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マントラ「AUM(オーム)」の意味、知ってる?
ヨガを練習している人であれば、一度はレッスンの始まりや終わりにマントラを唱えたことがあるのではないでしょうか?中でも、よく唱えられる短い音のマントラ「AUM(オーム)」。その本当の意味はご存知ですか?
ヨガとはかけ離れた一連の事件などで有名になってしまったこの音ですが、本来、聖音であるオームには崇高な解釈があります。
マントラとは祈りであり、真言である
では、そもそもマントラとは一体何なのでしょうか?古代インドでは、願い事を叶えてもらうために、神々への賛歌としてマントラが唱えられてきました。様々な文明の中で言葉の持つ神秘的な力が重要視されてきましたが、インドではそれが顕著で、現在までその伝統が残っています。
神の魂だとも言われ、インドでは神事などの祭典時に唱えたり、危険を避ける、金銭を引き寄せるなどの意味合いで、宗教的儀式で唱えたりするようです。
ヨガでマントラを唱える意味

心にエネルギーを与える
マントラを唱えることで感情や心が解き放たれ、マントラの音が持つバイブレーションが、生命が元々持っている根源的な振動と共鳴し、心にエネルギーを与える。
集中力を高める
深く息を吸い穏やかにマントラを唱えていると、自然と注意が内側へと向かっていきます。自分が発する音に耳を傾け呼吸を整えることで、集中力を高めていくことができます。
聖音 “AUM”は3つの本質と宇宙の働き

オームの音は、A,U,Mに分けられ、それぞれは人間の3つの本質(覚醒・夢想・熟睡)、また、創造・維持・破壊という3つの宇宙の段階を象徴しています。そしてこれらの音の後にくる静寂が、第4の状態、全ての源、全ての終わり、絶対的存在、すなわち悟りを表すと言われています。
ヨガのクラスの始まりや終りに、皆でオームを唱えることもありますよね。音の響きが場の雰囲気を変える現象は本当に神秘的です。一瞬で空気が浄化されるようです。意味を理解してオームを唱えることで、またヨガによる恩恵を受け取る感覚が変わってくるかもしれませんね。
さぁ、目を閉じて呼吸を落ち着かせ、ゆっくり静かに「オーム」と唱えてみましょう。
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