外部感覚と内部感覚
私たちの「感覚器」には、外部の刺激を受容する「外部感覚」と、内側に存在する「内部感覚」があります。
「外部感覚」は、目、耳、鼻などといった、いわゆる五感で、触覚である皮膚以外は頭部に存在しています。
これらは、野生で敵や危険から身を守るために必要なものでもあるため、比較的刺激の声は大きく意識を向けやすいです。
「内部感覚」はどうでしょうか。
例えば、血圧の変化を感知する「圧受容器」、体の傾きなどを感知する「三半規管」です。
内側の受容器は、外の刺激に比べて変化が小さいものが多く、しっかりと意識を向けないと気付かない物が多いかもしれません。
ヨガは自分自身の内面を見つめ、「今」に意識を向けることで、心の波を鎮めていく方法でもあります。
だからこそ、この小さな感覚に意識を向けることで、感覚を研ぎ澄ませることができます。
外部からの刺激を止める

ではどのように内部感覚に意識を向けていけばいいでしょうか。
先ほども述べた通り、外部感覚は刺激が強く、声が大きいため、意識を内部に向けようとする際に、邪魔になってしまうことも多々あります。
余計なものに邪魔されず内側に意識を向けるためには、外部からの刺激を一旦止めることが有効です。
その中でも特に、“目からの刺激”を止めることが有効とされています。
外部感覚の五感の中でも、最も多くの刺激を受けているのが「視覚」です。
「目は口ほどに物を言う」とも言いますが、人は目からの情報をとても頼りにしており、実際に人の認知機能に与える影響は80%が視覚情報とも言われています。
この“目からの刺激”を一旦止めることで、内側の感覚に意識が向けやすくなります。
アーサナの新たな感覚

実際ヨガのポーズで感じてみましょう。
それぞれのポーズで、まずは目を開けて数呼吸、そして目を閉じて数呼吸キープし、感覚の違いを感じてみましょう。
「アルダマッツェンドラアーサナ」
座ったまま上半身を捻るこのポーズでは、ねじれた腹部の感覚、内臓の感覚にも意識が向きやすくなったのではないでしょうか。
「トリコナアーサナ」
頭の位置が体の中心に来ない分、いつもとは全然違った感覚が得られたのではないでしょうか。
「ブリクシャーサナ」
片足立ちになるこのポーズでは、より足の裏の感覚に意識が向けられたのではないでしょうか。
小さな感覚に意識を向ける

このように、同じアーサナでも、目を閉じることで、普段はなかなか感じることができない「内部感覚」を感じやすくなったかと思います。
意識しないと感じられない感覚に意識を向けることで、自分自身の「今」を感じることができます。
なかなかじっと瞑想をするのが苦手な方も、目を閉じるアーサナを通して、感覚を研ぎ澄ませてみるのもいいかもしれません。
参考資料
- 中村尚人著『体感して学ぶ ヨガの生理学』株式会社BABジャパン、2017年
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