拡声器で叫んでいる女性

自分ばかりが損をしている!?その心は?

私って、なんだか損な役回りじゃない?そう思うことってありませんか?例えば

  • 私はこんなにしているのに、相手は何もしてくれない
  • 私はこんなに働いているのに、要領のいいあの子が認められる

相手のために動きすぎてしまうと、「自分ばっかり」と思ったり、「損する。損した」気分になったりしてしまいがちです。誰かに何かをしてあげたら、同程度のお返しが欲しいと思うのはごく自然なことですよね。これを心理学的には、「公平理論」と呼んでいます。

肉体と呼吸に意識を向けて見る

そんな時は、不満で頭が一杯になってしまって、イライラが募りますよね。その気持ちに気づいて、一旦リセットするところからヨガが始まるのです。「自分ばかりが損をしている」という気持ちをただ観察し、まずは理解してあげます。落ち着いてきたら、その意識を肉体と呼吸にシフトしてあげます。自分の好きなヨガのポーズを2つか3つ、やってみましょう。ポーズができない場面であれば、自然呼吸に意識を向けるだけでもいいでしょう。

そうして、肉体や呼吸に意識を向けているうちに、「自分ばかりが損をしている」という意識が、どこかに行っているかもしれません。初めはうまくいかないかもしれませんが、肉体や呼吸に意識を向ける練習をしていれば、うまくできるようになります。

手で構図を確かめている笑顔の女性

得していることも思い出す。ポジティブ思考

肉体と呼吸に意識が向いて、落ち着いてきたら今度は、「自分ばかりが損をしている」というネガティブな気持ちをポジティブな気持ちに切り替えていきます。損をしていると思うのであれば、逆に得をしてきたことをたくさん思い出せばいいのです。

ヨガスートラ第2章33節には、「疑念に心が妨げられる時は、それに対抗する手段を念想し続ければよい」とあります。否定的な考えで心が穏やかでない時は、肯定的な考えに変えていくようにすればいいという考え方です。気持ちがネガティブな時はなかなか気分を切り替えるのは難しいですが、時間をかけて、思い出してみましょう。意外と得をしている、してもらっているという記憶はたくさんあるものですよ。

窓際のデスクでパソコン作業に集中しているメガネの女性

損得ではなく行動することから学びがある

ヨガの聖典のひとつ、「バガヴァットギータ」にもあるように、私たちは、損得、勝負、善悪といった二極の対立に惑わされることなく、行動をすることそのものから学びを得ることができます。生きていれば、損をすることもあれば、得をすることもあるのが世の常ですよね。損をしたなと思ったら、よく頑張ったと自分自身を労ってあげればいいのです。人一倍行動したことは、あなたの血となり肉となって、その後の人生の糧になります。(やりすぎたと思えば、自分を労り断ることも大切ですね!)

そして、得したこと、してもらったことがあれば、「ありがとう」と感謝すればいいのです。心がきっと軽くなりますよ。

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