コリは同一姿勢という”運動”にあり!運動の質を変えて改善へ!

コリは同一姿勢という”運動”にあり!運動の質を変えて改善へ!

コリの大敵「運動不足」の正体は、同一姿勢という運動にあった

オフィスにいるサラリーマン
オフィスにいるサラリーマン

コリの原因は大きく分け3つあります。

  1. 運動不足・疲労
  2. 血行不良
  3. ストレス

この3つを同時に解決するにはやはり運動するのが一番です。

1番の項目が矛盾しているように思った人もいるでしょう。「運動不足なら疲労はしないのでは??」はい、ここがとても興味深いところ。この記事のポイントです。

私たちは運動不足=まったく筋肉を使っていないイメージがありますが、少し違う視点考えてみるとコリの原因の理解が深まります。それは「同一姿勢を保つ運動をし続けている」という点です。

仕事でも家事・育児でも趣味の時間でも同じ姿勢をとり続けていることがありませんか?それは筋肉が働きその姿勢を保っているのです。つまり、コリ改善には運動が良いとされているのは運動の質を変えることでコリの軽減や改善に繋がるということです。

いい運動と悪い運動、大きな違いは筋肉の伸び縮みにあった

クラウチングスタート
クラウチングスタート

では、同一姿勢とは質の違う運動とは何をしたらいいのでしょうか?

肩をまわす、屈伸する、伸びをする、時間があればラジオ体操やランニングもいいですよね。体力に自信がついてくればスポーツを始めるのをいいでしょう。

こうした運動でも疲労はします。にもかかわらずコリの解消に繋がるのは、筋肉のポンプ作用が起きているからです。ここが同一姿勢と大きく違うポイントです。

同一姿勢では筋肉の伸び縮みが起こらないため、酸素不足で筋肉が硬直してしまいます。硬直が起きると血流も悪くなり、発生した疲労物質は流れていかないまま。疲労と酸欠によって、さらに筋肉は硬直しコリの悪化へとつながっています。

その点、ポンプ作用のある運動では、疲労はするものの、血液の循環によって疲労物質は流れ酸素供給も行われます。循環することで熱が生まれ代謝が上がります。しっかりとエネルギーを生みながら筋肉を健康的に働かせることができるのです。

知らず知らずにはまっている!コリの悪循環

コリの悪循環の図
コリの悪循環の図

同一姿勢は仕事で止むを得ない場合が多いですが、生活習慣でやりがちな” だらしない姿勢 “もそのひとつ。だらしない姿勢は一時的に特定の部位を楽(らく)な状態にできますが、変わりにどこかほかの部位が緊張状態となっています。酸素不足で硬直しコリの赤ちゃんが誕生します。

硬直した筋肉が血管を圧迫し血流不足になります。すると疲労物質・老廃物が滞り、だるさやむくみを引き起こします。そのだるさが良い姿勢を保つのを辛くし、悪い姿勢で長時間を過ごしてしまう悪循環の出来上がりです・・・。コリの赤ちゃんは知らず知らずに大きく成長してしまいます。

仕事中にはびこる同一姿勢!ちょっとした意識で悪循環から抜け出そう!

オフィスで座ったまま伸びをする女性
オフィスで座ったまま伸びをする女性

肩・腰・首・背中・腕や脚・・・コリの症状はやる気を失してしまいます。ひどくなると頭痛や腰痛に悩まされてしまうことも。

コリの症状を感じる時こそ、適度な運動がお勧めです。しっかり時間をとろうとすると続けるのが難しくなりますので、オフィスや信号待ちのちょっとした時間に伸びをする、肩をまわすなど少しずつ始めてみましょう。

こうした細かなリセットをしながら良い姿勢を心がけましょう。良い姿勢ははじめはきつく感じますが、本来は骨と筋肉がバランスよくからだを支えてくれて実際は楽な姿勢です。

ただいまと同時にベッドにドーン!と寝転がりたい気持ちもわかりますが、できるだけお風呂でからだを温めてリセットすることも忘れずに。次の日へ疲労を持ち越さないようにからだをいたわってあげましょう。そして、休日にはポンプ作用の運動で思いっきりデトックスをして次の一週間に臨みましょう!

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