糸かけを文化に

糸かけを文化に。【前編】糸かけ師:小林睦子インタビュー

年齢問わずに、小さい子からシニアまで皆が糸かけって楽しめるんですよね。私の理想は、折り紙みたいな感じ。折り紙って小さい頃に皆遊ぶじゃないですか。だからシニアの方がレクリエーションで行うときに、「あ、懐かしい~」って思うんですよね。糸かけもそんな風になればいいなって思ってるんですよ。

そう話してくれたのが、今回、ヨガジェネレーションで初開催となる糸かけヨガ曼荼羅の講師を務めて下さる、小林睦子先生。

初めてプロフィールを教えて頂いたとき、糸かけはもちろんのこと、ヨガで障がい者就労移行支援、保育園運動監修やヨガ指導、子育て占星術などその活動範囲の広さにとても驚きました。

しかも、それに加えて4人のお子さんのお母さんだというではありませんか!一体どんな人生を歩んでこられたんだろう…と思い、お願いをした今回のインタビュー。

今日は、まず睦子先生がヨガに出会った頃のお話、そして糸かけに出会うまでの人生お話して頂きました。

元舞台役者。体を鍛えるのが好きでヨガに出会う

役者時代の小林睦子先生
役者時代の小林睦子先生!今とは全然違う…!
小林睦子先生
小林睦子先生
私、元々、役者をしていたんですよね。しかも結構アクロバットな舞台をしていて。当時は体を鍛えておかないといけない、っていうことで筋トレなどいろんなことをやっていたんですが、もっと他に鍛える方法はないかな?と思って、20歳くらいのときにパワーヨガに出会ったんですよね。

今でこそ、YouTubeやインスタライブなど無料でもヨガの動画に出会える時代となりましたが、当時はDVD全盛期。家で見ながらヨガを始めたそう。

小林睦子先生
小林睦子先生
それから、結婚して26歳のときに出産をしているんですが、その時にマタニティヨガに出会って。「そっか。ヨガのポーズってこういうところでも役立つんだ!」って出産してから繋がったんですよね。それから、その後、長女の出産後、産後うつみたいになってしまって、その時どうにしかしなきゃ、と思って、ちゃんとヨガスタジオ通うようになりました。

「ヨガに出会ったのはもう23年前になりますね」と笑顔でお話してくれた睦子先生。役者をやりつつ、その両輪で走らせていたのが、介護のお仕事。

訪問介護の仕事を10年。同時にヨガ資格の取得も

小林睦子先生
小林睦子先生
役者と同時にしていたのが、訪問介護の仕事。私、母親が教師をしていたんですね。母親が副校長をしていた小学校にハンディキャップを持ったお子さんたちの特別クラスがあったので、高校生の頃からそこで、水泳指導員をやったり、通常授業のサポートを行ったりしていたんです。そのときに、『もっとちゃんと専門知識を持って仕事をしたいな』と思って、介護の専門学校に進学しました。

そこで、介護の資格を取り、役者の仕事をしつつ、訪問介護の現場で働く日々。更には、

小林睦子先生
小林睦子先生
26歳で長女の出産後、27歳の時からヨガの資格も取り始めちゃったんですよね。そこからは怒涛の資格取りの日々。(笑)

2つのお仕事をしつつ、ヨガの勉強に、お母さん業。パワフル!(笑)そして、その後ヨガインストラクターとしての活動も始められます。

ゆりかごから墓場まで。皆が幸せに過ごせるように

女性の一生をサポートできるように。
女性の一生をサポートできるようにヨガ資格を取得したそう。
小林睦子先生
小林睦子先生
大体、一通りのヨガ資格を取りましたね。マタニティ、キッズ、ファミリーヨガ。それからもちろんシニアヨガも。とにかく産むところから、シニアまで全員見たいと思って全部勉強したいって思って。でないと人間の体がどう変化していくのかわからないなと思ったんですよ。

1度「これ」と思ったものは、とことん探求しないと気が済まない!と言った様子が、インタビューの様子からも伺えた睦子先生。

実は、私が睦子先生とご一緒したいなと思った理由の1つが、とにかく勉強熱心なところ。どこまでも探求していく姿勢や、子供が何人いてもどうにかして自分の好きなこと、やりたいことをやりぬいてる力強さ。

それも、「頑張らなきゃ!」と力んでいるというより、楽しそう!

いつも忙しくされているけれど、Zoomでお会いすると本当に楽しそうにお話をしてくれるので、短時間でも元気がもらえてしまう先生です。

スタジオ設立。皆が楽しく勉強を出来る場所を

知育の現場にはヨガジェネ初開催の糸トレも!
知育の現場にはヨガジェネ初開催の糸トレも!

そして、その後、睦子先生はご自身のスタジオを持つと同時に、訪問介護のお仕事から離れることになります。池尻大橋のマンションの一室から始まったスタジオでは一体どんなことを教えられていたのでしょう?

小林睦子先生
小林睦子先生
自分と同じような悩みを持っているお母さんを集めて、自分も勉強をしたかったので、一緒に講座をやって勉強したりしていましたね。その頃に、知育のお教室にも出会って、そこで知育のお教室も始めるようになったんですね。
知育に糸かけを取り入れているそう!
たくさんのお子さんが睦子先生のところに来られているそう!

知育とは?

徳育・体育に対して、知識の習得によって知能を高めることを目的とする教育。主に思考力や考察力、判断力といった知能・知力を伸ばすことを目的とした教育のことを云います。

睦子先生が行っている0歳から就学までの知育は、子供はもちろん「お母さん」も主役。子供に無理やり何かをさせるのではなく、子供と一緒にお母さんも来られて、今の発達状態や発育状態に合わせて、今やるべきことをお伝えしているそう。

小林睦子先生
小林睦子先生
例えば、はいはいをしなければならない時に、はいはいをせずに、つかまり立ちをしてしまったりすると脳の発育上良くないんですよ。

と睦子先生。大人は寄り道することで、人生がより豊かになっていきますが、子供は寄り道をさせてしまうと脳の中に余計な回路を作ってしまい、回り道をすることになってしまうそう。

小林睦子先生
小林睦子先生
そこをどううまく、運動をもっていくのか、なんてことを教えています。この知育の教室ももう12年になりますね。

とお話されていました。ヨガのクラスをしたり、知育の教室をしたり、講座を開催して勉強したりと、スタジオ設立後も精力的に活動されてきた、睦子先生。

高校を卒業し、介護の道へと進み、シニアの方々と触れ合い、ご自身が結婚、出産されてからは、ヨガや知育の教室を通して、たくさんのお母さんや子供と触れ合ってこられています。

そんな睦子先生が、次に出会ったのが、今回、ヨガジェネレーションで初開催となる糸かけヨガ曼荼羅ワークショップで行って頂く「糸かけ」。そして、その糸かけこそが、更に開催が決定した、「糸トレマイスター養成講座」へと繋がっていきます。

次回の記事は、睦子さんの「糸かけ」との出会い、そして、糸トレマイスター養成講座を作るに至った経緯のお話を書きたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね!

ヨガジェネレーション講座情報

糸かけの講座はこちらから