大好評を頂いている、アナ骨ガールズのぶっちゃけ座談会。いよいよ最終回となりました。最後の今日のテーマは「出産」です。
アナ骨ガールズの礼子さんは、妊娠中もアナ骨をずっと続けていました。その礼子さんの出産はどんなものだったのでしょうか?ぜひ、お読みください!
アナ骨は出産にどんな効果をもたらした?礼子さんの場合
産まれたのは、1人目が20:30くらいで、2人目は3:00。
出産は本当に体力がいるから。
産まれる3日前までアナ骨をやっていた甲斐がありました
[アナ骨ガールズの質問|その13]
アナ骨で体を鍛えていると出産は楽になると思いますか?
人間が四つ足動物から二足歩行へと進化する過程で、人として苦行のようなものを背負わなくてはならない、悲しい宿命が出来てしまいしました。
これを『骨盤三重苦』なんて言われたりします。
人間は四つ足動物に比べ①難産傾向があり②内臓が下垂し易く③腰痛を起こしやすい。二足歩行故の退化とも呼べる宿命ですね。
二足歩行になったその理由は、色々と説明があるようですが、その一つに、脳の進化(巨大化)が挙げられたりもします。
その結果、首から上が重くなってしまい、四つ足よりも二足歩行が適して進化したという解釈もあるようです。四つ足の状態で人間の頭を四六時中支えるのは困難ですからね!
その結果、骨盤は四つ足歩行から、二足歩行へ適した形へと変化をしなければならなくなったようです。
上からの重みと、下からの衝撃に耐えられるよう、より強固な骨格としての骨盤が自然淘汰の過程で要求されたようです。
結論として、そもそも二足歩行の人間は自然界の中で難産と向き合いながら、数えきれないリスクと引き換えに覚悟を問われるような時間となり、イベントと呼ぶには軽すぎ、又儀式とも違う色合いの神聖な瞬こそが「出産」になるかと思うのです。
その過酷な瞬間を迎えたるあたり、必要なものは、体力であり、何より骨盤周りのしなやかな筋力ではないでしょうか!
アナ骨のプラクティスで獲得した、その体力と骨盤周りのしなやかな筋力は、真面目にプラクティスをしたレイコへの神様からのギフトと呼んでも過言ではないかと思いますよ。
腹筋は出産に必要!?
[アナ骨ガールズの質問|その14]
アナ骨で鍛えられる出産に必要な筋肉は、どんな筋肉でしょうか?
出産に必須な筋肉は、骨盤底筋群のしなやかさと筋力と言われています。
しかし、骨盤底筋群を単体で捉えるには不十分であり、アナ骨ではユニットとして捉えています。(vol.2 尿もれ編参照)。
女性生殖器を捉える際に例えとして言われる表現があります。
『港に鎖で止められている船』のイメージです。
船は生殖器にあたり、その鎖は生殖器を支える靭帯と呼ばれる組織、また海水は骨盤底筋群にあたる訳です。
海水が無ければ、船の重みで鎖は引き延ばされてしまいますよね。
つまり、海水が無い事を骨盤底筋群の弱体化と捉え、鎖が引き延ばされる事は、靭帯が伸び切るようなイメージをされたらどうでしょうか?
海水を枯らさない為には、ユニットとして体幹全てを鍛えて、かつ柔軟にしておく必要があるのです。
アナ骨のプラクティスにおいて、骨盤底筋群を含めた体幹の強化は、圧倒的な優位性を保つのでないかと思いますよ。
出産で必要なものは全てアナ骨で手に入れた!?
それと、呼吸も出産には超重要!
妊娠中のアナ骨では呼吸をすごく意識してやっていたの。
アナ骨で1番キツい時も、呼吸を意識するようにしていて。
赤ちゃんが酸欠にならないようにっていう思いからだったんだけど。
キツい上に呼吸にまで意識を向けるって、大変。だけど、いきんでいる時にその呼吸が自然にできたの!
妊娠中にプランクをやりすぎたからかもしれません(笑)
[アナ骨ガールズの質問|その14]
出産には精神力も関係していると思います。内田先生がアナ骨を通じて伝えたい精神力とはどんなものでしょうか?
それなりですが『ヨガ哲学』を学んだこともあります。しかし、それをどのように日常へ活かしたなら自分の悩みは解決されるのか?なんて答えはバカバットギーターを読み込んでも全くわかりませんでした。
勿論、僕がダメな奴だからであって、それを活かしている方々は素晴らしいと思うのです。
僕の場合、残念ながら、瞑想は妄想に変わり、何となくカッコいいでしょう!というアピール、ヨガに酔っただけのヨギですね。ただのスタイルやファションでしかない、錆びた杖のようなものでした。
それよりも魅力的で、自分の心の中にのめり込め、キチンと向き合う事が出来たものは、動きの強いヨガなのです。
『もう憎しみも、悲しみ、痛みさえもわからない』くらいに無我夢中でアーサナをとり続ける事は、コンパスを持たずに樹海へと飛び込むような無謀な事かも知れません。しかし、そこには、自分さえ知らない私を見つける事が出来、狭くなっていた心のキャパシティは拡がりを帯び、樹々に阻まれて光さえ射し込まない獣道の中にいるはずなのに、無防備な好奇心は消される事なく、冒険を楽しめるのです。
僕はそれを『動的瞑想』と括らせて頂いています。
そして、シャバアーサナでの内観など、必要がないほどに、深い眠りに襲われ、ヨガが後にあるものは「こんな自分でも…まぁいいか!」なんて、開き直りのような至福の瞬間。それを他人様からしたなら、小さな自己満足を言われても仕方ないがないかもしれませんが、そんな小さな自己満足でも、何とか明日を生きる力がそこにあるのです。
『許す』という事、自分を許す、世間を許す、友達を許す、世界を許す、なんて事が動的瞑想の向こう側にあるのです。
編集後期
出産編、いかがでしたか?
礼子さん自身の出産の体験は、アナ骨のおかげで安産だったのかもしれないですね。
最後の内田先生からのメッセージで分かるように、アナ骨は決して体だけにフォーカスしているのではないと言えそうです。それは、ヨガ哲学という少し崇高に見えるものではなく、目の前のことに真剣に真摯に打ちこむ泥臭い内田哲学があるように思いました。
アナ骨ガールズの写真を見ていると、本当に素敵な関係だなと写真を見ながら、感動していました!
全部で5編でお届けした、「ぶっちゃけ座談会|アナ骨ガールズの体のリアル」。担当として、終了なのは少し寂しい気がします・・・。皆さんとアナ骨のクラスでお会いできるのを楽しみにしております!
ヨガジェネレーション講座情報
内田かつのり先生によるヨガ解剖学講座
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