ベッドの上で毛布にくるまりおでこをおさえて具合悪そうにコーヒーカップを手にする女性

なんだか体調が優れない。それって自律神経の乱れからくる寒暖差アレルギーかも?

軽い咳やくしゃみなどの不調に悩んでない?

ヨガを始めてから、体調を崩しにくくなったという方も多いのではないでしょうか。それまで毎年1回は風邪をひいていた方も、「あれ?そういえば最後に風邪をひいたのは何年前?」という声も聞こえてきます。

その一方で、季節の変わり目になると咳や鼻水、くしゃみなどの症状が治まらずに「熱は出ずに風邪の症状まではいかず、また花粉症や鼻炎、ほこりなどのアレルギーもないのに、この不調はなんだろう。」と頭を悩ませている方もいらっしゃるかもしれませんね。

もしかすると、それは寒暖差アレルギーという名の未病かもしれません!

寒暖差アレルギーとは

鼻水をかんでいる女性
熱が出ずに鼻水などの不調を感じたら寒暖差アレルギーかも?

寒暖差アレルギーは、医学的には血管運動性鼻炎といわれるものです。毎日の気温の高低が激しい季節などに、血管の収縮(寒い時)と拡張(暑い時)が追いつかない状態となり、自律神経のバランスが乱れて鼻の粘膜の毛細血管が詰まり、鼻の粘膜が正常に働かなくなり、鼻水やくしゃみ、咳などの症状として現れます。

アレルギーの時のような目への症状は出ず、熱も出ないで、鼻水が透明である場合は、この寒暖差アレルギーを疑ってみましょう。昼と夜の寒暖差はもちろん、暖房のきいた部屋からと寒い屋外に出たときなどのように、人工的で急な温度変化でも注意が必要です。

寒暖差アレルギーの主な症状

  • 鼻水・鼻づまり・くしゃみ
  • 頭痛
  • 食欲不振
  • 睡眠トラブル
  • 疲れやすい
  • イライラする

寒暖差アレルギー対策は?

デスクで仕事中に両腕を伸ばして肩のストレッチをしている女性
座りっぱなしの作業中でもストレッチをして自律神経を調整しましょう

自律神経の乱れは、生活習慣を見なおすことで改善が見込めます。解消策としては

  • 着るものに配慮して自身の寒暖差をなくすこと(脱ぎ着しやすい服装を心がけ、気温や場所によって調整する)
  • シャワーだけでなく湯船につかるようして血行を良くする
  • 簡単な運動を習慣づける(ヨガやストレッチ、ウォーキングなど)
  • 食生活を整える(ショウガやスパイスなど体を温める食材を積極的にとる)

自律神経が整うと、免疫機能も改善されます。季節の変わり目は特に配慮し、いつでも心地よく過ごせるようにしましょう。