新米ヨガティーチャーが現場に出る前にやっておくべき3つのこと

新米ヨガティーチャーが現場に出る前にやっておくべきこと3つ

ヨガティーチャートレーニングを卒業して初めて気づくヨガの深さ

「ヨガの先生になりたい!」そう思って調べた時、一番に目についた資格は”全米ヨガアライアンス”でした。資格について、”ヨガの先生の成りかた”について、調べている中で、私が受けようと思っていたヨガスタジオのサイトにはこう書かれていました。

200時間はヨガを学ぶにあたり基礎の基礎にあたる時間です。この200時間を受講したあとに、あなたはさらにヨガの勉強が必要なことにようやく気づけるでしょう。

自分ではヨガを5年以上楽しんでいたこともあり「200時間、しっかり勉強すれば大丈夫に決まっている!!」と思い、トレーニングへの参加を決めました。

ですが、講座を学んでいる最中に、気づきました。

栢原陽子プロフィール画像
栢原陽子プロフィール画像
ヨガってこんなに深いんだ。こんなに学ばなきゃいけないことがあるんだ。もっと知りたい、学びたい。全然200時間じゃ足りない

同じような経験をされているかたは多いと思います。ヨガティーチャートレーニングを卒業された時、そこは卒業ではなくスタートラインに立ったところ。

では、トレーニングを卒業したばかりでは現場に出てはいけないのか?というと、もちろんそんなことはありません。そこで、新米ヨガティーチャーは最低限、何を知っておくべきなのか、やっておくべきなのか、そのポイントを3つ、まとめました。

1.ティーチャートレーニングでの学びを一気に復習しておく

ヨガインストラクターの勉強会風景

トレーニングで学ぶ内容は多岐に渡り、50〜200時間、もしくはそれ以上にある学びの全てを復習するのはとても大変なことです。だからこそ、いざ現場に立つ前に、もう一度”必要なポイント”を抑えた復習が必要です。

例えばヨガには哲学や食生活の話なども含まれおり、もちろんそれらも大切なヨガの一部です。でもいざ現場に出るからには、“ヨガティーチャー”という観点から、指導するための知識やスキルが必要です。

こんなかたは注意

  • ティーチャートレーニングで学んだことの何を抑えておくべきかわからない
  • 学んだ知識を実践でどう活かすのかわからない
  • 現場に出るのにまだ不安がある

2.「安全に指導できる」という自信を持つ

ヨガインストラクターの勉強会風景

ヨガティーチャーになるということは、人の身体を誘導する、身体に触れるということです。何よりも気をつけなければならないは、怪我をさせないこと、ヨガを苦手にさせないことです。

自信がないインストラクションをする先生だと、生徒さんを混乱させてしまい怪我につなげてしまいます。

どんなティーチングをすれば良いのか、身体を痛めずにクラスを進めるためのシークエンスはどんな組み方なのか、相手にあわせてアサナのバリエーションを提供できるか。これらの知識を身に付けておくことが、「安全に指導できる」という自信につながります。

こんなかたは注意

  • ポーズのバリエーションが少ないので、無理をさせてしまいそう
  • 身体のことを考えたシークエンスが組めているのか不安
  • 的確なティーチングでクラスをリードできているのか不安
  • アジャストに自信がない

3.ヨガティーチャーとして勉強をし続ける覚悟をする

ヨガインストラクターの勉強会風景

トレーニングを卒業したら、自分が今スタートラインに立ったばかりであることに気づくと思います。だからと言って「全て学ぶまで、現場に立つのが怖い」と臆病になる必要はありません。足りない知識やスキルを嘆くよりも、現場に立つことで成長することもたくさんあります。

でも、現場に立つならヨガティーチャーとして、トレーニング終了後もずっと勉強を続けていただきたいです。活躍されているヨガの先生は、必ずといっていいほどみなさま勉強熱心です。

まず最初のステップはトレーニングで学んだ内容に関する不安を少しでも埋めること。基礎をしっかりと固めること。そして、これからもヨガティーチャーとして勉強をし続ける覚悟を持っておくことです。

以上、ご紹介した3つは1人で学ぼうとすると大変です。そもそも、「何が抑えておくべき基本なのかわからない」といった声もよくいただきます。そういった時に”初心者ヨガインストラクター”のための勉強会やワークショップに参加するのもオススメです。