更科有哉が旅先の店先でヨガポーズをしているところ

更科有哉+アシュタンガヨガ [マイソール日記Vol.9『スポーツ的観点からのAshtanga Yoga』]

2009年1月27日 火曜日。

一昨日、Intermediate Led Classがありました。おかげで今日も筋肉痛です。もう7〜8回参加しているのですが、相変わらずついていくのにやっとです。馴れません。一生懸命やっています。死物狂いで。外見的表情はあくまでもニコやかに、ポーズは美しく、ビンヤサは軽快に心がけてやっています。

汗はごまかすことができないので、どしゃ降りなんですが。日本人は僕だけで、あとはアメリカ、メキシコ、イギリス、ブラジル、ドイツ…..etc。僕は思いました。もっと強くならなければならないと。更なるバンダ力をつけないと。もっと力が必要だと思いました。質のいい筋肉も必要だと。

外国人は強く、タフです。それは、多くのスポーツにおいても言えることです。(サッカーや、バスケットボールしかり)フィジカル面での差があります。僕は、ポーズによってはギリギリで通っているものがあります。普段は平気で出来るものが、Led Classではスタミナ・筋持久力が奪われ、やっとなのです。

Primary Ledならまわりを見るくらいの余裕はあるんですが、Intermediate Ledでは全くありません。外国人も、おそらくキツいとは思いますが、僕よりは上手に切り抜けてるような気がします。

ティッティバーサナをする更科有哉
ティッティバーサナをする更科有哉氏

そしてSharath先生が高い要求・指摘をしてきます。一昨日は僕だけ、Tittibhasana Cで「膝を伸ばせ!」と言われました。正直、僕の足はプルップルで、震えが止まらなかったのを憶えています。

ティッティバーサナCをする更科有哉
ティッティバーサナCをする更科有哉氏

先日のLed Classを振り返り、人間はこうして強くなるんだと思いました。反省点があることによって、次回への戦略を考え、実践し、取り組み方を変化させたり、肉体的なダメージがあって筋肉が破壊され、そこを補おうと休んだ時に、また新たに筋肉がついたりで筋力upしたり。

今日もmysore classがあったのだが、課題がハッキリしているので意識や取り組み方が変わっています。明確な目標があり、そこに真っ直ぐ向かっていくことが楽しいです。大人になっても、ひたすらゴールを目指すサッカー少年だったあの頃のように過ごせる今が、最高に楽しいです。

Ashtanga Yogaは、スポーツというカテゴリーではないと思いますが、スポーツが大好きな大人達にも楽しめるYogaでしょう。機会があったら是非、トライしてみてください。そして僕は、スポーツ選手のためのAshtanga YogaというClassもいつかやってみたいです。サーファーだったり、クライマー、フットボーラーだったり。多くのスポーツにおいて、柔軟性や怪我をしにくい身体、高い集中力と高い判断力が求められるだけに。

(写真はTittibhasana A,B,C)

文・更科有哉