ヨガジェネレーション代表MIKIZOと精神科医松島幸恵先生

【ヨガジェネ代表:MIKIZO×精神科医:松島幸恵医師】コロナ禍で多いメンタル疾患は!?現役精神科医に聞いてみた!

MIKIZOの部屋。本日のゲストは精神科医×ヨガスタジオオーナー:松島幸恵先生!

定番化してきた、ヨガジェネ代表MIKIZOがゲストをお招きして、語らう対談!今回は、ヨガジェネ初開催となる、心の基礎知識~精神疾患編~のワークショップが満員御礼となっている、精神科医:松島幸恵先生をお招きしています!

前編では、コロナ禍における精神医療の現状、実際に松島先生が院長を務めるクリニックでは、どんな患者様が多いのかを今日はお話頂いています。後編では、精神科医がお話する、ヨガのメンタルへの効果についても話して頂きますので、ぜひお楽しみください!

動画で見たい方はこちら

MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
皆さんこんにちは!ヨガジェネーション代表のMIKIZOでございます。またまた最近登場機会が多いですが、今日も素敵なゲストをお招きして、ちょっとね、今日は、深いというか、僕がちょっと最近一番興味がある!お話をしてくださる!専門家を!お招きしてお話を聞いてみたいと思います!

ご紹介します。池袋メンタルクリニックの院長先生であり、日本でおそらく初めて、メンタルクリニックがヨガのスタジオを併設されてる、ウェルネスラボの代表でもあります松島幸恵先生です!どうぞ!

どうも。皆さんこんにちは。はじめまして。松島と申します。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
そうなんです。皆さん。僕は今、色々な医療×ヨガっていうのにタッチされている先生と知り合いなんですが、恐らく日本で初めて、メンタル系の専門医でありながらご自分でヨガのスタジオも併設して経営されているという、素晴らしい方でございまして。

ちょっとしたご縁から私、最近仲良くさせていただいております!

ありがとうございます。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
あの、幸恵先生!今日はですね、ちょっと色々、幸恵先生にしか聞けないようなお話を聞きたいと思いまして。よろしいですか。
はい。もちろんです。スタジオオープンの時にはMIKIZO先生にアドバイスを頂いてありがとうございます。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
とんでもないです。あの皆さん池袋にありますからね。オリーブメンタルクリニックウェルネスラボというので出てきますので!

現役精神科医に聞く!コロナで鬱は増えている!?

今回のゲストは精神科医でありながらヨガスタジオのオーナーでもある松島幸恵先生!
今回のゲストは精神科医でありながらヨガスタジオのオーナーでもある松島幸恵先生!
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
そんな幸恵先生にお聞きしたいのが、昨今のいわゆるコロナの影響によってですね、もうすで私の知り合いの経営者とか、ヨガ業界ではないんですけど、大きな何百人規模の会社の社長さんから色んなことをお聞きするんですが。

もうすでにリモートの仕事のスタイルが定着しつつある昨今でございますが、その影響によって、いわゆるリモート鬱って言うんですか?家の中で誰とも会わずに、ひたすら画面に向かってやる仕事によってリモート鬱…なんていう言葉を僕は最近よく聞いていまして。

コロナ以前も幸恵先生から「メンタルクリニックは人が溢れ返っている」と、「もう想像している以上に人が溢れ返っていて、一人何十分もケアできるような現状ではない」っていうのをお聞きしていたので、コロナになっておそらくその現状は悪化してるんじゃないかと勝手に予測してまして。

その辺の現状をまずお聞きしたいんでけど、いかがですか?

そうですね、緊急事態宣言の前後というのは、本当に家から出ちゃいけないとかそういったことで、孤独感とか不安感とかすごい募らせている人がすごい多かったですね。

特にもともと問題があったご家族とかで、DVとかアルコールや賭け事など、そういったことで問題がより顕在化してしまったお家なんかもあったと思います。

松島幸恵先生
松島幸恵先生

意外だった!?多いのが学生のメンタルへの影響

大学生のオンライン講義が増えている結果…?
大学生のオンライン講義が増えている結果…?
プラスしてすごく危惧される、我々の業界でも心配しているのが、新しく入学された学生さん。特に大学生。4月入学の1年生はいきなり東京とか大阪とかに出てきて、いきなり一人暮らしを始められて、まったく誰も知人がいないわけですよね。

いきなり学校はオンライン授業で。どうやら後期もオンラインになってしまったようなんですけど。私たちの大学生の時みたいに、新歓コンパがあってちょっと胸ときめく出会いがあってみたいなのが大学生じゃないですか(笑)

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
もう何年前なんだ!楽しかったなー!(笑)確かに、それはそうですね。片田舎から出てきた特に地方の子達なんて、東京大都会でこんな息苦しい街中でいきなり6畳か7畳のワンルームに住まわされて、学校にも行けないってなったら心のバランス崩れますよね。
崩れます。本当に崩れちゃってる。これだったらもう早めに実家帰った方がいいっていうことで、早めに実家帰っていただくようなご提案していますね。もちろんこちらで対応できることは対応させていただいてるんですけども。

考えも及ばなかったようなことが起きてますよね。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
おそらく現状として、大学はただでさえコロナにてんやわんやだから、コロナによって心のバランスを崩した生徒さんのケアっていうのはおそらく僕の予想では十分じゃないってことですね。
まあそうですね。かなり能動的に情報を取りにいかないといけないのがオンライン時代だと思うので、情報取れない子がどうしていいんだろうという風になっちゃってることが容易に想像できますね。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
それはかわいそうですね。やっぱり、ということはコロナ前に比べてさらに来院される患者さんが増えてるっていうことでいいですかね。
そうですね。うちはただでさえ若い子が多かったんですけど、より若返った印象ですね。

松島幸恵先生
松島幸恵先生

ヨガジェネレーションの考える未来。ヨガ×医療の世界を。

ヨガジェネレーション代表MIKIZO
ヨガジェネレーション代表MIKIZO。いつものごとく近い!
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
ちょっとそれは意外でした、なるほど。私は医療の専門家でもなんでもないし、それをすごく勉強しているという訳ではないんですけど、ヨガジェネレーションを立ち上げてからずっと、なんとかヨガが治療という意味ではなくてもう少し医療寄りに近寄っていける接点ってないのかなっていうところで、いろんな分野の先生とお付き合いさせていただきながら、医療×ヨガ、ヨガ×医療みたいな接点を作ってきたこの12年ではあるんですけど。

実際に今日の動画って特に…いろんな方に見ていただきたいんですけど、特にヨガの指導されるようなヨガの先生、いわゆるヨガのインストラクターの方に、この現状というかコロナ禍…コロナ以前もそうなんですけど、コロナ禍における心と体の世の中の人の現状っていうのを知って頂きたくて、色々お聞きしたいなと思ってるんですが。

実際に来院される方が例えば100人いるとすれば、どういう症状というか病名というか、どういうケースの方が上からでいうと多いんですか?

よくメンタルクリニックっていうと鬱の方が多いのかなぁ、なんていうのはぼんやりとイメージ湧くんですけど、現状はどういう感じなんですか?

多いのは鬱だけじゃない!?コロナ禍で多いのは不安障害と強迫神経症

コロナで多いのは鬱だけではない!?
コロナで多いのは鬱だけではないとお話してくれた松島先生
そうですね、鬱の方すごい多いんですけど、特に目立っているのが不安と強迫神経症ですね。不安というのはもともとある心の状態ですけど、今の時代かなり不安を煽られるじゃないですか。

ネガティブな情報も溢れかえってるし、もしかすると自分の生命や職業とかも危険があるかもってなったらいきなり不安になりますよね。そういうパニックみたいな症状がすごく多いですね。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
パニック症候群ってよく聞くあれですか。
それです、それです。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
意外にその方が多いということですか。
多いですね。ほんとに多い。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
なるほど。もう一つは何でしたっけ?
強迫神経症。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
それ初めて聞きました。強迫神経症。
強迫っていうのは、自分でもバカバカしいかなーって思っているけどやめられない行為のことを言うんですけど、手を洗ったりとか、汚いんじゃないかとか、酷いことになるとまったく出られなくて、全部ネットスーパーで頼んでるんだけどそれも全部拭かないと耐えられないとか、そういう方がかなり増えています。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
僕なんて、よくあの物が落ちた時の3秒ルールって言いますけど、17秒ルールぐらいですよ(笑)そんな人からしたら、僕はバイ菌の権化みたいな感じですね(笑)
それはMIKIZO先生がヘルシーだからそうだと思うんですけど(笑)これって本当かなりパーソナルなことなので、掃除とかもそうですよね。そこまでやっちゃう!?みたいな。

松島幸恵先生
松島幸恵先生
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
なるほど。うちのスタッフはもう少し強迫神経症になった方がいいぐらい説(笑)僕からよく掃除が行き届いてない!って怒られるから。それはちょっと冗談ですが(笑)

他どうですか?パニック症候群だったり、強迫神経症だったり、次くらいに鬱とかが来る感じですか?

そう。鬱病の方も多いですね。やっぱり変化っていう変化はすべからくストレスで、ストレスは鬱病を引き起こしますので、慣れないこととか新しいことに対応していくっていうのは、それなりにみんなにとってストレスですので、すごく増えてます。

松島幸恵先生
松島幸恵先生

動画で見たい方はこちら

いかがでしたか?意外にも鬱病よりも強迫神経症や不安障害などの病の方が多いというお話はとても興味深いものでした。

私たちは、心の病について、聞いたことはあるけれど、その現状やその症状などについては知らないことが多い。実は皆さんのヨガクラスに通っている生徒さんにもそんな人がいたり、悩んでいらっしゃる人がいるかもしれません。

ヨガインストラクターはお医者さんではないので、診断はできません。

しかし、色々な症状で悩む人に「病院に行ってみてはどうですか?」とお声かけすることはできます。そのために作ったのが、今回、幸恵先生にお願いした心の基礎知識~精神疾患編~のワークショップでした。

今回はコロナ禍で多く来院される患者さんについてお聞きしましたが、後編は「メンタルヘルスにおけるヨガ」をテーマにお話して頂いています!文字で読みたい方は後編をお楽しみに!

ヨガジェネレーション講座情報

松島幸恵先生の講座はこちらから