チャクラが不活性になると表れる症状診断

人には主要な七つのチャクラがある

人の体にはチャクラと呼ばれるエネルギースポットが点在する。これは体の中を通っているエネルギー(生命と精神のエネルギーの両方。プラーナや気)などの中継点。脊髄にそって、尾てい骨から頭頂まで主要なものが七つある。そこでエネルギーの出し入れをして、量や質をコントロールしている。

チャクラは開閉し、開いている時はエネルギーの動きがよくバランスが取れる。体内をよく気が巡っているということ。身体的にはホルモンの分泌が活発で、心身ともに快調。特に第三の目と呼ばれる眉間や頭頂のチャクラが開いていると直観が冴え、魂とつながっている状態と言える。

それぞれのチャクラの特徴と体に出る症状

では、それぞれのチャクラの特徴を見ていこう。各チャクラで紹介している調子が悪くなりやすい部位は、その部位に症状が出ている時は該当するチャクラのバランスが崩れているという証拠。自分の体調などと合わせて考えてみよう。対応するチャクラを整えることで、症状が改善されていく。

第1チャクラ
赤/尾てい骨の下付近
家族の安全、生活力、自分の居場所と関係。行動力、情熱、元気。
■症状の出やすい場所とその意味/足=存在感の欠如、感情のアンバランス。すね・ふくらはぎ=先延ばしにするクセ、生活に対する不安、行動への拒絶。ヒザ=予期せぬ変化への恐怖、執着心、自立への拒絶、家族や仲間への不信感や拒絶感。

第2チャクラ
オレンジ/へそ付近
お金のやりとり、セックス、罪悪感、道徳観、恥、支配、忍耐力、創造性と関係。陽気、健康、喜び、温かい。
■症状の出やすい場所とその意味/骨盤=性的な不安、女性としての自信欠如。下腹部=怒り、自立心の欠如、支配への犯行や拒絶、混乱、嫌悪、執着心、焦り。腰=不安定、疑い、不信感、見放される恐怖。

第3チャクラ
黄色/みずおち付近
価値観、自覚、責任感、孤独感、批判への恐れ、趣味、自信、自己表現と関係。明るい、希望、雄弁、好奇心。
■症状の出やすい場所とその意味/みずおち=混乱、驚き、自分が否定されたことに対する怒り、責任の拒絶、他人の価値観の否定、拒絶される恐怖。みずおちの背中側=後悔、将来への不安、孤独感。

第4チャクラ
緑/胸の中央、ハート
愛情、心の傷、慈愛、親切心、失望、孤独、拒絶、信頼、反感、癒やしと関係。やすらぎ、健康、幸福、調和。
■症状の出やすい場所とその意味/手=失敗への不安や後悔。腕=愛への躊躇、暴力への恐怖、失恋、絶望。胸部=傷心、悲しみ、不安、裏切りへの怒り、閉塞感。肩甲骨=義務への拒否、重責、重圧。首のつけ根部分=怒り、悔しさ。

第5チャクラ
水色/ノド・首付近
選択、伝達、批判、判断、自己表現、信念、責任感、想像力と関係。心と体の間にあり、両方をつなぐ役割。爽やか、清潔感、上品。
■症状の出やすい場所とその意味/首=心配、しなければいけないことへの未達成、自己嫌悪、疎外感、不満足、散漫。ノド=表現することへの恐怖、罪悪感、言いたいことを言っていない。アゴ=怒り、悲しみ、不満、停滞。口周辺=怒り、抑圧された不満、軽蔑、恥への恐怖。

第6チャクラ
藍・赤・青/眉間
ひらめきと知恵に関係。活発になると真実を見抜く力、困難さから学ぶ力が高まる。誠実、信頼、知性、自立心。
■症状の出やすい場所とその意味/鼻=無気力、絶望感を伴う諦め、混乱。目=本音では見たくないと思っていること、自閉、精神的疲労。耳=聞きたくない、自分の世界への強い執着、抑圧された怒り。額=興奮しすぎ、強引、緊張、嫌悪感。頭=怒り、恥、観念力、拒絶(理解したくない)、自己否定。

第7チャクラ
白・紫/頭頂部・クラウン
他の六つを統合。創造力、神秘性、人気。
■ポジティブサイン/理由がないのにある個所が温かい=愛、希望の訪れ、内面と環境の調和。全身が軽やか=OK、進め、肯定、信頼されている、愛に満たされている。頭寒足熱=体が活性化、達成感、充実感。
■ネガティブサイン/ぞうっとして髪の毛が引っ張られる感覚=危険、注意、警告。理由のない悪寒=ストップ、無自覚な拒絶。身の毛がよだつ・鳥肌が立つ=嫌悪、危険、霊的緊張。皮膚疾患=人や環境への拒絶、自分が受け入れられない。筋肉系疾患=
自己否定、自己憐憫、自分で自分を裁いている。

症状とチャクラは密接な関係にある。それを知って、症状を改善できるのは有り難い。反対に、足だったら第一チャクラ、みずおち付近なら第3チャクラなど、部位に関連するところをケアすることで、チャクラを活性化できる。エネルギーを整えることができるというのも覚えておきたい。

 

Text:Yogini編集部
出典:『ヨガで美しく』Vol.2 「心身の状態を表すオーラの秘密」より