生まれてきた目的、本当の自分を生きる PART1

気づけば2022年になって、もう1ヶ月が過ぎました。地球規模での変動が加速するなか、ますます本当の自分を生きることが重要になってきているように感じます。

ではどうすれば、本当の自分を生きられるのか。今回から2回にわたって、このことについて見ていきたいと思います。

自分の道は、自分でしかひらけない

本当の自分を生きるためのプロセスはそれぞれ違います。

私たちは、体質も、顔立ちも、性格も、感性も、意識だって本来、一人ひとりが異なるものです。輝きかたも、光の放ちかたも、同じものは一つとして存在しません。

ということは、自分本来の個性・素質を開花させるプロセスも違っていていいのです。

世間には、あらゆる“法則”が溢れていますが、どれも正解かもしれないし、そうでないかもしれません。ある人に当てはまる法則も、ある人には当てはまらないこともあるからです。

本当の自分を知り(思い出し)、その才能を開花させる万人に当てはまる、絶対的な道筋はありません。ましてや誰かに、「あなたの本質は○○だから、この道を行きなさい」と答えを教えてもらうものでもありません。

自分以外の誰も、あなたの道を決めることはできないのです。

確固たる気づきを得て行動するのは自分。このことに真に気づくまで、本当の自分を生きることはできないでしょう。

本当の自分を生るには……

昨年の11月に終了したRYT200の東京6期。自分軸で生きることを体現してくれました。

・すべての人がユニークな存在であると理解する
・自分がどんな“種(個性・素質)”を持っているのか知る
・その種を咲かせるフィールドを知る
・他者と比較せず、自分を磨き、育む
……といったプロセスを踏むことが大切です。

私たちは子どもの頃から、多くの教育を受けてきました。他者と競うことを学び、人と違うことをよしとしない環境にいた人も多いかもしれません。そうしたなかで、多くの人が自分の声よりも“社会の基準”に沿って、自分や他者を判断したり、あるいは誰かと自分を比較したり……。

やがて、あらゆる選択の基準が、自分軸から他人軸にすり替わってしまった。しかも、そのことにさえ気づいていない、ということがよくあります。

そんな風に、本来の自分を押し殺し、無視して道を大きく外れてしまうと、ある時を境に、物事が循環しなくなります。病気や人との争い、人間関係の歪み、事故……。これらは、自分の道から外れていることを知らせるサインです。

無視すればするほど、事態をいっそう深刻にして、どうにか本当の自分に引き戻そうとします。

自分の道を進んでいるときのサイン

自分が心から望むこと。きちんと見えていますか?

一方、自分の道を進んでいるときには、劣等感や嫉妬心、焦燥感はもちろん優越感を覚えることもありません。目標は定めつつも、そこにとらわれず今の環境にもきちんと敬意をもてているからです。

置かれた状況、環境を否定することなく、今いる仲間、役割に自然と感謝が溢れ、喜びに満たされている。つまり今できることに集中しているということです。

大きく夢を掲げたり、向上心を持って目標に突き進むことは素晴らしいことです。でも、もし心からの望みが本当の自分を生きることなら、その目標、願いがピュアな想いから生まれているのか。そこに細心の注意を払うことが肝心です。

前回の記事でも書きましたが、真我の声によるものなのか、それともエゴの声によるものか。そこの見極めがとても重要になります。

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