レンティル豆のアーユルヴェーダスープ

健康的な食事ってどんなもの?アーユルヴェーダ的視点で考えた

心の声を聞くと身体に必要なものがわかる

ヨガを練習し始めると、「私たちの身体は食べた食事から出来ている」ということを実感する機会が増えてくると思います。例えば、下記のような経験をしたことはありませんか?

  • お肉を食べた次の日は練習した後の汗の匂いが違う
  • 食べ過ぎた次の日は身体が重い
  • ヨガ後の食事はヘルシーなものがいい
  • ジャンキーなものを食べたいと思わなくなった

ヨガを練習している方からこのような声をよく聞きますが、それは心の声を聞いて、自然とヘルシーなものを食べたいと思うようになるから。心身ともに健康になることと食事は、密接に関係しています。

アーユルヴェーダ的な視点から:食事の摂り方

ここで、アーユルヴェーダ的な視点から見てみると、人間をはじめ、その他の動物や野菜など生きるものはすべて、宇宙と同じように五元素(空・風・火・水・土)で出来ていると言われています。

この五元素のバランスを整えることが健康に繋がるというセオリーですが、その際に重要な役割を果たすのが、人間の身体を作る元となる食べ物です。

食事をする時は食材や調理法の性質に注目

アーユルヴェーダの豊富なスパイス
アーユルヴェーダでは様々なスパイスを活用する

食事というとカロリーや栄養ばかりに目が行きがちですが、アーユルヴェーダでは、その食材や調理法が持つ性質にも重点を置きます。例えば、アーユルヴェーダと食を考える時に欠かせないものの1つにスパイスがあります。

スパイスには、食欲を刺激する火の要素が含まれているものが多く、土の要素で重くなっている油とスパイスとを一緒に調理することで、スパイスの持つ火の力で軽くなり油を消化しやすくなります。

また、私たち人間は、生まれながらにして一人一人五元素の微妙なバランスの違いをもっています。このことから、全員に良い食材があるという考え方ではなく、一人一人に合った食事内容がとっても重要と考えられています。