ティンシャ

概要

ティンシャとは、チベット仏教で尼僧や高僧が旅の魔よけとして実際に用いる法具のひとつであり、読経や瞑想を行う際などにも使用される。チベタンベルとも呼ばれる。
現在ではヨガクラスの始まりや終わりに使用されたり、リラックスを目的としたシーンで活用されたりする機会が増えている。

概説

ティンシャをヨガクラスや瞑想の時に使用する目的は、その場の浄化や、ヨガのクラスを始める合図として使用する。
ティンシャは、2つの同じ大きさの円板状の金属で出来ており、中心に空いた穴に革紐が通され繋がっている。音の出し方は大まかに3通りある。(1)円盤を向かい合わせにして鳴らす方法、(2)円盤の縁を当てて鳴らす方法、(3)円盤の側面をもう一方の縁に当てて鳴らす方法がある。

歴史

チベット仏教で尼僧や高僧が旅の魔よけとして用いられる。日本では、ヨガのクラスや瞑想のクラスに使用される。

特徴

ティンシャの素材は、金・銀・銅・鉄・亜鉛・鉛・錫の7種類の金属をしたものや、真鍮のみを使用したものなどがある。また、表面が無地のものもあれば、マントラや八吉祥の柄が入っているものなどがある。大きさは5cm〜7cmのものがあり、大きさや素材によって音色が異なる。また、機械で作られたものと手作りのものがあり、特に手作りのものは微細な変化ではあるがひとつひとつ音色が異なる。

関連項目

クリスタルチューナー
シンギングボール

出典・参照元