産婦人科医:高尾美穂|30代・40代の女性の「病気」について[インタビュー]

女性は30代半ばを過ぎると、「何か病気になったらどうしよう・・」という漠然とした不安を抱える方も多いのではないでしょうか?

仕事で社会人として、恋愛・結婚・出産と女性としても、充実した日々を過ごす年代である30代と40代。実はこの年代で病気になる確率は女性の方が圧倒的に高いのです。

コロナに意識を取られがちですが、それ以外の病気のリスクを減らす方法もきちんと知っておきませんか?現役医師である高尾美穂先生の「働く世代の女性の病気について」伺ってきました!

働く世代の女性は、男性よりも病気になる確率は高い

イーク表参道で副院長をつとめる高尾美穂先生に、「働く世代の女性の病気」について伺ってきました!
20代・30代・40代の女性って男性より病気になる確率が高いんですね?
かめこインタビュー
かめこインタビュー
高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
そうなの。恋もする・結婚もする・子供も産む。そして、仕事でキャリアも積むっていう、キラキラした楽しい時に、女性は色々な病気になるの。
本当にそうみたいですね。高尾先生の「『がん|癌』という病気を知り、向き合うための講座」のページを作る時に、色々調べたんです。そうしたら、男性と女性はこんなに違うんだ!と驚くことが多くて・・・。
かめこインタビュー
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高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
傾向とすると、20代から「子宮頸がん」が増え始めて、30代から「乳がん」や「子宮内膜症」、40代になると「子宮筋腫」、という具合でね、いろんな病気が出てくる。
20代・30代でがんになる人の割合は女性が80%を占めてるの。
それを知った時、私も驚愕でした。そんなに差があるのかって・・・。
かめこインタビュー
かめこインタビュー
高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
私達にとってはいい時代のはずなのに、こんなに病気があるんだよっていう事を知って欲しいんだよね。

今はリスクを減らせる時代だから。

そうなんですね!?
かめこインタビュー
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生理痛が重い人は、子宮内膜症の予備軍かも!?

オンラインの講座で、月経周期について説明をする高尾先生。「わかりやすい!」と大好評です。
高尾先生インタビュー
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例えば、「生理痛が重い」っていう人は、子宮内膜症の予備軍なの。
シグナルがある病気もあるんですね。
かめこインタビュー
かめこインタビュー
高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
「生理痛が重いです」って自分で認識してから、「内膜症です」って診断されるまでに、11年かかるっていうデータがあるの。

だから、生理が重い方には、「自分が、もしかしたら、この11年の間にいるのかもしれない」という想像をして欲しいの。

生理痛が重いことはもちろん、本人が身をもって知っているはずなのに、見て見ぬ振りをしてしまう傾向あると思います。
かめこインタビュー
かめこインタビュー
高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
日本人の健康診断や人間ドックの受診率って低いんだけど、その理由が「病気が見つかるのがいやだから」っていう理由もあるくらいだからね・・・。悲しい現実として。
それは嘘みたいな話ですね・・。
かめこインタビュー
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生理痛の時、痛み止めの薬は飲む?飲まない?

毎年、お正月にその年の干支の着ぐるみを着て、ヨガクラスを開催します。こんな一面も^^
MIKIZO友人の男性イラスト
MIKIZO友人の男性イラスト
今、生理休暇がとれる会社も増えてきているでしょ?でも、自由にとりにくいという問題が事実としてあって。
だから、「生理休暇をどうしたら自由にとれるのか?」というところではなくて、「そもそも生理痛を対策したい!」って考えてる。
対策?具体的にどんなことができるのでしょうか?
かめこインタビュー
かめこインタビュー
高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
痛み止めの薬と、ピルが、まずは挙げられるよね。
痛み止めの薬は飲むタイミングとかをしっかり見極めて欲しいけどね。効果がきちんと出るタイミング。
薬には抵抗を感じる方も多いようです。
かめこインタビュー
かめこインタビュー
高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
日本には「生理痛がつらくて仕方ない。」という人が160万人いるというデータがあるの。

今は月に1日、生理痛で寝込んでいる時代じゃないと思うの。これだけ医療が進化している中で。薬を飲んで少しでも痛みが減った方がいいと私は考えてる。

確かにそうですね!
かめこインタビュー
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ある日、突然病気にはならない。早期発見が重要

医師・スポーツドクター・ヨガ講師の3つの顔を持つ高尾先生。
高尾先生インタビュー
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外来診療で、「内膜症です」って診断結果を伝えると、当たり前だけど、ショックを受ける人は多いの。

診断された日から内膜症の患者さんなんだけど、その前の日もそうだったし、1か月前もきっとそうだったんだよ。

そうですね。その日に突然、体の中に病気が発生しました!というものではないということですよね。
かめこインタビュー
かめこインタビュー
高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
そうなの。

それは「がん」も同じことが言える。診断された日から、突然がん患者になる訳だけど、その前の状態から当たり前のように繋がってるの。

理解できます。
かめこインタビュー
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高尾先生インタビュー
高尾先生インタビュー
そうなの。

そして、言えるのは、早く見つかった方がメリットはいっぱいあるの。内膜症でも、がんでも、何の病気でもそれは言える。

そうですよね。がんに対しては、その認識は強くもっています。
かめこインタビュー
かめこインタビュー

ー 編 集 後 期 ー

今回の記事で、働く世代の女性の病気のリスクは男性よりも高いということに驚いた方も多いのではないでしょうか?高尾先生は、「医療の進化で、病気を怖がるだけでなく、今できることは何か?を考えて実行した方がいい」と、おっしゃいます。知ることで病気に対する見方が変わるかもしれません。

次回は、「がん」に特化したお話をお届けします。

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