パンをグルテンフリーと書かれたボードを手にする女性

ヨガをしても身体が重い…なんとなく不調が続くのはグルテンが原因!?

グルテンとは

テーブルに置かれたパスタとパンとナイフ
グルテンとは、小麦等特定の穀物に含まれている「グルテニン」と「グリアジン」というたんぱく質の混合物で、パンやうどんのもちもちとした弾力はグルテンによってできています。

グルテンは、小麦粉、パン粉、パスタ、グラノーラ、ビスケットに含まれるほか、ラーメンやピザ、天ぷらの衣、焼き菓子などの加工品にも含まれており、私たちの身近な食生活に存在しているものです。

グルテンフリーな食生活で不調改善?!

野菜を料理する女性
「グルテンフリー」という言葉は、グルテンが含まれているパンやパスタ等を摂取せず、米やそば、肉や魚、野菜や果物をメインとした食生活を送ることを言います。

ヨギーの中でも特にダイエット中の方は1度は試したことがあったり、耳にしたことがある言葉であるのではないでしょうか。

ヨーロッパでも、減量を目的にグルテンフリーな食生活に取り組む人がいますが、ダイエット目的ではないグルテンフリー生活を送っている人もいます。

減量目的ではないグルテンフリー生活をしている人は、「グルテンが原因となる慢性的な不調」の改善をめざしている場合が多くあります。

オランダに生活していて私も実感していますが、パンやピザは、日本人よりもヨーロッパ人の方が摂取量が多いからか、グルテンが起因となる不調について書かれている記事や雑誌をオランダではよく見かけます。

一部の人々はグルテンを消化するのが難しく、グルテンによって不調を引き起こしています。

多くの場合は遺伝的要因のグルテン不耐性に関与していると言われており、一般的には、セリアック病、グルテン/小麦に対する過敏症、小麦アレルギーの3つのタイプに区別できるようです。これらの用語が同じ意味で使用される事も多くありますが、それぞれ異なる症状や課題があると見なされている場合もあります。

グルテンフリーウィークを試すヨギーが増えている

キッチンで料理を楽しむ家族
グルテンが起因となる一般的に挙げられる不調は、腹痛、下痢、頭痛で、中には筋肉や関節の痛みなどの症状も発生する場合もあるようです。

このような症状がグルテンによって起こっている可能性があったとしても、日本では現在、保険適用外のアレルギー検査となるため、本人が自覚していないことも多いようです。

いつも食べている美味しいパンやパスタをいきなりやめるのは辛いことですので、2~3週間、グルテンフリーまたはグルテンの摂取を減らした生活してみて、自分の心身の変化を観察するヨギーもオランダでは増えています。

もちろん、行う際は、まず専門家に相談することが重要ですし、現在通院中の方や持病がある方、服薬中の方などは医師との相談が必要となりますが、慢性的な不調でお悩みの方は一度試してみるのもよいかもしれません。

ヨーロッパのスーパーで買えるグルテンフリーの商品

商品棚の黄色いラベル「Glutenvrij」部分がグルテンフリー商品(オランダのスーパーで撮影)
商品棚の黄色いラベル「Glutenvrij」部分がグルテンフリー商品(オランダのスーパーで撮影)

オランダのスーパーで購入できるグルテンフリーの商品をいくつかご紹介します。

ヨーロッパにお越しの際に購入されてみたり、各メーカーのホームページにはグルテンフリーに関するマメ知識やレシピなども紹介されているので、ぜひ参考にされてみてください。

Schär Gluten Free:グルテンフリーのピザ

Rummo:グルテンフリーパスタ

Valsoia:グルテンフリーアイス

Consenza:グルテンフリーのトルティーヤ

Peak’s Free From:グルテンフリーのグラノーラ

食生活のあたりまえを見直してみる

ピザを頬張る女性
慢性的な不調をアーユルヴェーダやヨガによって改善していくことを目指しているヨギーは多いのではと思います。

しかし、健康を考えていく上で、毎日摂取している食べ物に1度目を向けてみると、不調に関連している可能性がある点や新たな気づきもあるかもしれません。

ヨガだけでなく、日常生活を包括的に見直してみる時間を作るのもよいかもしれませんね。

それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに!