佐藤ゴウが説く、瞑想の本当の目的

佐藤ゴウが説く瞑想の本当の目的とは。~静けさの中で自分を受け入れる~

瞑想ってなんのためにするの?

ヨガは大好きだけど、
瞑想の効果が感じられない、
瞑想は苦手。

そう思われている方も多いのでは。

心地よさが得られず苦痛に感じてしまったり、大きなメリットがないなーと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こんにちは!ヨガジェネレーション企画部の琴美です。

今日は、「瞑想って何のためにやるの?イマイチ効果が感じられないんだろう」という方が、少しでも「瞑想、やってみようかな」と思われるように、説得を試みたいと思います(笑)

ヨガジェネレーションで瞑想指導者養成講座を担当する佐藤ゴウ先生の著書「path to dhyana」を引用しながら、瞑想の本当の目的とは?を紐解いていきます!

瞑想ってそもそも何をやっているのか。

佐藤ゴウが説く瞑想の本当の目的とは。~静けさの中で自分を受け入れる~

佐藤ゴウ先生は、ヨガ哲学を紐解きながら、瞑想の理論、方法を講座では教えてくれます。

ヨガ哲学や瞑想の目的を書いたゴウ先生の著書「path to dhyana」の序盤に、瞑想を行う過程で起こることが、ゴウ先生の言葉で紡がれています。

(前略)押し流されていることに気づいた時が潜り直すチャンスだ。

焦ることはない。
チャンスはいくらでもある。

深く潜るためにまた息を深く吐いて柔らかく吸って止めて柔らかく吐く。
心に従って。
慌てず恐れを手放して潜り続けると至る透明な静けさ。

そこは
音もない、
光も届かない
何の揺らぎもない自分だけの時間と空間。

そこにしっぽりと納まりただ居る。
意識が”わたし”になりきる。

「path to dhyana」佐藤ゴウ著

「瞑想」とは書かれていないのですが、そう。やってみればまさにこんな感じだな、と納得感がある方もいらっしゃるのでは。

「焦ることはない。チャンスはいくらでもある。」この言葉は瞑想が苦手な方が続けるためのヒントにもなりますね。

瞑想の醍醐味は、「瞑想ができている」と感じたそのあとにある。

静けさの中で、自分を受け入れる。その瞬間、未来が動き出す。

瞑想といえば、目を閉じてじっと座っている。そんなイメージが浮かびます。

「心が落ち着く」「リラックスできる」もちろん、それも大切な効果のひとつですが、瞑想の本当の醍醐味は、実はその先にあります。

上手く瞑想に入り、静けさの中に身を置いていると、「今の自分をただ観ている」という瞬間が訪れます。

ゴウ先生の言葉では、「そこにしっぽりと納まりただ居る。意識が”わたし”になりきる。」と。

そして、そうなると起こることが、ゴウ先生の著書には書かれています。

すると自然に気づく肉体、感覚、思考、心と自我と真我との違い。

本当の自分、真我、名もなき魂である”わたし”が、

今世の役割のために

心、思考、感覚、肉体などの道具とその活動と活動の対象を

与えられ続けていたことを。

役割とは、

今のその道具とその活動とその活動の対象にその時々の最大限に丁寧に真摯に向き合うこと。

役割とは、

今できることを自分と誰かのために精一杯やること。

愛の実践。

「path to dhyana」佐藤ゴウ著

瞑想が上手に出来てくると、「本当の自分」に気づくとゴウ先生は言います。

そして、「わたし」は今世の役割を果たすために、道具として「心、思考、感覚、肉体」と、それにまつわる活動や活動の対象を与えられていることに気づくんだと言います。

結びつきづらいかもしれませんが、これが「行動力」や「パフォーマンスアップ」に繋がるヒントだとも言えます。

静けさの中で、自分を受け入れる。その瞬間、未来が動き出す。

静けさの中で、自分を受け入れる。その瞬間、未来が動き出す。 (3)

先ほどの続きです。

それは、そのための道具(心、思考、感覚、肉体)を

大切にすることからはじまる。

「path to dhyana」佐藤ゴウ著

この世に生きる役割として、「今できることを自分と誰かのために精一杯やること。」「愛の実践。」「道具=自分」を大切にすること。

そんなの、分かってる。でも、できない時もあるでしょ。と弱気になることもあります。

日々の暮らしの中では、今を精一杯生きる、ということが難しいこともあります。

もちろん、誰しも日々、気持ちの浮き沈みはあります。

しかし、精一杯にできなかったとき、沈んでいるところから浮上できずにもがいている時間が長い時、行動するのにはとてつもないパワーが要る時がありませんか?

それが、瞑想をすることで、どうにかなるの?

そんな疑念を抱かれるのも無理はありません。

自分を受け入れると、挑戦が怖くなくなる

私たちが一歩踏み出せない理由にはいくつかあります。

  • 失敗したらどうしようという恐怖と不安
  • 自分にはできないという思い込み
  • 安定から抜け出せない、変化を恐れる現状維持バイアス

などなど、他にも環境の要因や動機が働かないなど、さまざまです。

しかし、根本はすべて同じ。「失敗への恐怖」。

起こることがマイナスへ働くことへの恐怖で一歩を踏み出せずにいますが、たとえ失敗をしても、「何かの糧になっている」ことに気づけば、失敗を失敗と思わなくなります。

例え失敗をしても「そんな自分も大丈夫」と思えるなら、挑戦はずっと軽くなります。

瞑想は実はこの、”自分を受け入れる力”を育てます。

今の自分をありのままに観られるようになると、

「なんで私こんなこともできないの?」「なんでサボっちゃうの?」完璧主義や自己嫌悪で自分を縛っていた心が、少しずつ解(ほど)けていく。

「わたしという道具を丁寧に扱えている?一番効率よく使えている?」そんな問いが生まれると、挑戦や勇気が自然と湧いてくるのです。

行動が増えると、自信が育つ

静けさの中で、自分を受け入れる。その瞬間、未来が動き出す。 (4)

挑戦できるようになると、行動が増えます。
行動が増えれば、小さな成功体験も積み重なります。

「できた!」という体験は、私たちの心に確かな自信を生みます。
その自信は次の行動を後押しし、さらに大きな可能性を開いていきます。

瞑想は、この“好循環のスタート地点”をつくるもの。
静けさの中で自分を受け入れることが、すべての始まりなのです。

あなたの未来を動かすのは、自己愛から生まれる勇気

今のあなたに必要なのは、完璧さではありません。
“ありのままの自分”を認めて、一歩を踏み出す勇気。

(中略)

すべては大きな存在のものとでつながっている。
全ての存在、全ての生命体、全ての出来事、過去、思い、考え、
全て必要なことだと気づく。
尊い。
ありがたい。

「path to dhyana」佐藤ゴウ著

ヨガジェネレーションで開催する、ゴウ先生の瞑想講座はこの「path to dhyana」を教科書として、「瞑想」という、ある種、一人一人の感覚に委ねられていたものを紐解き、学びます。

瞑想は、自己愛と挑戦する勇気を育て、未来をやさしく動かしてくれます。
ゴウ先生の瞑想は、そんな「変化の循環」をあなたの人生に根づかせる手助けになるはずです。

是非、この秋は佐藤ゴウ先生から瞑想を学びませんか?

佐藤ゴウ先生の講座情報

■瞑想集中講座

9月23日(火・祝)13:00-17:00
東京スタジオ&オンライン

10月13日(月・祝)13:30-17:30
初開催の大阪スタジオ&オンライン

■瞑想指導者養成講座

11月29日(土)~4月25日(土)13:00-16:00 全6回

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