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ヨギー・ヨギーニのための、ゆるマクロビオティック講座 その11〜やさしいお茶、やさしい飲み物〜

ヨギー・ヨギーニのための、ゆるマクロビオティック講座
ヨギー・ヨギーニのための、ゆるマクロビオティック講座

今回は、飲み物、お茶について、マクロビオティックの考え方をお伝えします。お茶の中にも、刺激が強いものから、マイルドなものまで、さまざまです。

お茶は、毎日飲むものなので、気づかないうちに体に影響を与えることが多いです。私の場合がそうでした。私は昔、胃が弱くて苦しんでいましたが、そのいちばんの原因が飲み物だということにしばらく気がついていませんでした。

コーヒーをやめて、紅茶や緑茶にして、少し胃が楽になったのですが、その後、さらに、ハーブティーや、ほうじ茶を増やしていくことで、どんどん良くなっていきました。

みなさんにも当てはまるかどうかはわかりませんが、刺激の強い飲み物から、やさしい飲み物までを知った上で、自分の気分や体調に合わせて組み合わせていってもらえたら良いのではないかと思うのです。

マクロビオティックで、いちばんやさしいと考えていて、いちばんおすすめなのが、三年番茶です。三年番茶は、抹茶や煎茶で使うような若葉でなく、成長した葉や茎を原料にしているので、カフェインが少ないのです。その上、3年間寝かせた後に焙煎するため、カフェインやタンニンが抜けます。それで、刺激が少なくて、とてもやさしいのですね。

タンニンが抜けていて渋みがないので、お茶の渋みが好きな人には、物足りないかも。でも、数十分間、煮出すと、独特の香りと深みが出てきます。

三年番茶は、陰性でなく、体を冷やさないので、体を冷やしたくない人には特におすすめです。一方で、麦茶は、マイルドな陰性なので、暑い夏などにはおすすめです。

ゆるマクロビオティック講座:食品チャート
飲み物にも「中庸」と「陰性」がある

一方で、コーヒーや、紅茶、煎茶は、カフェインレスであっても、陰性度が強く、冷えの原因になりやすい飲み物です。

ただし、肉や魚をたくさん食べるなどで、身体が陽性に傾いている人には、陰性のものがほしくなるかもしれません。自分のバランスを見つけてくださいね。

それから、氷や、お酒も、陰性が強く、冷えの原因です。

ゆるマクロビオティック講座:温度の陰陽とお酒の陰陽
温度の陰陽とお酒の陰陽

現代人は、ストレスが多く、どうしても体をゆるめる陰性のものを欲しがちだそうです。でも、よく自分を観察してみると、それが自分のバランスを壊す原因になっていることが多いのです。

自分のバランスを感じながら、飲みものを組み合わせていけると良いですね。

マクロビオティックのお手当てドリンク「梅醤番茶」

昔から伝わる、梅醤番茶という飲み物がおすすめです。体を温めて、自分の力を高めてくれます。また、甘いものやお酒などで、血液が酸性に傾いた時に、血液を強化してくれます。

効能

  • 冷え
  • 消化不良
  • 二日酔い
  • 疲れ
  • 風邪

などに効きます。薬に頼る前に、試してみてくださいね。

次回は、オーガニック食材について、お伝えしたいと思います。お楽しみに!

文:ぬん
プロフィール:
2002年、インドのバラナシを旅行中にヨガに出会い、ヨガがライフワークとなる。2010年、久司道夫先生のマクロビオティック(KIJ)のリーダーシッププログラム(レベル1)を修了。心と体の健康をテーマに、日々活動中。