ヨギズチャンネル:川満盛仁先生『アスリートの指導にヨガをどのように取り入れているか』

アスリートへのヨガ指導!いつ、どんな内容?メンタルもケアするの?

ヨガの情報番組『YOGI’s CHANNEL』を動画で見る

ゲストは、川満盛仁先生

kayaインタビュー
kayaインタビュー
みなさん、こんにちは!
こんにちはー!
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
YOGI’s CHANNEL、司会の栢原陽子です。

この番組は、「ヨガをもっと面白く、もっと本質的に」をモットーに、ヨガのWebメディア『ヨガジェネレーション』がお送りしているヨガの情報番組です。毎回ゲストをお招きして、あるテーマを深掘りしていきます。

本⽇はヨガ指導者として、東海大学ラグビー部でヨガの指導をされている川満盛仁先生にいらしていただきました。

よろしくお願いします。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
よろしくお願いしますー!

川満先生についてご紹介します。

川満盛仁先生
一般の方からラグビーや野球の選手などアスリートにもヨガのクラスを指導するほか、パーソナルトレーナーとして関わっていらっしゃいます。運動の楽しさや大切さを知ったご自身の経験から、初心者の方や体力のない方々にも楽しんでいただけるようなトレーニングを提案されています。また、「運動を極めたい!」という方向けのハードなトレーニングも目的に合わせて実施されています。
kayaインタビュー
kayaインタビュー
本日はそんな川満先生に「アスリートへのヨガ指導」についてお伺いしていきます。

よろしくお願いします!

よろしくお願いします!
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像

アスリートへのヨガはいつ、何度、どんな内容で指導してるの?

アスリートへのヨガはいつ、何度、どんな内容で指導していますか?
アスリートへのヨガはいつ、何度、どんな内容で指導していますか?
kayaインタビュー
kayaインタビュー
質問その1。

現在、東海大学ラグビー部でヨガの指導をされていると思うのですが、そこでは主に

  • どのタイミングで
  • 週に何回くらい
  • どんな指導を

されていますか?

はい、メインは月に2回行かせていただいていて、みんなの練習が終わった後の最後の仕上げみたいな形で導入させていただいています。

それ以外は、それぞれ練習の前と後に、ウォーミングアップとクールダウンのメニューをだいだい10分くらいのものをこちらで作って、選手が自主的に練習できる状態を作っているので、それをしてもらって、私が行く時にうまくできているのかなどをチェックしています。

川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
行った時には、どのくらいの時間、どんな内容で指導されているんですか?
60分を目安におこなっていて、だいたい45分くらい最初にヨガをして、終わり15分くらいでピラティスで仕上げます。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像

ヨガを先にしてからピラティスをする理由

kayaインタビュー
kayaインタビュー
ピラティスの方がきつくて、ヨガの方がリラックスのイメージがあるので、普通はピラティスを先にしてその後にヨガをするんじゃないかな?と思うんですけど…
そうですね、はい。ほかの指導者の方にもおすすめしているんですけど、ヨガをしてからピラティスをした方が、どちらの効果も得やすいかなと考えてます。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
はい???
もちろん、逆にすることも考え方的にはできるんですけど…

身体の可動について、本当に動かしたいくらいの動きができるのか、それと耐える力、筋持久力が身体にあるのか、というのをヨガで確かめたり作ったりする、というのを最初におこなって、

その後にピラティスで筋発揮、自分の身体を支える動き、足とか手とかに振り回されないような体幹を最後作っていくというのをおすすめしています。

川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
それぞれの特徴を考えた時に、ヨガを先にやった方が、プログラム的にはイイだろう、っていう感じですか?
そうですね、強度や、どのポーズを取り入れるかによってはもちろん逆転もできるんですけど、今現在、私達がやりやすいなと思っているのは、ヨガ→ピラティスの順番をメインでやっています。

あと、ヨガとピラティスの大きな違いがあって。ヨガは、脊柱、背骨をまっすぐに、いわゆる良い姿勢を保った状態で、例えば「手が挙げられますか?」「低い姿勢をとれますか?」というのをやっていくことが多いんですね。

でもピラティスは、逆に脊柱を一対一対動かして、背中を丸めたりしながら、腹筋などの体幹部の筋力をしっかり使いながら、いろんな筋力を使ってもここ(体幹)は耐える筋力がありますか?っていうのがメインになってくるんですね。

それぞれの違いや特徴をうまく使っていくと、私達のプログラムではヨガ→ピラティスという順番をおすすめしている感じです。

川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
あーーーー(なるほど)、はい。

アスリートへヨガ指導するのにオススメのタイミングは?

合宿中は選手のコンディションに合わせて、朝昼晩のプログラムを組み、ケアをする
合宿中は選手のコンディションに合わせて、朝昼晩のプログラムを組み、ケアをする
kayaインタビュー
kayaインタビュー
では質問その2。

ヨガをするのにおすすめのタイミングとその内容を教えてください。

ヨガ自体が自分の体重しか使わないので、いつでも行えると思っているので。例えば、合宿に行った時にどんな感じで導入しているのかをご説明すると、
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
はい!

朝イチは、今日のトレーニングや怪我予防のヨガ

朝イチ、東海大学ラグビーは160名いるので、60分でやる時には160人一度にやるんですけど、合宿中はスペースがあまりないので、半分くらいはウェイトトレーニングに行ってもらって、

残りの半分に「今日トレーニングを行いやすくするためにコアを筋肉を活性化させるプログラム」をしたりとか、「動きにくい場所に対して怪我が起きないようなプログラム」というのをメインに考えておこなっています。

川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
あーーーーーーーー、はい。
実際にグラウンドに行って練習の前にウォーミングアップをするんですけど、それもスタティックな(静的な)ジーーーーーっとするようなやつではなくて、動きを頻繁に繰り返させて可動域を広げられるようなものをしていきます。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像

トレーニング後は筋温を意識したクールダウン

終わった後は、身体がまだ温かい内、筋温が下がらないうちに、ストレッチをしたいんですけど、急にやると「パチッ!」と筋肉が切れてしまうので…
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
?!?!?!?!?!
そのへんがケアできるような動きをしていきます。いわゆるジーーーーーーっとした動きもするんですけど、最初にそれを組み立てちゃうと逆に筋肉が切れちゃったりとかもするので、そのあたりを考えて10分くらいのクールダウンをします。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像

寝る前はリカバリーを重視したヨガ

最後に、寝る前、というか、夕食後くらいですかね?
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
はい!
みんなの身体に、うまく血流が流れて、次の日に無駄な疲れが残らないようなリカバリーを考えたプログラムを60分くらいやることもありますけど、時間との兼ね合いって感じで組みます。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像

知らないと危険?!筋温とクールダウンの関係とは?

kayaインタビュー
kayaインタビュー
今の話の中で、筋温が下がらないうちは、あまり静かな動きを取り入れない方が良いというのがあったんですけど、筋温が温かいうちに伸ばすと筋肉が切れちゃう可能性があるってことですか?

割と、ランニングした後とかにクールダウンとしてヨガを取り入れる方とか多いのかなぁ?と思いまして。あっ…もちろんトレーニングのレベルは違うと思うんですけど笑

でもそういう風にクールダウンとしてヨガを使う方って多いと思うんですけど???

ちょっとずつレベルが落ちていく分には全然いいです。

例えば、ものすごくマラソンをされている方が、次に少しスピードを上げた歩きくらいで歩いて、最後はすごくゆっくりなペースで歩いてからストレッチするとかだったらいいんですけど。

川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
はいはい!!
やっぱり筋肉に対して急にドンって何かをするのは、何にしても良くないんですね。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
あーーーーーーーーーー!!
温度が熱いものから冷たくなるのが急激になるのも良くないし、すごく伸びている状態をすごく縮めるっていうのもあまり良くないので、それを段々、平常、普通の状態に戻してあげるようにやっていくのがベストですね。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
ほーーーーーー!!!はい!!!わかりました!

アスリートに教えるヨガだからこそ気をつけていることは?

アスリートならではの身体の作りを理解することが大切
アスリートならではの身体の作りを理解することが大切
kayaインタビュー
kayaインタビュー
質問その3。

アスリートの方に教えるヨガだからこそ、気をつけていることって何かありますか?

アスリートの方に教えるヨガだからこそ…そうですね。機能解剖をメインに考えているので、みなさんの身体の作りを理解した上でいろんなポーズをしていただくんですけど。

普通の方とアスリートの方って、そもそも身体つきが全然違うんですね。

川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
ほぉ?はい。
なので、いわゆる一般の方ができることが、アスリートの方が逆にできないこととかもあって。

わかりやすい例でいうと、正座ができないとかがわかりやすいんですけど。

川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
ほぉ????はい???
太っている太っていないとかではなくて、そもそもアスリートの方って筋肉がかなり大きいので、筋肉同士が当たるような姿勢っていうのが、普通の方ならさらっとできるようなことでも、アスリートだからこそできないことっていうのもあるんですね。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
あーーー!!なるほど!
で、それを理解できない上で、例えば「機能解剖的にいうと、これは絶対この形がとれるはず!」と決めつけてしまうと、そもそもその形ができないのにさせてしまうことになってしまうので、そのあたりはまた別の知識として必要ですね。競技特性とかもあるので。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
あっ…そうですね!
この競技だったらここがこうだし、とか。右の方が大きいとかそういうのもあると思うので。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
なるほどーーーーー!!
それを理解した上で、やってます。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
はぁぁぁぁぁ!!

選手の心の整え方までヨガで指導しているの?

アスリートには、ヨガを通じて「自分自身が得意なこと、不得意なこと」を見つめ直してほしいと語る、川満先生
アスリートには、ヨガを通じて「自分自身が得意なこと、不得意なこと」を見つめ直してほしいと語る、川満先生
kayaインタビュー
kayaインタビュー
では最後の質問です。

よくある質問なんですけど、モチベーション維持など選手の心の整え方まで指導されていますか?

というのが、ヨガの面として瞑想とか哲学とかがあると思うんですけど、そのへんも、指導はされていますか?

もともとヨガにとって哲学とか瞑想とかはかなり重要なところだと思うんですけども、私がおこなっているCore Power Yoga CPY®というのが、どちらかというと動作改善を主軸として考えているので、メインをそこに持っていく分、どうしても瞑想とかを取り入れるとメインの目的から散ってしまうので。

やりたいことが多すぎると伝えにくくなってしまうので、瞑想とかは全て抜いている状態なんですね。

川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
あーーー。はい。
他でやってもらえればいいかなと思って。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
はい!!
そうなると、心の整え方までフューチャーしていないように聞こえるかもしれないんですけど、実際は、ご自身のヨガをしたことで起きる変化とか、自分ができて他の人ができないこと、またはその逆のこととか、右でできたけど左でできないこととか。得意なこと、不得意なこととかを自分自身で見つめ直してもらう時間として捉えてもらっています。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
あーーーー。
どうしてもアスリートとなると外に表現する機会が多くて。まぁ彼らは特に人気者でしょうし。笑
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
周りに向けてアピールをしていく、プレーをしていく時間の方が多いと思うので。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
あーーー、そうですね。はい。
自分自身を見るっていう時間をそこでとってもらうことによって、より動作改善にもつながるでしょうし、心を落ち着かせるっていうところで、ヨガを利用してもらっています。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像

指導者はクラスの中で哲学や精神面も語るべき?

kayaインタビュー
kayaインタビュー
それは、そのヨガのクラスの間で「自分を見つめましょう」っていうようなリードをされるんですか?
「自分を見つめましょう」とかは、ほぼ言わないですね。笑
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
じゃあ…選手は勝手に自分で気づくことができるんですか???
精神論とかを語ることはほとんどなくて、どちらかと言うと、「なんで今、さっき左でできていたのに右でできないと思う?」とか、「このポーズはあなたのやってる競技のこういうのに近くて、で、この瞬間に今できていないってことは、これだと怪我すると思わない?」とか、そういうのを問いかけていく感じです。
川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像
kayaインタビュー
kayaインタビュー
あーーーーーーーー、なるほど!!!!!はい、わかりました!ありがとうございます!

それでは、質問は以上となります。最後に、川満先生から、何かお知らせがあればお願いします。

はい、全国各地でどなたでもご参加いただけるクラスを行わせていただいています。

ちょっと不定期になってしまうので、Facebookなどされていましたら、私「川満盛仁」と申しますので、そちらで検索いただければ情報がいろいろと出ていますので、ご確認ください。

川満盛仁プロフィール画像
川満盛仁プロフィール画像

お知らせ:LINE@をはじめました

LINE@のお友達登録アイコン
LINE@のお友達登録アイコン
kayaインタビュー
kayaインタビュー
はい、本日のYOGI’s CHANNELは以上となりますが、最後にヨガジェネレーションからお知らせがあります。ヨガジェネレーションではLINE@を始めました。

お友達検索からローマ字で『ヨガジェネ(yogagene)』で検索いただけるとお友達になっていただけます。『yogagene』の前に『@(アットマーク)』をつけて、検索してみてください。

kayaインタビュー
kayaインタビュー
それでは、本日のゲストは川満盛仁先生でした!

最後までご覧頂き、ありがとうございました!次回もまた見てねーーーー!