する・調整する・統合するなどの多くの意味を持ち、最も内側の自己、真我と一体となることと解釈されます。
このことから、ヨガは、身体・精神や感情・エネルギー・魂といった、私たちの持つ様々な部分を統合する練習としても説明されます。
これまでの研究結果から、ヨガの実践者からはポジティブな生き方、自分の持つ身体とのポジティブな付き合い方ができているとの数多くの報告があがっており、近年では体型などのボディイメージや摂食障害の分野からもヨガは大きく注目されています。
ヨガによって、身体の反応や変化を認識しやすくなり、達成感や自信が感じられ、自分自身に感謝ができるなど、ボディイメージへの良い影響が示されました。
また、ヨガクラス中に他のさまざまな身体のタイプの人がいるのを目撃することも自己理解の深まりにつながるようです。
エンボディメントとは
エンボディメントのベースとなる考え方は、1962年にフランスのメルロ・ポンティにより提唱されました。
心と身体は同等であり・相互に絡み合い・分離不可能であると説かれました。
さらに、身体は外界を感じ、認識し、経験するために必須のものであると考えらえています。
『身体によって世界との関りを経験し、それを知覚する』この過程すべてがエンボディメントです。
環境・社会や文化的背景によって、個々の身体に対しての感じ方は幅広くなりますが、身体とのつながりをポジティブに感じるエンボディメントの主な5つの側面は以下のとおりです。
- 身体とのつながりや快適さ
- 主体性と機能性
- 調和のとれたセルフケア
- 身体の各部位を主観的に感じること
- 身体的な欲求に対する経験や表現
これに対して負のエンボディメントは、身体とのつながりが感じられにくい、失体感、不快感、積極性や情熱が感じられない、自己管理ができない、自分自身を大切にできないセルフネグレクトなどが挙げられるでしょう。
ヨガの実践によってポジティブなエンボディメントを経験する
身体、精神、エネルギー、スピリチュアルなどさまざまな側面によるヨガ練習は、身体を注意深く整え、気づきを得ることにつながります。
身体そのものの快適さや身体と心のつながりを向上し、より身体的な活動が楽しくなるといった、エンボディメントを高めることに役立つ可能性が期待されます。
ヨガをしている間、ポーズや動き、呼吸などそれぞれの間に一時的に保持する時間をもつことは、感覚への気づきを促し、心・呼吸・身体の状態をより感じやすくしてくれます。
ポジティブなエンボディメントの経験には、ポーズが安全で快適であることが望ましいでしょう。
それぞれの身体の状態に合わせてポーズの形や強度を選択できることがヨガの大きな利点の1つです。
適度に筋肉が使われながらも心地よくポーズがとれることと同時に深く呼吸することで、没頭して楽しみながら取り組み、達成感が得られ、それを能動的に経験して感じることの繰り返しにより、さらなる自信を得ることにもつながります。
また、ゆっくりとしたリラックス効果の高いポーズ、呼吸法、瞑想を行う際には、自分の内側から発せられる声に耳を傾けてみるのも良い練習となります。
自分は今どのように感じているか?何を欲しているか?など問いかけをするだけで十分です。
答えが見つからなくても問題ないということも知っておきましょう。
ヨガ練習の中で得られた感覚への気づきは、社会の中での振舞いや、ネガティブな感情が起こった際の自分自身の扱い方といった、『オフ・ザ・マット』のヨガにもつながると考えられます。
自分自身を深く知ろうとし、気にかけて大切にすることによって、バランスのとれたより良い生活の質の向上に大きく役立つことが期待されます。
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