“地方と都会”ヨガ講師に有利なのはどっち?

“地方と都会”ヨガ講師に有利なのはどっち?

皆さん、こんにちは!私はこれまで地方と都会のヨガ講師から、それぞれこんな言葉を聞いてきました。

女性のアイコン3
女性のアイコン3
地方はそもそもヨガ人口が少ないから、ヨガ講師の仕事がない
女性のアイコン2
女性のアイコン2
都会はヨガ講師が多いから、競争が激しく仕事がない

この言葉、どちらもそれらしく聞こえますが、皆さんはどう感じますか?私は、どちらも真実のようで、真実ではないような気がします。

ヨガ講師をするうえで、地方と都会、それぞれが抱える問題は確かにありますが、どちらの環境でもしっかり活動を続けているヨガ講師がいることも事実です。今回は地方と都会のヨガ講師を取り巻く環境の違いと、それぞれの活動の特徴について一緒に考えてみましょう。

地方と都会、ヨガを取り巻く環境の違い

地方と都会におけるヨガを取り巻く環境の違いとは?

私は岩手に移住して今年で8年目。出身地の東京で13年前にヨガの練習を始めました。その当時の東京でさえ、既にたくさんのヨガスタジオが存在し、人気のヨガ講師も多数活躍していました。ただ、今よりもホットヨガは少なかった気がします。また、ざっくりですが、ヨガ初心者はスポーツジム、ヨガをしっかり練習したい人はスタジオ、といったような雰囲気だったと思います。

そんな中、8年前に私は岩手に移住し、東京でのヨガの環境との大きな違いに驚きました。その当時の岩手のヨガの環境は、ヨガスタジオがほとんどない状態。ヨガの練習をするには、スポーツジムのフィットネス系ヨガのクラスか、公民館の高齢者向けヨガ教室しかありませんでした。私がヨガ講師として活動を始めたときも、ヨガ経験者を名乗る人でさえ、太陽礼拝や呼吸法すら知らない、という状況でした。

今ではSNSなどの情報を検索・共有するツールは発展しているので、8年前と比べたら、ヨガ好きな人たちが共有している情報に大きな差はなくなってきたと思います。でも環境面で見たら、まだまだ違いが存在しています。

ヨガ人口は都会が有利?

地方と都会のヨガ人口ってどのぐらい違うの?
地方と都会のヨガ人口ってどのぐらい違うの?

地方と都会では、そもそもの人の数や人口密度に大きな差があるので、ヨガ人口は圧倒的に都会の方が有利とも言えます。ただ、地方と都会それぞれのヨガの環境を観察してきて感じているのは、地方には意外と「潜在的なヨガ人口」は、期待できるという点です。では、ここからより深く、地方と都会のヨガ人口について、見ていきたいと思います。

地方のヨガ人口

地方は、ヨガに対して「おしゃれ」「セレブ」といったイメージを持っている方がとても多い印象です。そして、このイメージによって敬遠されているように感じます。

また地方の方はとてもシャイな方が多く、それもヨガに対するハードルの高さを感じてしまう原因になっている様子。恥ずかしい、周りの人がヨガ上手だったらどうしよう、体硬いし……という自信の無さからなかなか一歩踏み出せないようです。

でも、一度ヨガの素晴らしさに気がつけば、親族や友人にも紹介してくれて、長く通ってくれる方も多い、といった側面も。私のスタジオでは、母娘、ご夫婦など家族で通ってくれる方もたくさんいらっしゃいますし、口コミでお友達をたくさんクラスに連れてきてくれる方もいて、とても嬉しく感じます。

ヨガスタジオもまだ少ないので、特定のスタジオや1人の先生のクラスを熱心に通い続ける生徒さんも多く、ヨガ講師と生徒の距離も深まりやすいですね。

都会のヨガ人口

都会は、そもそもヨガを練習する環境が整っています。各駅にたくさんのヨガスタジオやスポーツジムが乱立し、選ぶのに困ってしまうくらいです。ヨガのCMもたくさん流れていますし、ヨガへの興味や期待も高いと感じます。

ただ、環境が整っている分、特定のスタジオやヨガ講師を目指して通っている生徒さんは少ないかもしれません。私も東京でヨガを練習していた時、「明日の○○時頃受けられるクラスはどこかにないかな?」というような探し方をしていました。要するにその日によって行くスタジオや受けるクラスが違うのです。

選べるからこそ流動性も高いのが都会のヨガ環境かもしれません。もちろん特定のスタジオやヨガ講師のクラスだけを受けている方も多いかもしれませんが、都会のヨガ人口の総数からしたらかなり少数派ではないかと思います。

あとはヨガイベントも多く、無料だったりノベルティプレゼントがあるなど、手軽にお得なヨガを楽しめる機会もたくさんあるので、わざわざクラスに行かない、という方も多いかもしれません。

ヨガ講師は数だけではなく質も違う!?

地方と都会ではヨガ講師の質も違う!?
地方と都会ではヨガ講師の質も違う!?

地方と都会のヨガ講師の違いも大きいですね。ヨガ講師の数はもちろん、質の違いもあります。

地方のヨガ講師

ヨガ講師を名乗る方は地方でも多いですが、たとえば世界で最もメジャーな「ヨガアライアンス」の認定ヨガ講師はまだ少ないのが現状です。

地方の一番の欠点は、ヨガ指導者養成講座がほとんどなく、都会に行かなければ受けられないことです。高額な受講料に加えて、交通費と宿泊費などもかかり、金銭的なハードルが高い。このような点から地方のヨガ講師の質の向上に時間がかかり、それは今後も課題だと思います。

地方にも、全国から生徒が集まるような、深い学びと経験を併せ持つ熟練ヨガ講師がいれば良いのですが、実現していないように感じます。私もそのような存在になるべく、日々精進を続けていますが、地方のヨガ講師の皆さんは、どう感じられていますか?

都会のヨガ講師

都会では、人口密度の高さに比例してヨガ講師も、地方に比べて圧倒的に多いです。また都会は全国紙などのメディアの助けもあり、影響力を持つヨガ講師も集中しています。

更に、日本だけでなく世界の実力派ヨガ講師も、日本に来たらまず東京や大阪など都会でワークショップや講座を行うので、都会のヨガ講師は地方に比べて参加しやすいでしょう。

もちろん知識だけで指導力が上がるわけではないですが、知識を無視した自己流ヨガほど危険なものはありません。熟練したヨガ講師の知識や指導を受けながらヨガ講師として力をつけていくのは、都会の方が有利に感じます。

地方と都会、ヨガ講師として活動方法の違い

地方と都会でヨガ講師として活動していく秘訣とは?
地方と都会でヨガ講師として活動していく秘訣とは?

以上の「ヨガ人口」と「ヨガ講師」の2つの視点を参考に、地方と都会それぞれのヨガ講師としての活動方法の違いについて、これから考えてみましょう。

地方での鍵を握るのは“親しみやすさ”

「潜在的な生徒さん」を見つけて育てることを大切にしましょう。地方で既にヨガを練習している方は、どこかのスタジオや特定のヨガ講師に長く通っていると考えて、まだヨガに触れていない方が気軽にヨガを体験できるきっかけ作りを大切にします。

私が取り入れてきたのは、クラスではなくお茶会のようなイベントを企画したり、全身ヨガウェアで固めず、普段着のTシャツなども着用しながら、親しみやすい雰囲気を作るようにしてきたこと。そしてご自身の活動エリアにまだないヨガクラスを根付かせていくなど、新規開拓にも力を注ぎました。

また、生徒さんとの関係性を大切にし、長期間通ってくれるよう信頼関係を確立しましょう。もちろん指導力を高める努力は忘れずに。

以前の記事にもまとめていますので、参考にご覧ください。

地方で新人ヨガ講師デビュー!クラスを自主開催する具体的な方法

その地域にない新しいヨガの根付かせ方

都会では、知識と経験を磨くこと

都会では、やはりヨガ講師としての影響力を高めることが優先事項かもしれません。良いクラスをするのは当たり前ですが、選ばれるヨガ講師にならないとチャンスが巡ってきません。

ヨガを学ぶにも実践するにも良い環境に恵まれているので、フルに活用しましょう。人気ヨガ講師のクラスやワークショップにはしっかりと参加し、常に知識と経験を高める努力を怠たらないようにしましょう。

他にも、オーディションやアンバサダー募集などに積極的に応募し、選ぶ立場の人達がどういう点を見ているのかを研究するのも有効かもしれません。受かる・受からないの結果に一喜一憂するのではなく、選ばれる人とそうでない人の違いを見極め、自分にとっての課題を見つけ、改善していきましょう。

置かれた場所で輝くには、努力が不可欠

地方であれ都会であれ、どちらで活動するにしろメリット・デメリットはあります。質の違いこそありますが、どちらで活動するにしても同じくらい大変ですし、向き合わなければならない課題もそれぞれあります。

私たちヨガ講師にとって活動しやすい完璧な環境なんてどこにもないですから、「ヨガ講師」と「生徒さん」、そして「活動する環境」の3つの視点を持ち、俯瞰するような広い視野で、今ここでご自身が向き合うべき課題に取り組んでみてくださいね!

関連タグ