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女性は30代半ばを過ぎると、「何か病気になったらどうしよう・・」という漠然とした不安を抱える方も多いのではないでしょうか?
仕事で社会人として、恋愛・結婚・出産と女性としても、充実した日々を過ごす年代である30代と40代。実はこの年代で病気になる確率は女性の方が圧倒的に高いのです。
コロナに意識を取られがちですが、それ以外の病気のリスクを減らす方法もきちんと知っておきませんか?現役医師である高尾美穂先生の「働く世代の女性の病気について」伺ってきました!
働く世代の女性は、男性よりも病気になる確率は高い
20代・30代でがんになる人の割合は女性が80%を占めてるの。
今はリスクを減らせる時代だから。
生理痛が重い人は、子宮内膜症の予備軍かも!?
だから、生理が重い方には、「自分が、もしかしたら、この11年の間にいるのかもしれない」という想像をして欲しいの。
生理痛の時、痛み止めの薬は飲む?飲まない?
だから、「生理休暇をどうしたら自由にとれるのか?」というところではなくて、「そもそも生理痛を対策したい!」って考えてる。
痛み止めの薬は飲むタイミングとかをしっかり見極めて欲しいけどね。効果がきちんと出るタイミング。
今は月に1日、生理痛で寝込んでいる時代じゃないと思うの。これだけ医療が進化している中で。薬を飲んで少しでも痛みが減った方がいいと私は考えてる。
ある日、突然病気にはならない。早期発見が重要
診断された日から内膜症の患者さんなんだけど、その前の日もそうだったし、1か月前もきっとそうだったんだよ。
それは「がん」も同じことが言える。診断された日から、突然がん患者になる訳だけど、その前の状態から当たり前のように繋がってるの。
そして、言えるのは、早く見つかった方がメリットはいっぱいあるの。内膜症でも、がんでも、何の病気でもそれは言える。
ー 編 集 後 期 ー
今回の記事で、働く世代の女性の病気のリスクは男性よりも高いということに驚いた方も多いのではないでしょうか?高尾先生は、「医療の進化で、病気を怖がるだけでなく、今できることは何か?を考えて実行した方がいい」と、おっしゃいます。知ることで病気に対する見方が変わるかもしれません。
次回は、「がん」に特化したお話をお届けします。