ヨガウェアの女性とお茶のセット

【前編】オランダ流のおもてなし!ヨギーが愛するのは美味しくて”エシカル”なお茶

オランダのお茶とは?そもそもお茶って?

日本では、煎茶やほうじ茶など、茶葉からできたものをお茶と呼ぶことが多いと思いますが、オランダでは、茶葉を発酵させた紅茶も、植物の花、根、樹皮、種子、茎など様々な部分を使って作られるハーブティーも、茶葉にフルーツや花、スパイスなどの香りがつけられているフレーバーティーも、全てひっくるめて、Thee(Tea、お茶)と呼ばれていることが多いです。

そこで、これからご紹介する紅茶やハーブティーも、ここでは、全てひっくるめて「お茶」と呼びたいと思います。

それでは、オランダのヨギーのお茶時間やオランダ発のお茶ブランドをご紹介していきます!

これが、オランダ流のおもてなし

オランダで数か所のヨガスタジオに通ったことがありますが、どのスタジオにもクラス開始前後に、インストラクターやお客さんがくつろげる「団らんスペース」がありお茶やお菓子が用意されていました。

ヨガスタジオに限らず、家具屋、洋服屋、眼鏡屋、アウトドア用品店などでも、お店に入ると「何か飲みますか?」と勧められることが多く、「お茶の提供」は「くつろいで、ゆっくり過ごしてね」という気持ちを表す、オランダ流のおもてなしだと感じます。

リビングルームのようなオランダのヨガスタジオ

以前通っていた、とあるヨガスタジオの団らんスペースの写真がこちらです。

リビングルームのようなオランダのヨガスタジオ
リビングルームのようなオランダのヨガスタジオ

この日は、早朝のヨガクラスで、早めに着いたこともあり、まだ誰もいませんでしたが、スタジオの準備をしていた経営者の方が、奥からひょっこり顔を出し、「よかったら、何か飲んでゆっくりしてくださいね〜今日はホットジンジャーティーと炭酸水だよ!」と声を掛けてくれました。

ちなみに、他のスタジオには、卓上にミネラルウォーターとケトルが用意されており、いろいろな種類のティーバッグやキャンディー、チョコ等のお菓子も置いてありました。

ヨガスタジオ+αの工夫で居心地の良さが倍増

オランダのヨガスタジオには、インストラクターも生徒もくつろげる、リビングのような空気感があります。大きな窓に、大きな観葉植物、大きなソファーが配置されているのは、オランダらしい空間づくりの仕方で、とても解放感があり、ヨギーたちを気持ちよく迎えてくれます。

清々しい空間で、お茶を片手に世間話もできるなんて、心も癒されます。

朝ヨガの前に本を読みながらくつろぐ様子
朝ヨガの前に本を読みながらくつろぐ様子

ヨーロッパのヨギーが愛するお茶はこれ~オランダ発のお茶ブランド~

ヨガスタジオでもプライベートでも、お茶を楽しむオランダのヨギーたちは、どのようなお茶をセレクトしているのでしょうか?美味しさはもちろん基準の1つですが、その製品がどのように作られたのかも大きな基準となります。

ヨガスタジオやヨギー間で人気がある、オランダ発のお茶ブランドの製品をご紹介します。

i Do! 〜ハーブ本来の風味が味わえるお茶〜

【i Do!】オーガニックの原料のみを使用したハーブティー
【i Do!】オーガニックの原料のみを使用したハーブティー

『i Do!』では、オーガニックの原料のみを使用し、香料無添加のため、ハーブやスパイス本来の風味と効能が最大限に活かされた、美味しく身体にやさしいお茶が製造されています。

i Do! のお茶は、グリーンティー、ウェルネス、ハーブティー、スパイスの4つのテーマに分かれており、気分や時間帯に合わせてお茶を選べます。優しい味わいなので、強い香りがするお茶が苦手という方にも、飲みやすいものばかりです。

Pickwick 〜お茶のエシカル消費を勧める大手ブランド~

オランダの超有名なコーヒーメーカー「Douwe Egberts」が展開するオランダ最大の紅茶ブランドが、『Pickwick』です。コスパと種類の豊富さはピカイチで、ヨガスタジオやカフェに必ずと言っていいほど置いてあります。

UTZおよび/またはレインフォレストアライアンス認定されている Pickwick の製品は、持続可能性の3つの柱(社会・経済・環境)の強化につながる手法を用いて生産されていることを意味します。

人と自然のより良い未来を創造することに専念する国際的な非営利団体であるレインフォレスト・アライアンスは、オランダのアムステルダムとニューヨークを拠点としており、農民、企業、消費者を含む複数の利害関係者と協力して、森林を守り、農民と森林コミュニティの生活を改善し、気候変動への適応を支援することを目指しています。

スーパーのお茶コーナーにて
スーパーのお茶コーナーにて
  • エシカル消費:『人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノ』を購入・消費すること。
  • UTZ(UTZは持続可能な農業のためのプログラムおよびラベル):レインフォレストアライアンスの一部。

Zonnatura ~ヨギーの食生活の中心に~

【Zonnatura】ビーガン向け食品やグルテンフリー食品を扱うコーナーで必ず見かける
【Zonnatura】ビーガン向け食品やグルテンフリー食品を扱うコーナーで必ず見かける

スーパーのお茶売り場ではなく、ビーガン向け食品やグルテンフリー食品を扱う健康食品コーナーで必ず見かけるのが『Zonnatura』。

お茶だけでなく、シリアルや栄養補助スナック、ライスクラッカーなど、ヘルシーで健康志向な食品を製造しており、ヨギーたちの間で大人気です。

Zonnaturaは、2019年にB corp認証を受けた世界初の国際食品会社となり、サステナブルな会社であることを世界に証明しています。

  • B corp 認証:アメリカの非営利団体B Labが営利企業に向けて認証する制度で、透明性・説明責任・持続可能性・社会と環境へのパフォーマンスの観点から、厳しい評価を行う。

前編、最後までお読みいただきありがとうございます。後編では、オランダでも大人気のイギリスやアメリカお茶ブランドをご紹介しますので、お楽しみに!