卵巣機能不全という病気の発覚、ヨガをして変わったこと

卵巣機能不全という病気の発覚、ヨガをして変わったこと

こんにちは。パブリックジャーナリストのAikoです。

今日は私が3年半苦しんだ病気についてお話したいと思い、記事を書きました。

もしかしたら同じ様に苦しむ人がいるかもしれないと思って、そのエールでもあります。

3年半前の6月、東京にきて8回目の夏が間もなく訪れる頃でしたが、東京の夏にも慣れてきたと思っていたのに、その年は随分暑く感じました。

そして、5月末にくるはずの生理がないことに気が付き、病院に行こうと思いながら、6月末を迎え、婦人科に行きました。

婦人科に検診へ
婦人科に検診へ

そこで告げられたのは、“卵巣機能不全”という病気です。

卵巣機能不全とは、卵巣が充分に機能を果たさず、女性ホルモンの分泌が減少したり、全くなくなったりして、排卵が起こらない状態のことです。

私の場合は、女性ホルモンの数値が男性よりも低く、生理は全くなくなり、ほてりやのぼせといった更年期障害の症状が現れていました。だから、随分暑く感じたのか、と納得するものの、と同時に絶望感が襲ってきます。

このまま子どもが産めない体になってしまったらどうしよう、と不安でたまらない日が続きました。

病院の先生は、早くに治療を始めたから期待できると言うものの、確実に治るとまでは言わないので、自分でも健康に気をつけるようになりました。

この病気の原因は様々だそうですが、主にストレスだそうです。

治療方法としては、ホルモン剤を投与して、生理を起こさせ、自発的な機能が回復するまで待つことと言われました。

ところがこのホルモン剤を飲むと、何か悪いものを食べ当たった時のように、具合が悪いのです。身の置き場がなく感じ、焦燥感と倦怠感が増して感じられました。

そんな時、ある新書に

人は全身の細胞が生まれ変わる。筋肉は60日、心臓は約80日、全身の皮膚が入れ替わるのに3ヵ月、血液は100日前後、骨も含めると3年

と書かれてありました。

その期間は情報誌によって様々ですが、入れ替わることは間違いないようです。

もし入れ替わるのだとしたら、自分がなりたい理想の自分になれるかもしれないと胸が躍りました。

なりたい自分になる!
なりたい自分になる!

その期間、毎日楽しくご飯を食べ、お水を飲んだら、そこで作られる細胞はハッピーな細胞になり、多少のことではビクともしなくなるのではないかとも思いました。

そう思ってからは、たくさん筋肉を動かし、老廃物を出し、良い物を食べ、汗を出して、良い水を飲み、体の入れ替え作業が始まりました。

最初はマラソンや筋トレを行っていましたが、ホルモン剤を止めると、やはり生理は来ないのです。

そして転機が訪れます。

ある時以前やったことがあるヨガを思い出し2年前にビクラムヨガに通い始めました。一度体験に行ってからというもの毎日です。

なぜかというと、その時のインストラクターがあまりにキラキラしていて、そして全身コラーゲンのようにプルプルしていたのでびっくりしました。

毎日ヨガを実践するように
毎日ヨガを実践するように

そして、ケンハラクマ先生の「YOGA」という本を読み、アシュタンガヨガをやってみたいと思ってから1年後の今年、やっとアシュタンガヨガを始めたわけです。

ヨガは外側の筋肉を使わずに、お腹を柔らかく使って、内臓に刺激が行くようにポーズを取っていきます。

そのことを私は最初知らなかったので、どんどん太ももが太くなっていきましたが、それを知ると体重が自然と落ち、ウエストが引き締まって、体温が常に36.5度以上を保つようになりました

内臓に刺激を送ると、内臓の周りにある毛細血管に血液が送られ、内臓の活動が活発なると聞いたので、卵巣や子宮に刺激のあるポーズはとりわけ集中して、家でも朝晩行うようにしました。

すると昨年9月に初めて、自然の生理が来ました。そして、不思議なことが今年の4月から起こります。

新月に必ず生理が来るのです。

定期的に生理が来るようになった
定期的に生理が来るようになった

それまでは、前の生理から次の生理までの期間が20日であったり、30日であったりしたのですが、28日でぴったりくるようになったのです。

呼吸と体と心とを連動させて、ポーズが辛いと思った時に、緩める勇気や、プライドを捨てて休む勇気や、頑張る力強さなどをヨガからいっぱい学びました。

全ての細胞が生まれ変わるのだから、必ずなりたい自分になれるはず、自分を大切にして、ハッピーな毎日も夢じゃないはずということは、病気をしなかったらわからなかったことです。

是非素敵なヨガライフを・・・心から。

執筆:Aiko