時期を待つことも人生に必要な時間

待つ(Wait)行為や待つ時間は、時には苦痛をもたらすものです。何も物事が進んでいないような心もとない気持ちで、何も始まらないような不安な状態。目の前に不動の壁(Wall)が立ちはだかるような気がして、あまり喜ばしい時間ではないように思えるでしょう。
けれど、その「待つ」という行為や時間は、次に訪れる飛躍への準備期間です。
ヨガは辛抱強さを育てる
風(Wind)向きが追い風の時は、スイスイ進めているような心地良い気分を感じることができます。一方で、向かい風は、困難や厳しい状況に直面している状態を表現することからもわかるように、風向きが変わるのを待つことを強いられるタイミングでしょう。
その時の状況を素直に受け入れて、「待つ」という辛抱強さを身につけることが、その後の人生をまた生きていく糧になります。
ヨガの練習は、自分と向き合う時間であり、できないこと、苦手なこと、新しいことなどに辛抱強く取り組む機会でもあります。心と身体は日々変化し、できるポーズ、できないポーズもひとそれぞれあるでしょう。けれど、変化が生まれるからこそ、できなかったことができるようになる瞬間も訪れます。その時まで、いかに辛抱強く自分と向き合えるか。ヨガから学べることは多くあります。
壁とどう向き合うかが人生を決定する

高い壁が目の前に現れた時、それにも怖じ気づくことなく歩み(Walk)続けるか、壁に無謀に激突して粉々に砕けるか、それとも壁に背を向けて離れた方がいいのかは、やってみなければわかりません。
ヨガの八支則のひとつである「タパス(苦行・熱業)」について、このような解説があります。
燃焼のプロセスは、(中略)われわれのもとに来る苦痛のすべてを受け入れることによって働くのである。実のところ、もしわれわれが苦痛の浄化作用を知っているならば、われわれはそれを受け入れることを幸いとする。
そういう受容は、われわれの心を強く堅固にする。それは、他者に苦しみを与えるのはたやすいが、投げ返さずにそれを受けとめるのは難しいことだからだ。
このような自己錬磨は明らかに、自分の瞑想室で行なわれるものではなく、他者と関わり合う日常生活の中でしか行なわれ得ない。「インテグラル・ヨーガ – パタンジャリのヨーガ・スートラ」より[1]
仕事(Work)における悩み、人間関係の悩みなど、壁だと感じることは様々あると思います。そんなこれまでの様々な経験で玉砕し失敗だと落胆したことは、他の誰にもできない経験を体験できた証です。その時の自分を誇りに讃えてあげましょう。
壁は自分を高めるために利用するもの

突然目の前に困難が襲いかかって、その壁を乗り越えるよりもどんどん壁が厚く高くなっているのを感じることも、人生の中では起こるかもしれません。壁が自分のまわりを囲み、そこから這い出すこともできないと、四面楚歌な気分になることもあるかもしれません。
けれど高い壁は自分を覆い隠すものではなく、自分を高めるために利用し、自分を強くするものです。時間がかかったとしても、壁の上に足をかけた瞬間見える景色は、その壁にしっかり向き合った人にしか見ることのできないものです。
待つ時間を助走期間と思い、風向きを味方につけ、加速し、高く飛び上がりましょう。きっとより豊かな未来が待っているはずです。
参考資料
- 「インテグラル・ヨーガ – パタンジャリのヨーガ・スートラ」(スワミ・サッチダーナンダ著/伊藤久子訳/めるくまーる)
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