「胃腸」との上手なおつきあいにヨガが出来ること②

「胃腸」との上手なおつきあいにヨガが出来ること

複数の恩恵を期待できる「カフェの活用」

ミントティーのカップとはちみつの容器
アイスコーヒーではなくミントティーを

ミントは、胃腸の不調にアプローチするものとされています。これをすぐ、手軽にとりいれたいからとミントガムを噛んでも、そこにミントの効能はないどころか、添加物や糖分を過剰に摂取してしまうことに。たまになら気分転換に良いのですが、胃腸が弱っているときこそ添加物は避けましょう。オススメは、カフェでミントティーをオーダーすること。オーガニックならさらに良いです。ミントティーはチェーン展開のカフェなどでもオーダーが可能です。僅かな時間でも居心地の良い空間で、人にいれてもらったお茶をゆっくりと戴くことは癒しとなります。

あらかじめ香りをチェックさせてもらう

注意したいのは、カフェによってミントの香りや味わいが全く違っているところです。癖が強すぎて飲めなかった、続かなかった…。そんな残念なことにならないよう、オーダー前にお願いして、あらかじめ香りだけチェックさせてもらっても良いでしょう。合わないように感じたら、カフェインの入っていない飲み物で、出来れば温かいものをチョイスしましょう。例えばハイビスカスティーなら、たっぷりのビタミンCを摂ることも出来るためおすすめです。

ホッカイロでもOK!冷やし続けない工夫を

もうひとつの解消法は、胃を温めること。湯たんぽや毛布など、人工の熱を使わないことは確かに良いのですが、すぐに用意しにくいところがあると、忙しい場合はますます放置してしまいがちに。そこで、カイロの使用をオススメします。体の体温調整機能を維持するためにも、使い過ぎは良くないので、使用時間や頻度は自己管理しましょう。低温火傷にはならないように、そこも合わせてご注意を。

プラスでやってみよう、“ちょこっと”ねじり

女性が室内のヨガマットの上で座位のねじりポーズをしているところ
無理はせず、気持ち良く感じるところまで

以上を踏まえた上で、胃のあたりにカイロを貼ります。そして、胃がちょうど基点となるような「ねじり」のアーサナ(ヨガポーズ)を行ってみましょう。胃痛持ちで、動くことさえ出来ないという場合は、寝たままで僅かでも腰や胸を開くように行います。重く鈍い痛みが伴うときは決まって呼吸が浅くなっています。このことを観察できるようになるまで、ねじりのポーズを無理のない負荷で行っていきます。呼吸の音へ静かに意識を向けていくと、集中して胃腸の状態を観察することができるようになってきます。

食生活やもちろん、日常の生活習慣、そしてストレス状態も反映しやすいのが胃腸です。少しの工夫で予防したり、不調に気がつけるようにしていきたいですね。そしてもちろん、改善が難しい場合や痛みが伴う場合は専門医にかかりましょう。