記事の項目
概要
サンスクリット語で「アルダ」は「半分」、「チャンドラ」は「月」の意味をもつ。両手両足を開いた姿の頂点を結ぶと、きれいな弧を描いた半月に見えることからこの名前がつけられたとされる。クラスではバランスシークエンスのなかで用いられることがある。片足のサイドプランクポーズの準備ポーズとしても用いられる。
ポーズの名前
半月のポーズ(Half Moon / Ardha Chandrasana)
名前の由来
アルダ(半分)+チャンドラ(月)+アーサナ(ポーズ)
ポーズのジャンル
立位
効果&効能
- 腹部、足首、太腿、臀部、背骨の強化
- 鼠蹊部、ハムストリングスとふくらはぎ、肩、胸、背骨のストレッチ
- バランス感覚/調整の向上
- ストレス軽減
- 消化機能改善
- 不安・背中の痛み
- 骨粗しょう症・坐骨神経痛
- 疲労
- 便秘
- 胃炎
- 消化不良
- 生理痛
ポーズのとり方
- 三角のポーズの(右脚が前)を行い、左手を左腰に当てる。右膝を曲げ、同時に右手を右脚の30cmくらい先へ置く。
- 右脚に体重をかけながら、左足を床から徐々に離し、右脚をまっすぐ伸ばしながら左脚を床と平行になるまで上げていく。 膝頭は正面に向け、内側に傾けないように注意する。
- 胴体を左へ回転させる。慣れるまでは左手を左の腰に当てて、頭をまっすぐにして前を見る。
- 右手で軽く床を押し、バランスを調整する。
- このまま30秒〜1分キープする。上げた脚を床へ下ろし、吐く息で三角のポーズに戻る。左側を同じ長さで繰り返す。
ポーズのポイント
- 上げたほうの脚を強く保つように、左かかとを伸ばす。
- 立ってるほうの膝を伸ばし過ぎないように気をつける。
- 膝頭は正面に向け、内側に傾けないようにする。
ポーズのバリエーション
初心者は、手を床に置くことが難しいので、ブロックの上に手を置く。ブロックを一番高くなる方向に置き、バランスがとれて安定するようになったら、徐々に低くしていくとよい。
禁忌&注意事項
- 首に問題がある場合、頭を上に向けて上を見ずに、まっすぐ前を見ながら首の両側を均等に長くしておく。
- 頭痛または片頭痛
- 低血圧
- 下痢
- 不眠症
関連項目
三角のポーズ
出典・参照元
- ヨガジャーナルオンライン アルダチャンドラーサナ
- 半月のポーズ(アルダ・チャンドラーサナ)のやり方と効果は?注意するポイントのまとめ | 初ヨガ!ダイエット
- 吉田香代子『ASANA Ⅱ』OM YOGA GROUP P149-152
- 雑誌『Yoga JARNAL』特別編集シリーズ YOGA PEDIA 2018(セブン&アイ出版社)P34