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年間約320万人の高齢者が救急搬送されている事実

総務省が平成29年12月に発表したデータによると、平成28年に日本全国で救急自動車で搬送された人数は562万人に及びます。そのうちの高齢者が占める割合は、約321万人で、約57%を占めています。超高齢化社会で、救急搬送される高齢者は年々増え続けています[1]。
救急搬送の原因は、次の4つ。
- 急病
- 交通事故
- 一般負傷
- その他
東京消防庁の調べによると、平成24年から平成28年の5年間に(交通事故以外の)一般負傷での事故により救急搬送された高齢者は約32万人でした。それらの原因は、
- かまれる
- 切る
- 溺れる
- 転ぶ
- 落ちる
- やけど
など[2]。その中で圧倒的な割合を占める原因があります。みなさんはどれだと思いますか?
一般負傷で運ばれた高齢者の81.5%が「転倒(ころぶ)」が原因

平成28年の東京消防庁のデータによると、高齢者が救急搬送される原因の81.5%は実は「転倒(ころぶ)」でした。そして、そのうちの40%が入院が必要であるとされています。
高齢者の転倒は、それだけで済めばまだいいのですが、それが原因で骨折をする方も約1割程度いるようです。それが例えば下肢で、ずっと動かずにいて、寝たきりになってしまう方もいるようです。
介護を必要とする要介護の認定されている方の約1割は「転倒・骨折」が原因です。転倒は高齢者にとって、その後の生活を大きく左右するものであると言えます。
高齢者の転倒はなぜ起こるのか?

20代から40代のみなさん、最近、転倒したことはありますか?「ない」と答える方が大多数だと思います。逆に、50代以上のみなさんは、階段を登ると息が切れたり、足がもつれるというような、以前にはなかったことが体に現れている方もいらっしゃるかもしれません。
ではなぜ、高齢者になると転びやすくなるのでしょうか?
転倒には内的要因と外的要因があります。内的要因とは自身の体に起因しているもの、外的要因とは住環境やその時にいた周辺環境に起因しています。
内的要因の具体例
- バランス能力の低下
- 筋力の低下
- 視力・聴力の低下
- 服薬によるふらつき
外的要因の具体例
- 滑りやすい履物
- 段差
- 滑りやすい床
- 手すりがない
外的要因は、自宅以外はなかなか変えることは難しいかもしれません。けれど、内的要因の解決への第一歩は、自分自身ですぐに始めることができます。「転びにくい体作り」を、身近な高齢者の方と一緒に始めてみませんか?
転びにくい体づくりにヨガができること

先ほど上げた内的要因のリスクを減らすために、日々の運動で「転びにくい体」を作ることができます。
どんなに高齢になっても、やったことは結果で帰ってくる。
シニア向けチェアヨガ考案者の山田いずみ先生はおっしゃいます。山田先生にヨガのどんなポーズが「転倒予防」に効果があるか聞いてみました。
- 下肢の筋肉をつけるポーズ
- バランス感覚を高めるポーズ
- 柔軟性を高めるポーズ
- 姿勢をよくするためのポーズ
この中からバランス力を保つポーズと柔軟性を高めるポーズの2つをご紹介いただきました!
バランス力を高めるポーズ:片足立ちのポーズ
片足立ちをするこのポーズで、バランス感覚を高めましょう。床につく足がしっかりと安定していることを確かめながら行ってください。

柔軟性を高めるポーズ:英雄のポーズ
転倒の原因の一つは足首の柔軟性の低下です。このポーズで足首・アキレス腱を柔らかくほぐしましょう。

ヨガは体を良い状態にするためだけではなく、心も平穏な状態にしてくれます。それが理由で、近年、介護施設や医療機関でヨガを取り入れている所が増えています。
週に1度だけヨガを行うのではなく、毎日少しずつでもいいので続けることが大切です。そのためには家族のサポートも大切になってきそうですね。身近な高齢者と一緒にヨガを楽しんで、家族全員が健康で快適な毎日を過ごせるようになりましょう。
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