歴史
沖正弘(1921〜1885)が創設。彼は1957年よりヨガ行法哲学研修会として組織の活動をスタート。1960年には日本ヨガ協会を設立し、真理探究を深める沖正弘の教えは、戦後昭和の日本人の心に大きな影響を与え、ヨガを日本に広める原動力となった。
特徴
ハタヨガ、ラージャヨガなどインドの伝統的なヨガのみでなく、陰陽道、禅、神道、中医学、マクロビオティック(自然食)といった日本や中国など東洋の修行法・鍛錬法・健康法を融合した内容で、「生き方をヨガにする」という一生涯の目的に向って行っていく。
アサナの完成形を求めるのではなく、生徒一人一人の柔軟性に合わせた基本のアサナや呼吸法、瞑想法を意識的に行うことで、アサナが内側から組み立てられるのを体感し、内側にエネルギーを通し、最終的には生活の中において無理のない姿勢や呼吸が実践され活かされていくことを目指すのだ。
アサナのポイント
ポイントのひとつは、アサナ練習の際に「息を吐いた時に動いてアサナを行う」ということ。息を吸いながら体を動かすアサナの動作に慣れなかったり難しく感じる人も、このことで動きに安定性が生まれ、神経系もリラックスすることができる。
また、アサナには限りがないという教えから、難易度の高いアサナでも修正形の繰り返しの練習から完成形へのたゆまぬ努力を通して、呼吸のコントロールや、集中力などを高めていくことが可能となる。
プラクティスを通じて全身にエネルギーを通すことで、日常生活にもそのエネルギーを応用して、様々に起こる問題に対しても落ち着いて対応できるようになっていく。
こんな人にオススメ
沖ヨガには生徒のレベルに合わせたアサナのバリエーションが豊富にあるため、ヨガ初心者にとっては安心して取り組めるヨガであり、上級者にとっても自分の限界を決めることなくチャレンジできる難易度となっている。
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