Masami*Willowのマクロビンディ紀行(マクロビオティック+インド食事情) Vol.8

ヴィッパサナー瞑想から無事帰ってきました。
12日間、まったく身体を動かしていなかったので、帰ってきてすぐにヨガのクラスを
とったのですがとても快適!
余計なものを食していないので(1日2食のサトヴィックフードのみ)身体の余分なものが排除された感じ。
久しぶりに身体を動かしたとは思えないほど、関節は柔らかいしどのアーサナもスムーズでした。
心が軽くなると、身体も軽くなる。
身体と心はやはり密接につながっていることを実感。

ヴィッパサナー瞑想の手法は「あるがままを観察」すること。
これは起きていることを否定したり意味づけするでもなくただただ観察すること。
それは身体に起きている現象も心に起きている現象もすべて。

最初はアナパダと言われる手法で呼吸にフォーカスして「今」ここに自分を定めることを意識付けします。呼吸は私たちが生きている間にずっと欠かさずそばにいてくれる唯一のもの。
呼吸を観察すると今の自分の心の動きもわかりますし、「今、ここ」の瞬間に自分自身を定めることができます。
私たちが生きている場所は過去でもなく、未来でもなく
「今」この瞬間。

しかし、私たちのmindは
過去のすごくHappyだった出来事に渇望したり、
あるいはものすごく嫌な体験を思い出しそこに自分をおいたり逃げたくなったり嫌悪感をいだいたり、
またまだ先の見ぬ未来をとても楽しみにしすぎたり、
先がわからないことをとても不安に思ったり・・・

いつもいつも忙しく忙しく動いています。

私たちが生きているのは「今」という場所なのに・・・

生きていると
“なぜ生まれてきたのか”、
“どうしたら幸せに生きることができるのか”、
“そもそも幸せとは何なのか”・・・

これが頭をよぎることは多々あるのではないでしょうか?

まず生まれてきたということは死に向かっているということ。
これは避けられない運命です。
しかし、私たちが人生において一番恐怖を感じることは「死」を迎えること。
だからこそ苦しみが生まれます。
今こうしている間にも刻一刻と私たちは死に向かって走っているのです。

もちろんそれ以外にも苦しみはたくさんあります。

例えば自分の欲しいものがなかなか手に入らない時、人は苦しみを味わいます。
また気持ちがよい状態を味わうといつもこうでありたいとそこに執着します。
これは渇望です。

あるいは、自分がやりたくないことをやらなければいけない時、耐えなければいけない苦しみ、それを早く消してもらいたい。
これは嫌悪です。

この渇望と嫌悪から欲望が生まれそれは私たちの心に緊張を生み出し、身体レベルにも不調をきたすようになります。そうするとリラックスができない、いつも問題と一緒にいる幸せではない状況へと導き私たちを苦しめます。

これをサンカーラといいます。
サンカーラは肉体感覚に対する心の反応で、これはそれを感じれば感じるほど心の中に深く深く蓄積されていくのです。
ヴィッパサナーはこの過去に蓄積された多くのサンカーラを浮き彫りにし消し去り私たちに幸せに生きる道筋を記してくれる手法なのです。

生きることは苦しみばかりならばただしんどいだけなんじゃないか・・・
そう思ってしまう人もたくさんいます。

しかし、そうではなくいただいたこの命、
これをどうやって生かすか、ここで生まれてきたことに感謝し受け入れて生きていくことができれば私たちは幸せを感じることができます。
そして自分自身がそこに気付いて一歩一歩幸せへの道を進み始めれば自分だけでなく自分の周りに居る人たちも幸せに導くことができます。

また、どんなに自分が今のこの瞬間に苦しみを感じていたとしてもそれは必ず変化します。
これは自然の摂理です。
すべてのものは移り変わる。
この世の中において唯一変わらないことは、物事はすべて変化し続けるということ。
何も変わらないものはないのです。

そう、「今」を感じ、この瞬間に自分が生きていることがこの苦しみからの解放なのです。
嫌悪を感じても渇望を感じてもそれにmindをとらわれずに客観的に起きていることをただ観察する。
今自分の身体のどこが反応し、感覚を感じているのか・・・
それに反発しなければ心に緊張は生まれません。

反発せず、ただ観察して受け入れるだけ。

といってもこれが一番難しいのですが・・・

これは自分という身体レベルの話だけでなく、人生においても同じこと。

避けられない運命に逆らうではなくそれを受け入れること、
今自分に起きていることがどんなに良いと感じることでも悪いと感じることでもそれにずべて渇望したり嫌悪を抱くのではなく、
これも客観的に冷静に見て観察していけるようになれば

人生というとても長い船旅は荒れる波に流されたりさまようこともなく、どんな順路であっても自分にとって必要な到着地へと導いてくれるはず。

瞑想という手法は少しでも私たちがこのように穏やかに生きることを手助けしてくれる素晴らしい手法です。

ヴィッパサナーの10日間の合宿は私たちにすばらしい体験をもたらしてくれます。
しかし、この10日間という時間をとるのは大変なことだと思います。
もしこの瞑想という手法を自分のライフスタイルに少しでも取り入れてみたいと思った方は、まずは朝起きていろいろ仕事を始める前に数分間でも座り目を閉じ自分のmindの動きや身体の感覚を感じ観察することだけでも、より心と身体がShantiに穏やかに導かれるはずです。
穏やかに生きることができれば、心にゆとりが生まれます。
そうなることでより自分の人生が本当の意味で楽しいものになります。

私自身ももちろん、この嫌悪と渇望に日々振り回されて生きています。
しかし、これに振り回されっぱなしで荒波にもまれ、自分が幸せを感じ生きることができなければ、自分の周りに居る人、大切な人たちを誰も幸せにすることができない・・・
だからこそ、少しずつでもいいから一歩一歩この道を前進していきたいと今回この時間で改めて実感しました。



 

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