キッズ悩み2

キッズヨガ講師に聞く!子育ての悩み解決術 vol.2

アドバイスの引き出しは無限大!キッズヨガ講師、片岡まり子先生へ”子どもが長期の休みのときのお悩み解決方法”を聞いてみました。今年の夏休みはもう終わっていますが、コロナ禍で家族全員が家で過ごす時間が増え、日常的に同じような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

休みの日の子どもとの過ごし方、ポイント5つ

遊びたい!寝たくない!という意識が強く、なかなか寝ない。特に今は夏休みで幼稚園がなく、規則性が乱れているので、夜遅くまで起きて、朝も遅く、起きた時ぼーっとしがち。早寝早起きが一番体も心も元気そうだけど、その規則性を作るのが難しい!
(3歳の女の子を持つ30代ママKさん)

片岡まり子先生横顔
片岡まり子先生
まだ幼稚園という事なので、リズムは作っていたほうがいいと思いますし、逆にまだ作りやすいですが・・・、やっぱり夏休みは親が疲れる時期ですね。休みの日の子どもとの過ごし方、ポイントを5つご紹介します。

その1.日中にしっかりと太陽を浴びて遊ばせる

太陽の光をしっかり浴びて、思いっきり体を使うと、幼稚園の時期は夜は眠くなります。気をつけたいのが、夜のブルーライト。スマホ、ゲーム機、テレビなどは時間を決めてあまり遅くまで見せないように気をつけましょう。体内時計が狂いやすくなり、どうしても朝起きずらくなりますし、ぼーっとしてしまいます。
熱中症やコロナ禍で外での遊びも難しいかも知れませんが、日中に体を使う事は心がけると良いでしょう。

外で走る子どもたち
友だちと会う機会が減っている分、ストレスもたまっています。

その2.遅く寝ても早く起きる事、早起きに”三文の徳”を導入

毎日起きる時間が早くなると、自然に早く寝るようになりますが、遅寝する環境が許されてしまうとなかなか大変です。遅寝でも早起きをしてもらうようにしていると、1週間もあれば早く起きる習慣に戻って行きます。
また、早起きのメリットを作るのも良いでしょう。普段やりたがっていることを朝にさせてもらえる方法です。
・ママと一緒に朝ごはんを作る。
・家族や犬とお散歩にいく。
・ゲームは朝の9時までならしていいよ(早く起きないと沢山できません)

何時までに寝るとテレビを見る時間、またはゲームの時間が1時間プラスになる、または寝るのが遅いと次の日はゲームできない。などの取り決めもあると頑張ってリズムをつけようと思うかも知れませんね。

犬と子どもの寝顔
犬は朝の散歩が好き!そのためなら早く起きられるかな?

その3.子どもにとっては夏休みの醍醐味は自由気ままな時間であることを理解

夏休みは、あらゆるスケジュールからの開放です。どのお子さんにとっても嬉しい時期です。また、大好きな親御さんと一緒に過ごすことができます。集団生活では言えないワガママも言いやすい環境にあるでしょう。そうした事を念頭に置いて、ある程度の許容範囲を決めておくのもいいでしょう。
夏休みのうちの「気が済むまで遊べる、遅寝遅起きが許される特別な日」を子どもに提案するのもおすすめです。夏休みの初めに提案すると、ルールを守らない時に、約束の特別な日は取り上げになるようにする、などの代案も立てやすくなります。
・お盆の従兄弟や祖父母の家に行く日、会う日
・旅行の日
・週に一度、または3日間などの日数は親が決めて、子どもに特別な日を決めてカレンダーに書き込む

特別が認められるのは、良い思い出にもなります。また特別があるから、普段の生活とのメリハリもつきます。こちらも譲歩できる準備をしておくと、お互いあまり揉めずに済むでしょう。

タンポポを吹く子ども
特別な日を作ることは成長の上でとっても大事。

その4.子どもの我慢度を観察

決められた幼稚園のスケジュールにどこか「ストレス」を抱えている子どもほど、遊びたい、寝たくない!という意識が強い傾向にあります。幼稚園などの決められたスケジュールにさほどストレスがない子は、早寝早起きを強く言わなくても、ある程度やってくれる傾向にあります。

普段から、大人のいうことは聞かない。協調性より自分の気持ちが何より優先。友人関係は自分のペースを押し通す。基本的にしゃべってばかりで、話を聞いていない。こうした傾向があるかないかを先に見てみましょう。大人からすると少し関わりずらさや育てにくい子どもかも知れませんね。
・幼稚園には嫌々行っていないか観察する
もし幼稚園に嫌々でも行ってるなら、本人なりに我慢しており、夏休みの自由な時間は心のバランスを取る為に必要な行動として現れている可能性もあります。もし我慢していることがあれば、共感してみるのも良いでしょう。
・幼稚園は楽しいかを聞いてみる
特にどういう所が面白くない、辛いのか?を聞いてみた上で、アドバイスも説得も説教もせず、ただ共感する。わかってくれる人がいると、精神的に落ち着きやすくなります。落ち着きのなさ、多動、過剰な行動は、比較的不安なマインドから始まる傾向があります。わかってくれる人の話は、素直に耳を傾けやすくなり、わかってくれそうにもない人の話は「聞く必要のない人」としてカウントされ、叱っても何をしても行動の変容が起きずらくなります。

瞑想をしている子ども
子どもにもリラックスできる空間は必要。

その5.魔法の声かけをこころがける

夏休み中は・・・
・いろんな決まり事がなくてホッとするね。
・周りのお友達に気を使わず遊べていいね。
・しゃべりたい時におしゃべり出来ていいね。
・遊びたい時に、やりたい遊びができていいね。

と声をかけてあげるといいでしょう。

そうした声がけが普段からある上で、寝る際に、
・ママは明日◯◯ちゃんと楽しく遊んだりおしゃべりしたいから、早く寝て体力つけるね。
・ママは早寝早起きすると毎日笑顔でいられるんだよね。一緒に寝ない?
・寝れなくてもいいから、静かに一緒にいてくれると助かる。

など、声をかけてみるはどうでしょうか?
自分を理解してくれている人のお願い事は、ちょっと頑張って協力してみようかな、と思う傾向にあります。

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片岡まり子先生横顔
片岡まり子先生
子どもの健康を思い、早寝早起きを願っての親心が、お互いにとって良い関係を築くきっかけになればと思います。

まり子先生に悩みを相談したい方、募集中です!キッズヨガの卒業生たちは、「子育てが楽しくなりました!」「イライラすることが少なくなりました!」と、ご自身の子育てにもまり子先生からのアドバイスを役立てているようです♪

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