ヨガブロックとは
ブロックは、ヨガの中で使われる代表的なプロップス(補助道具)の1つです。用途によって、厚みや重さも違えば、素材もコルクや木、リサイクル素材のEVAなど様々です。
高さを足すことでポーズを補助したり、いためやすい身体の部位を守ることにも役立ちます。また、リストラティブヨガなどでは、身体を完全にリラックスさせるために使います。1つだけでなく、2つ、3つと複数同時に使うことや、ブランケットやヨガベルトと併用して使うこともあります。
とにかく便利で、あると何かと役に立ってくれるのがヨガブロックです。
さあ、実際に使ってみよう!
実際にヨガブロックを使ってみよう、ということで、期待の新人ぐっちを連れ出してスタジオへ。まずは、間違った使い方例…
![ヨガブロックをピラミッド風に重ねてみました](https://www.yoga-gene.com/wp-content/uploads/2016/02/yogablock_9.jpg)
![ヨガブロックを使って睡眠中](https://www.yoga-gene.com/wp-content/uploads/2016/02/yogablock_5.jpg)
「ぐっち…マジメにやってよ!」(怒)
とまあ、普段はマジメに仕事をしているぐっちもちょっと遊び心が出てしまったようです。失礼しました~ おふざけはココまで!
ダウンドッグの場合
![ヨガブロックなしのダウンドッグ](https://www.yoga-gene.com/wp-content/uploads/2016/02/yogablock_2.jpg)
ヨガの代表ポーズ、ダウンドッグ。初心者によくあるのがこういった形。太ももの裏が硬いと、どうしても背中が丸まってしまい、ポーズが辛そうですね。
例えば、ブロックを両手の下に置いてみましょう。
![ヨガブロックを使ったダウンドッグ](https://www.yoga-gene.com/wp-content/uploads/2016/02/yogablock_1.jpg)
高さが出ることで背中が伸びてきました。手の下に何かあることで、より床を下に向かって押す感覚を感じやすい、という効果もあると思います。
トリコーナアサナの場合
![ヨガブロックなしのトリコーナアサナ](https://www.yoga-gene.com/wp-content/uploads/2016/02/yogablock_7.jpg)
トリコーナアサナ(三角のポーズ)。体側を伸ばし、胸を開きたいポーズですが、無理に手をすねや足首に置こうとすると、体側は縮み胸が落ちてしまいます。
例えば、ブロックを足首の外側に置いてみましょう。
![ヨガブロックを使ったトリコーナアサナ](https://www.yoga-gene.com/wp-content/uploads/2016/02/yogablock_6.jpg)
高さを足して、下に向かってブロックを押すことで、伸び伸びと上半身を開放し、上に力強く伸びるトリコーナアサナが完成!
セツバンダアサナの場合
![ヨガブロックを使ったセツバンダアサナの場合](https://www.yoga-gene.com/wp-content/uploads/2016/02/yogablock_10.jpg)
セツバンダアサナ(橋のポーズ)は、身体の前面を開くポーズでお馴染みですよね。かかとを浮かせて、骨盤の仙骨の部分にブロックの面が当たるようにセットし、ゆっくりかかとを下ろします。股関節の伸展がより促されて、胸も気持ちよく開きます。
ウトゥカタアサナの場合
![ヨガブロックを使ったウトゥカタアサナ](https://www.yoga-gene.com/wp-content/uploads/2016/02/yogablock_4.jpg)
地味に辛い、ウトゥカタアサナ(椅子のポーズ)。こんな使い方もあります。
![ヨガブロックを太ももで挟む](https://www.yoga-gene.com/wp-content/uploads/2016/02/yogablock_3.jpg)
ブロックを太ももの間に挟むことで、ももを内側に締める感覚がうまれ(内転筋を意識)、ポーズがより安定します。その他、お腹の上に載せて、腹式呼吸の意識化に使うといった使い方もありますよ。
いかがでしたか? 土台として身体を支えたり、挟んだり、上に乗せたり…様々な使い方があり、使い方は自由自在!
無理してポーズをとるのではなく、ブロックを上手く使うことで、ポーズの完成形と同じ効果を得られるのだから、使わない手はありませんよね。必ずしもヨガ初心者や身体が硬い方だけのものではなく、中上級者がアサナの練習を深めるためにも役立つのがヨガブロックです。上手にブロックを活用してヨガを楽しみましょう!