【ヨガ×哲学】掃除が苦手なかた必見!! ヨガ的に考えれば好きになる!!

ヨガと掃除の話:掃除は人生を豊かにする可能性に満ちている!? 

大掃除をやろうやろうと思っていながら、できずじまいで新年を迎えること、ありませんか?それはきっと「忙しかったから」ではなく「めんどくさいから」後回しにしたのではないでしょうか?掃除は、その場を片付けて綺麗にするということ以外にも、多くの喜びをもたらしてくれます。そして、実はヨガとも深い繋がりがあることをご存知でしょうか?今日は掃除についてお話しします。

そもそも「掃除」って?

「掃除」という言葉の由来は、清潔なところに神仏が宿る為、その場所を清めること・不浄なものを嫌い水と塩を以て祓い清めること。そして、掃除をしている自分自身の心も清らかになると考えられています。

ヨガと掃除の話:どうしてキレイにするの?アシュタンガヨガ(ヨガの八支則)

お坊さんが毎朝掃除をする理由

毎日、規則正しい生活をしているお坊さんは、必ず掃除をしています。上記のように神仏に対しての礼儀もありますが、修行やお勤めをさせて頂く為に、「場所」や「モノ」自体への感謝がこめられているそうです。日本人は昔から、モノや自然そのものを敬えるすばらしい特性があります。毎日ご飯を作るキッチンや調理道具、そして油で汚れた換気扇。感謝を込めて綺麗にしてあげましょう。

ヨガでも勧める「掃除」の効果

ヨガでも勧める「掃除」の効果
ヨガでも勧める「掃除」の効果

ヨガを学ぶ上で「八支則(はっしそく)」という言葉を耳にすることがあります。「八支則」とはヨガを深めていく(もしくは瞑想の)8つの段階のことで、ヨガの古典「ヨーガ・スートラ」の中に出てくる、基本的な教えです。その中に「日常の中でやった方が良いとされる行い(2段階目ニヤマ)」があり、その一つに清浄(シャウチャ)が挙げられています。大きく分けて3つあり、体内の浄化・体外の浄化・そして純粋でいること。食べ物に気を使う。身体を清潔にする。身の回りの空間を綺麗に保つ。そうした日常をおくることで、心が穏やかになり、情報や出来事に対しネガティブな感情と思考が起きにくくなるとされています。

脳科学的にも清潔整頓はオススメ

部屋の整頓具合には、脳の状態が表れるそうです。つまり部屋が汚い人は脳の中もごちゃごちゃしているということ。夜ご飯が出来ました。そのとき、テーブルの上を片付けている人は…、散らかすクセがある証拠のようです。夜ご飯が出来たら、サッと並べられる状態が望ましい。頭の中でも同じことです。サッと新しい考えが生み出せたほうが良いですよね?ですから、部屋を綺麗にすることは、頭の中もすっきり整理されていることに繋がります。そうして新しい発想や前向きな思考が浮かびやすくなるといいます。

お坊さん・ヨガ・脳科学の視点から掃除について少しずつご紹介しました。全てに共通するのは、結果として「より良い自分になれる、より人生が豊かになる」ということ。頭や心が整理されていて純粋であれば「柔軟なものの捕らえ方」ができます。どのような気持ちで取り組むかで、掃除のもたらす価値は大きく変わってくることでしょう。こうした自分を楽にする柔軟な考え方を可能にするには、ヨガはとても有効です。