これまで1話~4話まで、邦子先生のヒストリーを聞かせていただきました。
1話目からはこちら
5本に渡るインタビューもいよいよ最終回!今回お聞きするのは、今、ヨガジェネレーションでも大人気4本連続で満員が続いている「ヨガ動作学」のお話。
“ヨガ動作学”と言われても耳慣れない人がほとんどですよね。
元々、「知覚行為循環」と「感覚」をベースにスポーツ選手や劇団四季のパフォーマーの皆さんをケアしていた、という邦子先生。
「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」の五感と言われる感覚器官、そして平衡感覚、深部感覚といわれる感覚器官からの情報を入力(インプット)し、脳の中で統合、情報処理(プロセス)をし、「行為、動作、感情、疲労、痛み、症状」として出力(アウトプット)する一連の連続的な流れ。
今回は、この動作学がどのようにして生まれ、今に至るのかを聞かせて頂きました。
動作学はが生まれたきっかけ

彼がDNS(Dynamic Neuromuscular Stabilization/動的神経筋安定化)というチェコの運動療法を日本にもってきたんですよね。その講習を受けに行ったときに、彼に会って色々話をしている中で、
「邦子さんが今やっていることは、今の医療や運動療法の枠を超えている。解剖学・生理学・運動力学など分割された人間科学をもっと総括的に見る事で結果が変わってくる。邦子さんが今やっていることはそれなんだよ。」って言われたのね。
それが4年くらい前。それからちょっとして『動作学』としてやろう、と本腰を入れてやり始めたの。

動作学の考え方は感覚ベース。なぜ感覚ベースなのか


でも、それってどうなんだろう?と思ったのね。強く速くなりたくてトレーニングしているのに怪我をしたら、本末転倒。選手のピークは一瞬だから。怪我をしてしまったら、ピークが下がってしまうし、下手したらピークを迎えられなかったりすることもある。
良いと思って行ったトレーニングで怪我をしてしまったら、それってすごく矛盾しているなって感じたんですよ。どうやったらそのギャップを埋められるのかと思った時にヨガと出会って。その時に、「あ、これかもしれない」って思ったんですよね。

ヨガと一般的なトレーニングの違いとは?


ヨガは外的なものではなくて、自分の中で何が起こっているのか 自分は何を感じたのか。何が変わったのか、など自分と向き合うことを大切にしている。
何故、それが大事と思ったかというと、私がいた大学に入学してくるアスリートは、高校時代に全米でもトップの成績や才能を持っている選手たち。そういったアスリートが入学してきて、スターとしてそのままいく子と、スターからずるずる落ちる子がいて、例えば、同じ前十字靭帯を切っても、治るのが早い子とずっといつまでも痛いって言っている子がいたりするんですよ。
同じ人間で怪我も状態や手術も同じなのに、なぜそんなに違うのかって疑問があって。それで色々アスリートの動向の観察をしていたんだけど、自分の感覚と向き合って、自分の感覚に正直な子は結果を残せる。
その時の自分の感覚と向き合って、そこを調整していける子は治りが早いんですよね。ブレが少ない。感覚と向き合わないで周りの状況やその日の自分の状態に引きずられる子は結果が安定しないなってことは思っていたのね。
という事は、逆に自分の身体の感覚に向き合うことをすれば、誰でもトップに行けるのではないかと思ったんですよ。だって、元々ポテンシャルのある子ばかりが集まっているわけじゃないですか。
裏方であるアスレティックトレーナーとしての私の仕事は、その子たちのポテンシャルを、ポテンシャル通りに花開かせる事ではないかと思ったの。感覚と向き合うことができれば、誰でも結果が出せるのではないかって。だから、ヨガをリハビリに取り入れて西洋的なものを補完しようと思ったんですよね。
それを今、「動作学」として。学問にしたいねって仲間と話してるんですよ。生理学・解剖学・力学に加えて動作学を学問として。

邦子先生が叶えたい未来とは?子供から動作学を知ることの意味


子どものころから知ることで今ある自分の人生の悩みや生きる息苦しさ、自分探しの苦悩みたいなことは変わってくるんじゃないかと思ってて。
「皆、違ってあたりまえ」が当たり前と思ってもらえる事、そしてすべてはあなたが環境から何を受け取り、どう解釈するかに影響を受けるということが動作学を理解することで、すとんと心の中に落ちてくると思うの。
感覚の受け取り方は人それぞれ違うでしょう?受け取った感覚はその背景が大きく影響するし、同じ環境にいたとしても一人ひとり必ず違ってくる。過去に何を経験しているのか、どんなことを学んできたのか、何を信じているのか、そういった背景の一部として入っている元々の情報が一人ひとり異なるからこそ、その場で同じ情報(感覚の入力)が入ったとしても、結果(出力)は変わってくるから。
動作学の3つの柱である、「動的平衡」「知覚行為循環」「適応」を理解すれば、ある環境において解釈が人と違ってても、変わってても、それで良いんだよと理解できる。いや、そうであることが当たり前なんだって思えるから、「それがあなたなんだね」ってお互いを受容できるようになる。
人との違いを当たり前として受け取れる世界ができれば、みんながみんな自分として幸せで居れる世界が出来るんじゃないかなぁ…って思ってるんですよね。


フィットネス・パーソナルトレーナーには西洋医学が根本に入っているから、運動と感覚が実践の中で同時に存在するまでには至っていない。まだまだミクロに体を考える世界だから。
だけど、ヨガの人は自分と向き合うこと、運動と感覚を統合してマクロにとらえているので、もう少しそのものが一体何かを掘り下げる動作学がより貢献度の高いものになると思っています。
ポストコロナのこれからの時代は、益々一人ひとりが周りの環境によって輝き、磨きがかかる時代になるのだと思っています。私たち一人ひとりが持っている感覚を大切にすることが、お互いの存在を最大限に輝かせる世界につながるのだと信じています。

確かにヨガでは、自分の身体はもちろん、心とも深く向き合う練習をしていきます。だからこそ、この動作学を学ぶことで、更にヨガが人生により効果的に作用してくるのではないでしょうか。
5回に渡って、邦子先生の半生を記事にさせて頂き、そして4回のヨガ動作学基礎講座を開講して頂いて、いつも思うのは、邦子先生の誠実さ。生徒さん一人ひとりの質問にも最後まで残ってお返事して下さり、毎回講義内容をブラッシュアップし、どうやったらヨガ動作学が皆さんに伝わるのかを考えてくれています。
しかし、毎回大人気で、あっという間に満員となってしまうのが「ヨガ動作学基礎講座」。2021年はスタジオで「邦子先生に直接会って頂ける実践講座をぜひ!」とお願いしています。
楽しみにしていてくださいね!

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