産婦人科医:高尾美穂 「ヨガ指導者の皆さんに、今、伝えたいこと」

こんにちは、ヨガジェネレーション企画部のかめこです。クリスマスの飾り付けが見られるようになり、今年も終わりが見えてきましたね。

今年、最も輝いている女性の1人なのではないかと、個人的に思っている産婦人科医:高尾美穂先生。今年だけで本の出版も、共著を含めると4冊。雑誌やテレビなどでも高尾先生を目にした方も多いのではないでしょうか?SNSでの発信を楽しみにしているという方も多いと思います。

そして、その言葉に勇気付けられたり、背中を押してもらった女性が、数多くいるのだろうと安易に想像ができます。

産婦人科医・スポーツドクター・産業医、そして、最近は講演などでも、多忙を極める高尾先生。ヨガ講師としても活動をしています。多忙な中でも、ヨガのプラクティスは欠かさないそうです。

高尾先生からヨガインストラクターの皆さんにメッセージをいただきました。ぜひ、お読みください。

高尾先生が考える「今、ヨガインストラクターができること」

11月上旬に、高尾先生にお話を聞きに行ってきました!

高尾先生がヨガジェネレーションで講座をするようになって、8年が経ちました。常に高尾先生は、「ヨガインストラクターは、本気で社会貢献できる存在なんだよ」と、言い続けてきました。高尾先生が、今、ヨガインストラクターの皆さんに、どんな想いを持っているのか?を伺いました。

高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
コロナになってから、凄く不安を感じるようになった人が増えたの。中でも女性が多いというデータもでているのね。そういった人たちにアプローチする方法が、ヨガだと思ってる、本気で。ヨガの先生ができることって、体を使うことで心の状態が変えられるって感じてもらうことなんだと思うんだよね。

だから、私たち自身(ヨガインストラクター)がまずはいい状態を保って、そのうえで体を動かすことにどんな意味があるのかって伝えていくのにすごくいいタイミングだと思ってる。

「ひとつの事に心が縛られてしまっている時に、どうしたらそこから離れられますか」という相談が多いの。

そういう時に一生懸命違うことを考えよう考えようと思っても、頭の中での動きだからコントロールし切れないんだよね。

例えば平均台の上を歩くとかさ、平均台の上を歩くことに一生懸命になるじゃない?

そういうような日常生活での時間をつくるとそっちに意識が向くんだよね。そこに意識が向いている間は間違えなくさっきまで執着していたことは忘れちゃっているはず。

そういう体と心の関係に気がつくともう少し楽に過ごせるよって、感じる人が増えると思う。ヨガの先生たちに今やって欲しいことはそこだね。

誰かと比較してしまうヨガインストラクターの皆さんへ

多忙な中でも、ヨガのプラクティスは欠かさない高尾先生。

ヨガインストラクターになったけど、自分自身の心の状態が良くないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。他のヨガインストラクターと比較してしまったり、活躍している人に嫉妬に近い感情を抱いてしまったり・・・。そんな時はどうしたらいいか、高尾先生にお話いただきました。

高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
コロナの影響で、ヨガインストラクター自身も、大変な状況にある方もいらっしゃると思う。そうなると、「あの子はうまくいっているのに・・・」と、自分と誰かを比較してしまうこともあると思うの。

でも、そこを嘆いていたりひがんだりしても、状況は変わらないじゃない?それならば、自分のもやっとした気持ちを「どうやったら変えていけるのか?」って考えた方がいい。

とはいえ、変えていける方法ってそんなに多くないと思ってる。例えば、本に集中するとか、好きなドラマを見たら気にならなくなのであれば、それはまだいい状態。でも、それが終わったら気になるという場合は、心の土台にそのことが根付いている感じなんだよね。そこを忘れることは、すぐには難しいかもしれないけど、そこに意識が向いていない時間を1日の中で増やしていく。

その為にヨガっていう時間を活用したらいいんじゃないかって。

まず先生たちがまず自分で体感するといいと思うんだよね。少しずつ、自分の心の中でこの気持ちってない方が楽だよねっていう気持ちが薄れていって、それに気がついたら新たな次なるところに目線が向いてる状態を自分で気が付けるんじゃないかなって思うの。

「私の人生、大丈夫かな・・・」と、不安を感じている方へ。高尾先生からのメッセージ

高尾先生にインタビューさせていただくと、いつもワクワクして元気になります。

今の自分の生活を保つために精一杯で、周りが見えなくなってし待っている方も多いかもしれません。新しいことを始める余裕もなくて、「この先、私の人生どうなるんだろう・・・」と自信がなくなっている方に、高尾先生からのメッセージをいただきました。

高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
そう感じている時って、「仕事を失っちゃったらどうしよう」っていう恐怖感になるわけよ。

そうなると、上司にしかられた時とかに、自分を否定されたみたいに受け取っちゃったりするんだよね。

仕事って、私たちのアイデンティティでもあるけど、人生の多く見積もっても3割ぐらいでいいと思うの。

そうなると、3割分否定されたとしても、「残りの7割OKだったら、いいじゃん!」て考えて欲しい。そして、特に女性はその7割の部分が人生のライフステージによって違うじゃない?

子供育ててますとか、恋愛してますとか、子作り頑張ってますとか、色々あるじゃない。その3割7割の3割の割合は、変わるものだけど。

いずれにしても何かで自分が“いまいち”って人から評価されたとしても、あなた自身が“いまいち”って評価されたわけじゃないと思って欲しいな。

「自分のやるべきこと」は誰にもあるはずだから、それをやってるっていうだけで、いいの。

高尾美穂、考案「骨盤底筋トレーニングヨガ指導者養成講座」2023年のスケジュール決定!


高尾美穂先生が考案した「骨盤底筋トレーニングヨガ」高尾先生が「尿もれに悩む女性に、ぜひ、やって欲しい!」という想いで考案されました。

高尾先生が、「全国の女性に届けて欲しい!」と、指導者養成講座をヨガジェネレーションでは開催しています。2023年のスケジュールが決定しました。

2023年2月26日(日)と3月26日(日)の2日間です。ご予約は近日中に、ヨガジェネレーションのサイトで開始します。

現在は、12月18日(日)に開催の2時間の体験ワークショップのご予約を受け付けています。ぜひ、チェックしてみてくださいね!