ヨギ・ヨギーニなら必読!?オススメのヨガ哲学書5選

ヨガをもっともっと深めたいヨギーへ贈る、必読書5選

原点であり必読の書を分かりやすく解説「やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ」

インド哲学を学び続ける向井田みお氏がヨーガスートラを分かりやすく解説。ヨーガスートラは聖者パタンジャリによって編纂されたとされる基本の経典です。2000年以上前に書かれた哲学書は、全195個の短い言葉で成り立っており、スートラとはサンスクリット語で糸、教訓を意味します。「ヨーガとは心の働きを抑制することである」という有名な定義から始まり、三昧(サマーディ)に至るまでの方法としての8階梯(アシュタンガ)と、その思想が述べられています。

ジョブスも生涯を通して愛読した「弓と禅」

ドイツ人哲学者オイゲン・へリゲルによる、スティーブ・ジョブズの愛読書としても近年有名になった「弓と禅」は、弓道の修練の体験記であり、「弓」に息づく「禅」の精神性を描いた魂の記録とも言われています。「自我を捨て、心を無にして的を射よ」と説く師の言葉に、あらゆる道に通ずる禅の奥義を感じとり、精神集中と身体の鍛練によって、いかに「無心」となり得るのかを説いています。ヨーガスートラの8支則の、7段階目に記されるDhyana(ディアナ)のサンスクリット語の語源は禅那、禅。ヨガにも通ずる禅の奥義を学べる一冊です。

宗教も時代も超える普遍性に心打たれる「バガヴァッド・ギーター」

インドで語り継がれる大叙事詩『マハーバーラタ』に収められ、同族同士が戦うことに悩み、戦意を喪失している勇士アルジュナへ、御者を務めていた賢者クリシュナ(実は最高神の化身)が、彼を鼓舞するために説いた教え。バガバッドとはサンスクリット語で聖者や神を、ギーターは歌を意味します。インド古典の中でももっとも有名であり、ヒンドゥー教が世界に誇る聖典を、わかりやすい訳と解説でまとめられた必読の一冊です。

さらなる精神世界へ旅立とう「魂の科学」

ラージャ(王者)ヨガの解説と実践の書であり、本格的な精神世界探求の書。肉体解剖図やチャクラをカラー図でわかりやすく解説し、真我、歓喜鞘、チャクラ、心、などの全ての機能と役割を説いています。ヨーガスートラ、バガバットギーターなどの経も引用句として書かれているので、それらの哲学書を読むキッカケ、もしくは復習にも役立つことでしょう。分厚く難解な本ですが、瞑想や自己の精神成長に関心のある方にはオススメの書です。

いますぐインドに行きたくなる!?「身体にやさしいインド -神秘と科学の国の「生きる知恵」-」

読む人の全てを魅了し続けていると言っても過言ではない、インド放浪から生まれた一冊。ゼロを発見したインド、無いという状態があるという生活の叡智が、アーユルヴェーダの実践と共に書かれています。読んでいるだけでスパイスの香りと喧騒な音が聞こえてきそう。スパイスたっぷりのホットチャイと共に読むと、インド旅気分も盛り上がり、読了後にはインドに旅したくてたまらない気持ちになること間違えなしです。書き下ろしのカラーによるイラストや、本場のインド家庭料理レシピも。

いかがでしたでしょうか?古典からユニークな視点のものまでご紹介させていただきました。本を読むことはある種の旅のような経験。本の中で出会った新たな発見が更にヨガを深め、心豊かな毎日に導いてくれるかもしれません。