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心構え:始めは誰でも何も出来ません
昨年、相撲で土俵上で人が倒れた時に、土俵外から女性が行司の制止を物ともせずに、救命行動をとったことが話題になりました。
いざという時に行動を起こすことが出来るか、それとも立ちすくみ、だれか他に行動する人を見渡しているだけか、ここには大きな違いがあります。しかし、行動を起こすには準備が必要です。誰も始めから行動を起こせるわけではありません。
医師でさえ最初は全く体が動かない
私が医学生だったころ、初期救命に関しては人形を使って学び、BLS(basic life support)という、初期救命の資格を取りました。しかし、大学を卒業し働き始めて救急室に救命が必要な患者が運ばれてきた時には、正直全く体が動きませんでした。そんな中テキパキとやることをこなしていく一年上の先輩は神のように見えた事を今でも鮮明に覚えています。
頭でわかっていても、ある程度実習しても、実際に現場に遭遇した時にはそういった努力が一瞬で吹っ飛ぶことは珍しくありません。私たち専門家は、そのたびに激しい自己嫌悪と共に、上司からの罵詈雑言という愛のムチを励みに徐々に一人前になっていきます。皆さんがそこまでを求められることはありません。
ただ、皆さんが何をしたらいいのかわからないまま呆然と立ち尽くしているか、それとも意欲的に学び勇気をもって行動することによって、命を救う方にまわるか、これは大きな分岐点だと思っています。
対処法:まずやるべきは、状況を判断すること

目の前で人が倒れたときに、全員が意識がなく、救命が必要という事はありません。ですので、まずやらなければいけない事は「一刻を争う状態なのかどうか」を判断することが必要になります。
具体的には下記の3つです。
- 声掛けをする
- 声掛けで反応がなければ呼吸をしているかを確認
- 脈を診る
それぞれを詳しく見ていきましょう。
声掛けをする
「大丈夫ですか?」等と聞いてあげて下さい。反応がなければ、ポンポンと体を軽く叩いて声をかけても構いません。
声掛けで反応がなければ呼吸をしているかを確認
鼻の近くに顔を近づけ、その人の呼吸を感じることが出来るか、呼吸により胸の上下運動が見られるかなどを確認します。
脈を診る
ここで脈が無ければ、救急車を呼ぶように指示を出したり、AEDを持ってくるように指示をだしたりしつつ、心臓マッサージを開始します。(実際の現場では我々は1~3を10~20秒くらいでやります。)
このようなプロセスが医療者に推奨されている初期救命になりますが、経験されたことのない方にとって、実際にこうしたプロセスを踏んでいくことが難しい事はよくわかります。
最低限、これだけは覚えておこう!

上記のプロセスが難しい場合には、下記だけでも覚えておくと良いでしょう。
- 人が倒れた→声掛け
- 反応しない→救急車とAEDの手配、AEDをつけて反応をみる
ここまでできれば上出来だと思います。
- 意識の確認(大丈夫ですか?と声掛けをする)
- 反応なければ、救急車を呼んでAEDの手配を
全部自分一人でやる必要はありません。適切に指示を出せるようにしましょう。
ヨガが浸透していく中でこうした危機的状態に遭遇する機会は今後増えていきます。その際に声をかけて、必要があれば救急車を呼んだりAEDを探して来たりといった指示が出せるようになっておくことは意味があると思います。
これを読んでいるヨガインストラクターの皆さんはぜひ、頭の中で自分なら出来るだろうか?とイメージしてみてください。レッスン中のケガは決して転倒や、捻挫、過伸展にともなう損傷、腰痛のみではありません。
いずれAEDの使い方なども解説出来ればと思っています。皆さんのスタジオにはAEDありますか?なければ、ぜひ設置をご検討ください!
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