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最近、親御さんの物忘れがはげしいな、と感じられたことはありませんか?
また「背中がまるまってきたなぁ」とか「階段を昇るのが辛そうだなぁ」など身体の衰えが目に付くこともあるのではないでしょうか。

誰もが知っておきたい「介護予防」というワード
お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃん。誰しも、身近な人にはいつまでも元気でいて欲しいと思うものです。
また、まだ想像はできない人が多いかもしれませんが、老後は自分にもいずれおとずれる未来でもあります。
大好きな身近な人や、これからの自分の為にも知っておきたいワードが「介護予防」です。
そもそも介護予防とは?
人は年をかさねるごとに、心身の機能が衰えていきます。病気やちょっとした転倒などで介護が必要になってしまう場合もあります。そうならないように、衰えを予防し、元気な状態を長く維持しよう、という取り組みのことを「介護予防」といいます。
介護予防は、要介護状態にならないように健康状態を維持し、増進することを目的とします。また、すでに介護が必要な場合でも、状態の悪化を防ぎ、改善するように努める目的もあります。
「介護予防」の意味は、なんとなくイメージがつくという方は多いと思いますが、実は国の制度として導入されているのはご存知でしょうか。
超高齢社会の日本において、今後も割合が増え続ける高齢者が、なるべく介護を必要とせず自立した生活をおくり、社会や若い世代への負担が大きくならないように、国や各自治体を挙げて、さまざまな介護予防への取り組みがなされています。
早めに対策!フレイル予防とは?
65才以上の高齢者の健康の段階として、自立して生活をしている元気な状態と、介護が必要な要介護のあいだに「フレイル」という状態があります。
フレイルとは、加齢による生活機能の低下に加え、病気や環境の変化、精神的、物理的な喪失感などが要因で、心と体の活力が衰え、将来要介護状態になる可能性が高い状態のことをいいます。
このコロナ禍において、高齢者は感染症の危険、家に閉じこもることでの健康への悪影響、人と会えなくなり社会的孤立などで、フレイル化やフレイルの悪化が危惧されているといえます。
介護予防はフレイル状態を予防することと、フレイル状態から改善をはかることも目的とされます。フレイル状態になる前、要介護になる前の、ポイントポイントで、生活機能の低下を防止する必要があります。健康なうち、早いうちから介護予防に取り組むことが、未来のために重要ではないでしょうか。

相性抜群!介護予防にヨガが役立つ!
では、具体的に介護予防とはどういったことをするのでしょうか。
人が健康に生きていくためには、
- からだの動きや精神の働きである「心身機能」
- 日常生活動作(ADL)や家事、職業能力や屋外歩行など、生活行為全般である「活動」
- 家庭や社会生活で役割を果たすことである「参加」
これら3つの構成要素にバランスよく働きかけることが重要とされます。
もっと具体的な介護予防のプログラムとして、
- 運動器の機能向上
- 栄養改善
- 口腔機能の向上
- 閉じこもり予防・支援
- 認知症予防・支援
- うつ予防・支援
などを組み合わせて実施する方法があります。
そして、「活動」や「参加」の場として、地域や住民主体の「通い場」を作る取り組みも各自治体でなされています。
ヨガを習慣にしている皆さまであれば、ヨガのからだや心、自律神経にまで働きかける効果が、介護予防のプログラムとして、相性が良さそうなのは、もうお分かりですね。
また、ヨガインストラクターであれば、高齢者向けのヨガクラスを提供することで、「通い場」をつくることも可能です。

介護予防として、ヨガでできること
ここまでの話しでは、介護予防とは国の大きな取り組みとして行われており、個人レベルでできることはわずかなのでは?と思われる方も多いかもしれません。
しかし、まずは一個人が、心身ともに健康な状態を長く維持するところから始めることがとても大切ではないでしょうか。
その1つのツールとして、アーサナや呼吸法、瞑想を通し、自分自身を丁寧にあつかう術を学ぶヨガはとても有効です。
そして、ヨガの良さを伝えたいと思われた方は、指導者養成講座や、高齢者向けのシニアヨガを学び、身近な人へヨガを伝えて、さらには介護予防サービスの担い手として、コミュニティづくり、地域活性化を目指すことも可能ではないでしょうか。
ヨガジェネレーションで学べる「シニアヨガ」
ヨガジェネレーションでは、山田いずみ先生によるシニア向けヨガ指導者養成講座を開催しています!
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