“めぐり”の良いカラダへ―「気・血・水」の流れをよくして自然治癒力を高めよう!

“めぐり”の良いカラダへ。「気・血・水」の流れをよくして自然治癒力を高めよう!

冷え性、肩こり、便秘やむくみ、なんとなく身体がだるい。かといって、病院に行くほどでもない不調。皆さんはそんな不調を経験したことはありませんか?東洋医学では、それらを「未病」(=病気とは診断されないが、心身に不調をきたしている状態)といいます。今回は、東洋医学の「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という概念をご紹介しながら、どうしたら不調を改善できるのかについて、みていきたいと思います。

東洋医学の考え「気(き)・血(けつ)・水(すい)」とは?

東洋医学では、古くから、「気・血・水」の3つの要素が身体をめぐっていると考え、このうちのどれかが不足したりめぐりが悪くなると、心身に不調をきたすといわれています。東洋医学は予防医学ともいわれますが、この3つの流れを整えることで、自然治癒力を高め、未病のうちに病気を予防し、健康を維持することができると考えられているのです。

「気・血・水」とはそれぞれどういう意味?

「気(き)・血(けつ)・水(すい)」とは?
「気(き)・血(けつ)・水(すい)」とは?
  • 「気」:生命エネルギー。気が滞ると、「血」・「水」の流れも悪くなる
  • 「血」:血液。全身に栄養を運び、不要な老廃物を回収する働きがある
  • 「水」:血液以外の体内の水分(汗、尿、唾液、関節液)。老廃物を身体の外へ出し、身体に必要な水分バランスを保つ働きがある

これらは相互に影響を与えあうため、どれか1つが不足したり、流れが滞ったりすると、他の要素にも影響します。また、3つの要素が複合的に症状として現れる場合も多いそうです。

「気・血・水」の流れをスムーズにするには?

「気・血・水」の流れを良くするには?
「気・血・水」の流れを良くするには?

有酸素運動

ひとつは、ほどよく筋肉を使う有酸素運動です。血流が上がり、血のめぐりが良くなることも。そもそも筋肉量が少なすぎると、熱が発生しにくいため身体が冷えやすくなります。そうすると、血行も悪くなるため、ヨガやウォーキングなどの運動で筋力をつけることがおすすめ。有酸素運動として行うためには、ヨガはヴィンヤサで運動量を高めると良いでしょう。

入浴

シャワーではなく湯船につかって身体を温めることが有効です。血流が上がれば、気の流れもスムーズになると言われています。また、血流がよくなると、リンパの流れもよくなり、老廃物の排出などが促進され、代謝が上がっていきます。

※リンパとは・・・全身に張り巡らされているリンパ管を流れるリンパ液と、その中継地点であるリンパ節の総称。リンパは体内で不要になった老廃物や疲労物質を運搬し排出するという「下水道」のような働きをしてくれます。

知っておきたい、「経絡」とは?

「気」の流れを良くする―「経絡」とは?
「気」の流れを良くする―「経絡」とは?

ここで皆さんにご紹介したいのが、「経絡」です。経絡とは、「気」の通り道のことで、東洋医学では、私たちの身体には14本の経絡が通っていると考えています。電車の線路にも例えられ、そのターミナルとなる駅がいわゆる「ツボ」、正式には「経穴」です。このツボを温めるのが、お灸。ツボにピンポイントでアプローチするのが鍼、ツボに手を当てて押すのがツボ押しです。ツボを温めたり、刺激することで、気の流れを良くするのです。

ヨガクラスでも経絡を活用しよう

気の流れが滞ると、各経絡とつながっている臓腑(西洋医学でいう内臓や消化器官)の働きが悪くなり、また心にも不調が現れるようになると考えられています。経絡のツボ押し・マッサージは、家族や身近な人、自分自身に対するケアとして使えるだけでなく、ヨガクラスの中でも活用できます。生徒さんに対してツボを押してあげることで、気の流れをよくしたり、慣れてくるとツボを押した反応で、その人の心身の状態やコンディションがわかったりしてきます。とりわけシャバアサナのときにこのツボ押しはとても有効です。

過度のストレスや睡眠不足、運動不足によって、この「気・血・水」のバランスが崩れたり、流れが滞ってしまいがちです。病気になってしまう前に、心と身体の不調に気づくゆとりを持ちましょう。そして、「どこかおかしい」、「調子が悪いな」と感じたときに、食事や睡眠を見直すと同時に、ヨガなどの運動や経絡のツボ押しを組み合わせて、”めぐりの良いカラダ”を育んでいきたいですね。

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